CMや電車の広告でよく見るオンライン英会話。
毎月のレッスン価格が5,000円前後という数字を見て「どうしてこんなに安いんだろう。」と思った人もいるかもしれません。
本記事では、オンライン英会話が安い理由、質が高いオンライン英会話を選ぶコツについて紹介します。
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オンライン英会話が安い理由
オンライン英会話サービスが、英会話教室よりも安い理由は以下の通りです。
- 価格競争が激しいため、質の高いサービスでも低価格
- 英会話教室ほど設備費用があまりかからないから
- 講師の出身国によっては人件費が安いから
- 生徒のレッスン消化率が低いから
それぞれの項目について、以下詳しく紹介します。
価格競争が激しいため、質の高いサービスでも低価格
近年、英会話教室よりもオンライン英会話を利用する人が増えてきました。
オンライン英会話が人気な理由は、英会話教室よりも低価格で、スマホやタブレットがあれば自宅や公園などの場所問わず、自分の都合に合わせて英会話レッスンを受講することができるからです。
そして、利用者のほとんどは「英会話レッスンを安く受けられるなら、安い英会話サービスを利用したい」と思っているはず。
そのため、オンライン英会話の業界では、各社が顧客を獲得するために、値下げ競争がより一層激しくなっています。
たとえば、DMM英会話やネイティブキャンプ、レアジョブなどの大手オンライン英会話は、1レッスン約30分で200円程度(英会話教室なら最安でも1レッスン2,000~3,000円以上)。
しかし、ただ安いだけでは利用者も継続する気になれません。
やはり講師やレッスンの質、教材の豊富さといった点も良くなけければ、他の英会話サービスを利用します(選択肢はたくさんあるので)。
そのため、オンライン英会話では「受講料の安さ」の他にも、他社との差をつけるために質の高いサービスをつけたりしています。
英会話教室ほど設備費用があまりかからないから
オンライン英会話は英会話教室に比べてると、圧倒的に設備費用が安く済みます。
たとえば、日本で英会話教室を開く場合、テナント借りたり、講師の他にも受付の人を雇ったりします。
テナントを借りれば、その広さに応じた家賃が発生。さらに「駅近」などの利便性が良い土地を借りると、家賃も倍かかるので、設備費用がかなりかかるでしょう。
しかしオンライン英会話なら別に「駅近」じゃなくても良いし、「施設を綺麗に管理する」必要ありません。
講師の個人ブースと通信環境、パソコンだけあればレッスンが良いのです。しかも、SkypeやZoomなど無料アプリを使えば、通信料金もさほどかからないでしょう。
オンライン英会話なら、そこまで設備費用をかけなくてもオンラインで授業ができるので、レッスン料も安く済むわけですね。
ただ、費用が安いオンライン英会話ならではのデメリットもあります。たとえば、自宅からレッスンを行う講師が多く、インターネット環境が悪い可能性があること。
後ほど詳しく説明しますが、そういったトラブルが起こったときに対処をしてもらえるオンライン英会話を選ぶことも大切なポイントです。
講師の出身国によっては人件費が安いから
フィリピン人講師が世界的にも英語レベルが高いのに、人件費が安いため、オンライン英会話では、フィリピン人講師を積極的に採用しています。
国家統計局国際労働機関を参考にすると、フィリピンの平均年収は約48万円(※2011年)。
日本人講師やネイティブ講師を雇うよりも、フィリピン人講師を雇った方がはるかに人件費が安く済みます。
実際に、受講費を比較すると、ネイティブ講師や日本人講師のレッスン月額相場は、月額10,000~15,000円程。
一方、フィリピン人講師のレッスン月額相場は月額6,000円台が多く、「格安」と言われるオンライン英会話サービスの多くが、フィリピン人講師を採用しています。
利用者のレッスン消化率が低いから
利用者のレッスン消化率が低いのも、オンライン英会話の受講費が安く済む要因の一つ。
オンライン英会話では一般的な人気プランとして、1日1レッスンができる「毎日レッスン」が用意されています。
たとえば「毎日レッスン」プランの受講料が月額6,000円なら、毎日欠かさず受講した場合は1レッスン200円だけど、月10回しか利用しなかったら1レッスン600円というように、レッスン消化率が低いとその分、レッスン単価が高くなります。
