スピークバディ(旧スパルタバディ)は、通学型の英語コーチングスクールのおよそ1/4の価格で受講できるオンラインコーチングスクールです。
学習継続率は90%。3ヶ月間、1日1時間の学習で目に見える成果が出せると謳っているスパルタバディですが、実際の口コミや評判はどうなのでしょうか。
本記事ではスピークバディ(旧スパルタバディ)のコース内容や受講料、口コミや体験談などを紹介していきます。
スピークバディの基本情報
スピークバディ(旧スパルタバディ)の運営元は株式会社スピークバディです。
以下、スピークバディの基本情報について、表にまとめました。
スピークバディの基本情報 | |
---|---|
サービス形態 | オンライン英会話 コーチングサービス |
内容 | ・カリキュラム作成 ・チャットサポート ・電話テスト ・学習進捗管理など |
料金 (税込) | 【スピーキングレギュラー】 12週/283,800円 (1か月あたり約9.5万円) 【エクスプレス】 12週/511,500円 (1か月あたり約17.1万円) |
入会費:なし | |
支払い方法 | ・PayPal ・銀行振り込み |
運営会社 | 株式会社スピークバディ |
公式サイト | https://www.spartabuddy.jp/ |
期間|3カ月(12週間)
スピークバディ(旧スパルタバディ)のコース受講期間は3ヶ月間。
個々のレベルに合わせてカリキュラムを作成し、短期間で英語力を伸ばし、学習習慣を身につけるためのサポートが受けられます。
教材|自分に合った市販の教材を選定してもらえる
スピークバディ(旧スパルタバディ)で使用する教材は、単語や英作文などの分野ごとにコーチが生徒に合わせて選んでくれます。
単語に関してはキクタンシリーズや究極の英単語シリーズ、英作文については瞬間英作文シリーズや出る単特急金のフレーズなどが使われることが多いようです。
アプリで勉強したい学習者には、後述するスピークバディ(旧スパルタバディ)やその他スピークバディ株式会社が開発した単語アプリのマジタンや英文法アプリのマジグラを利用することもできます。
学習の流れ|自分専用のカリキュラムに沿ってサポートされながら学習
スピークバディ(旧スパルタバディ)の学習サイクルは以下の通り。
- 目標設定とトレーニング
- 進捗管理
- アウトプット&フィードバック
- 定期的なレベルチェックテストの実施
まず無料カウンセリングで生徒の目標とトレーニングの方針をしっかりと話し合い、LINEのやりとりや毎週の電話コーチングで学習の進捗管理。
適切なアウトプットトレーニングとそれについてのフィードバックを受け、定期的なレベルチェックテストを実施します。
その後、新たに判明したウイークポイントや課題をもとに、目標やトレーニングをマイナーチェンジしていく、というのが基本的な学習の流れです。
課題を見つけて、その都度克服するという決まったサイクルを3ヶ月間繰り返すことで、短期間でも効率の良い学習が期待できます。
料金|12週間総額184,800円~(入会金無し)
スピークバディ(旧スパルタバディ)の料金は、以下の通りです。
コース | 総額(税込) | 1か月あたり |
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スピーキング レギュラー | 283,800円 (12週) | 約9.5万円 |
エクスプレス | 511,500円 (12週) | 約17.1万円 |
12週間ということは、約3か月で184,800円(税込)。
ひと月あたり61,600円となると、決して安いわけではありませんが、コーチングサービスとして考えるのであれば、かなり安いです。
通常、コーチングスクールは、1か月15万円以上するのが一般的ですからね。
「試しにコーチングサービスを利用してみたい」と思っている人には、ちょうど良いかもしれません。
保証制度|30日間全額返金保証あり
スピークバディ(旧スパルタバディ)には、30日間全額返金保証があります。
保証の条件については以下の通り。
- 初回コーチング日から30日以内の申請であること
- メールで退会の意思を伝え、退会日の調整を行い、その後に電話申請
- 電話申請時にサービスに満足できなかった理由などを説明
- コーチングを2回以上受けていて、15日以上の学習報告をしていること
電話で申請せずに、メールで退会意思を伝えるだけでは保証対象にならない可能性があるので注意が必要です。
また、返金保障を受けたら今後はサービスを利用できません。
保証を受けるためのプロセスに多少手間はかかりますが、返金保証があるとサービスに対する自信や本気度を感じられますね。
公式サイト:スピークバディ
スピークバディのトレーニング内容
ここからは、スピークバディで実際に行われているトレーニングの内容について紹介していきます。
毎日LINEでチャットサポート
スピークバディ(旧スパルタバディ)では、学習の進捗や疑問点はLINEを通して毎日コーチとやりとりできます。コーチからの返信は、原則的に24時間以内。
受講者はその日学習した内容を分単位で報告したり、録音した課題を提出し、コーチからは学習のアドバイスや励ましのメッセージをもらえます。
生徒の方から連絡がない時は、コーチから学習報告の催促が来ることも。コーチからのプレッシャーのおかげで学習に身が入ったという人もいます。
毎日の発音課題とフィードバック
スピークバディ(旧スパルタバディ)では、単語や長文の音読を録音してコーチに毎日提出。その音源をもとに、コーチから発音に関する細かいフィードバックを受けることができます。
発音記号やリンキング等の音声変化についての知識がない場合は、コーチがカタカナで発音を再現してくれることも。
(例)”I can cook it” → ”アイキャンクッケイッ”