レッスン単価があがるからといって、講師の給料には関係ありません。
大抵のオンライン英会話では、レッスン回数に応じて講師にお給料を支払うシステムをとっていたり、講師の人気の度合いによって歩合制だったりなので、結果的に利用者がレッスンを消化しなかった分、レッスン単価が高くなって得するのは運営会社です。
それで運営側の利益が潤沢になって、その分レッスンの値段を安くできると考えることができます。
講師の就労ビザが必要なし(講師を日本に派遣する必要がない)
オンライン英会話では、講師が就労ビザを取る必要がないので料金を安く抑えられます。
たとえば、海外に住む英語講師が日本の教室で働くとなると、ビザを申請して、派遣会社と連携を取って、仲介業者とやりとりをして・・・といくつもの手順を踏む必要があります。
もちろんその過程でかかるお金は、レッスン料金に上乗せすることに。
オンラインなら、これらのステップは全て要りません。
講師は日本にくるのではなく、現地でレッスンをすれば良いので、インターネットで生徒と講師を繋ぐだけ、そのためレッスン料金が安いのです。
拠点が海外(特にフィリピンなど)の場合、諸経費が安く済むから
オンライン英会話の拠点が海外にある場合、諸経費が安く済みます。たとえば、日本より物価が安いフィリピンの例を見てみましょう。
JETROの調査資料によると”フィリピンのマニラ周辺のオフィス賃料は、月当たりの平均1平方メートル単価が994ペソ(約2,087円、1ペソ=約2.1円)”。
一方、東京の千代田区で200平米のオフィスを借りようとすると、1坪あたり30,000円ほどのお金がかかります。これを1平方メートルに直すと約99,000円。実にマニラの賃料の約47倍です。
このことから、少ない資金でも物価が安い国を選べば、立派な拠点を設立できるということがわかります。
諸経費の他に先述した人件費も安く済むので、英会話教室より安価な料金が実現できるわけですね。
(参考資料:マニラ首都圏のオフィス賃料、月当たり平均単価が12.5%上昇(フィリピン)|ビジネス短信)
安くて質の良いオンライン英会話サービスを選ぶコツは?
「安かろう悪かろう」ということわざがある通り、あまりにも安いと「サービスの質が悪いんじゃないか」と心配になりますよね。
実際、格安オンライン英会話の口コミを見ると「レッスン中、明らかに講師の態度が悪かった」「講師からの一方的なレッスンキャンセルが多い」という口コミも・・・。
サービスの質が悪いと、効率的に英語習得ができず、お金と時間を無駄にしてしまうかもしれません。
質の高いオンライン英会話サービスを選ぶコツは、以下の通りです。
- 英語教授法に関する知識や資格を持っている講師を選ぶ
- 相談窓口のようなサポートがあるか確認する
- 公式サイトが見やすさ、Q&Aなどにも目を通す
- 大手のオンライン英会話サービスを選ぶ
それぞれの項目について紹介します。
語教授法に関する知識や資格を持っている講師を選ぶ
オンライン英会話で、一人ひとり講師の質を見極めるのは難しいですが、基準の一つとして「英語教授法の保有有無」で判断することができます。
資格をもっているかどうかで確認するなら、結構簡単。
たとえば、英語教授法として有名な資格を持っている講師なら、質の高いレッスンをしてくれる可能性が高いです。
英語教授法に関する資格や英語教授法 | |
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TESOL | 英語が母国語でない人に向けた英語の教授法のこと。 厳密には資格ではないけど、英語講師や教諭を 目指す人が学ぶ、世界的に認められているスキル。 |
CELTA | 成人向けの英語講師の資格。 ギリスのケンブリッジ大学が認めている資格なので、 国際的にも評価されている。 |
DELTA | CELTAは基礎段階の講師が取る資格であるのに対して、 DELTA(デルタ)は熟練者向けの資格。 DELTAを持っている英語講師は、厳しい条件をくぐってきた 指導のプロだと言える。 |
公式サイトでよくある「講師は指導法に関するトレーニングを〇時間履修している」というのより、資格有無で判断した方がより確実です。
どんなオンライン英会話でも、上記に挙げた資格をもっている人は一定数いるでしょう。
たとえば、たくさんいる講師の中から資格などを持っている講師を探すQQEnglishでは「講師全員TESOL資格保有者」だったり、vipabcでは「講師が全員TEFLやTESOLを保持者かつ講師歴3年以上」など、採用する段階で質の高い講師を雇っているオンライン英会話を利用するという手もあります。
ただ、質の高い講師を雇っているオンライン英会話は、他に比べると受講費が高い傾向があるので、予算は少し多めにみておいたほうが良いかもしれません。
英会話教室では当然の「相談窓口」ですが、オンライン英会話では、人件費削減の観点からか、相談窓口を設けていないところ多くあります。
結論からいえば、相談窓口がある方が便利です。
たとえば「講師の都合でレッスンをドタキャンされた」「インターネットの環境が上手く接続できない」など、これらのことを窓口に相談すると、未消化のレッスンの回数を補填してもらえたり、具体的な解決方法を教えてくれます。
他にも、定期的にカウンセリングをしてもらえるオンライン英会話なら、レッスンに関する不安点や英語勉強に関するアドバイスなど、色々サポートしてくれるので安心です。
トラブルがあったときにうまく対処するためにも、サポート体制が整っているスクールを選ぶようにしましょう。
「オンライン英会話を何度も利用してきた」「もう数年利用しているので、大体のことがわかる」といった場合には、窓口がないところや慣れてきたらサポートサービスが外せるような「オプション」で用意してあるところを選ぶと良いです。
公式サイトが見やすさ、Q&Aなどにも目を通す
公式サイトを確認する上で確認したいポイントは以下の4つです。
- サービス内容は詳しく載っているかどうか(料金やレッスン、講師)
- 料金体系はわかりやすいか(支払い方法や引き落としなど)
- 解約の手続き方法や条件が記載されているか
- トラブルが起きた時の対処法はあるか
公式サイトが見づらいということは、サービス内容も分かりづらいということ。
サービスを利用するうえで「公式サイトの見やすさ」は大切です。
たとえば、コースの難易度やレッスン内容、教材の仕様は自分にとって分かりやすいものかどうかを確認したり、支払い方法は月額制なのか、ポイント制なのかなども確認します。
他にも、解約する際にはどのような手続きをするのか(電話・メール・マイページなど)も確認しておくと、やめるときにもスムーズです。
他にも、公式サイトをみて大体のサービス内容を把握したら、Q&Aも確認しておきましょう。
トラブルの対応の仕方、利用者からの質問に対する答えなど、公式サイトのページよりも「Q&A」や「よくある質問・お問い合わせ」の方が分かりやすいなんてこともあります。
大手のオンライン英会話サービスを選ぶ
大手オンライン英会話を選ぶと良い理由は、以下の通りです。
- 講師数が多いので予約が取りやすい
- 講師の口コミや評価が見られるシステムになっているところも多い
- レッスンの質を保つ仕組みがある
中小規模のオンライン英会話は、たとえば「日本人講師」や「TOEIC対策」など特化型が多いですが、大手オンライン英会話を選べば、日本人講師もいるし、TOEIC対策もできます。
要するに、大手オンライン英会話を選んでおけば、大体のことはカバーできるし、教材が豊富だったり、講師がたくさんいるので、利用者側にとってメリットが多いです。
システムもしっかりしているので、なんだかんだで大手の方が便利。
たとえば、大手と言われるオンライン英会話は、以下の通りです。
大手では対応していない場合に、中小規模のオンライン英会話で対応しているところを探すという流れの方が、よりスムーズです。
オンライン英会話は安いし、使いやすい。現代に適した英語習得方法
以前までは英語を習得するなら英会話教室が当たり前でしたが、最近では、オンライン英会話と独学を上手く併用している人が多いです。
やはり直接・対面式の英会話教室の緊張感には敵わないかもしれませんが、それでも英語でコミュニケーションをとるという意味では同じ。
やはりいつでもどこでも手軽に、低価格で英会話レッスンができるオンライン英会話は現代人のニーズに適しています。
オンライン英会話が気になっている人は、上記で紹介した質の高いオンライン英会話を選ぶコツを参考に、自分に合うオンライン英会話を探してみてくださいね。