できていないところを注意されるだけでなく、きれいに発音できたところや改善できたところもしっかり褒めてもらえるので、モチベーションを維持しやすいという人もいるようです。
週単位の英作文課題(1分間スピーチ)とフィードバック
週単位の課題として、いくつかのテーマの中から選んで英作文を作ったり、1分間のスピーチを録音してコーチに提出するというものがあります。
テーマとして挙げられるのは、以下のようなもの。
- 英語を勉強する理由
- 仕事のやりがいについて
- 自分の性格
- 最近うれしかったこと
- 自分の夢について
- 趣味について
こういったテーマの作文やスピーチに対して、コーチが添削や発音チェックといったフィードバックをくれます。
週に1回の電話コーチング
スピークバディ(旧スパルタバディ)の電話コーチングでは、週に1回30分程度のコーチングを受けることができます。
コーチングの内容は以下のようなもの。
- 1週間の学習の振り返り
- 今後の新たな目標設定
- LINEでアドバイスした発音などの定着チェックテスト
- 翌週の学習スケジュール調整
毎日のLINEによるチャットに加えて、実際にオンタイムで学習相談ができるのはうれしいですね。
ただし音声のみなので、面と向かってコーチングを受けたいという人には少し物足りないかもしれません。
スピークバディの特徴
ここでは他のサービスとは異なる、スピークバディならではの特徴を紹介していきます。
コース修了後にCEFR–Jを1段階レベルアップさせるのが目標
CEFRとは、ヨーロッパを中心に活用されている語学力のレベルを表す国際的な指標のこと。
CEFRは最初級のA1からA2、B1、B2、C1、C2の6段階に分かれていて、それぞれのグレードでどういったことができるのかが定められています。
(画像引用:厚生労働省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」)
たとえば、A1は英検で言えば3級程度に相当し、日常的な表現や言い回しであれば理解することができるレベル。
スピークバディ(旧スパルタバディ)ではCEFRを基準として、A1-1やA1-2といった具合に、さらに細かく12段階のレベルに分けたCEFR-Jの指標を採用しています。
スパルタバディにおける学習の成果は、CEFR-Jに準拠したオリジナルのスピーキングテストで測定。
測定項目は以下の5つです。
- 発音
- 流暢さ
- 語彙の幅、表現
- 文法の正確性
- 一貫性、まとまり
スピーキングテストは、無料カウンセリング後とコースの中間地点、コース終了後の合計3回実施されます。
スピークバディ(旧スパルタバディ)では、コース修了後に生徒のCEFR-Jのレベルを1段階あげることを目指します。
AI英会話アプリのスピークバディが無料で使える
(画像引用:アップルストア)
スピークバディ(iOS、Android)はAIを使ったスピーキング学習ができるアプリ。
有料アプリで1ヶ月の利用料が通常1,950円(税込)かかりますが、スパルタバディの受講中は無料で使うことができます。
インストールした後に、音読などの簡単なスピーキングテストを受けてレベルチェック。レベルはスパルタバディと同様、CEFR-Jに準拠しています。
コースはビジネス英会話、日常会話、おもてなし英語など全10コースから選択可能。
各コース、シチュエーションごとにAIのキャラクターと会話を進めていき、スピーキングの流暢さや発音、構文を学ぶことができます。
他社のコーチングスクールに比べて料金が安い
一般的な英語コーチングスクールの相場は3ヶ月で45万円〜60万円ほど。
英会話レッスンや直接対面のコーチングはありませんが、スパルタバディのコスパはかなり高いと言えるでしょう。
しかし、同じく完全オンラインであるスタディサプリのコーチングプランは3ヶ月68,000円なので、それと比べると少し高めの受講料となっています。
無料カウンセリングはZoomで行われる(30分程度)
スピークバディの無料カウンセリングは、Zoomを使って30分程度。英語学習についての相談が受けられます。
カウンセリングでは、受講者ひとりひとりの現状や目標を把握。目標がない受講者でも、カウンセラーと相談してTOEICスコアや英検の取得などの目標を提案してもらえます。
無料カウンセリングの時点でも、自分の苦手分野を克服するための学習方法などについての相談を受け付けてもらえるので、事前に自分が聞きたいことを控えておくといいかもしれません。
コーチはあえてバイリンガルの日本人
スピークバディのコーチはTOEIC900点以上、英検1級などの基準をクリアしている日本人を採用しています。
苦労なく英語を話せるネイティブスピーカーや帰国子女ではなく、今まで試行錯誤して英語を身につけてきた人を選んでいるのが特徴です。
生徒の学習に寄り添えるという意味では、単純に英語が上手に話せるだけの人を集めるより理にかなっていると言えるかもしれません。
英語を教わるならネイティブがいいという希望がある人は、別のサービスを探した方がいいでしょう。
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1日1時間程度の学習だから続けやすいけど、ペラペラにはならないかも
多くのコーチングスクールでは1日に3時間程度の自主学習を求めていますが、スピークバディ(旧スパルタバディ)の学習時間は1日1時間ほど。
仕事のない日や週末には1日2時間が好ましいとしていますが、それでも他社と比べると少なめです。
これは、忙しい社会人にとって1日に3時間の学習時間確保は困難であり、むやみに学習時間を増やすよりも良質な1時間の学習を継続して行うことが大事という考え方から。
たしかに毎日3時間の学習と言われたらげんなりしてしまいますが、1時間ぐらいならなんとかなりそうという人もいるでしょう。
しかし、公式サイトにも書かれていますが、日本人が英語を習得するまでに1,000時間かかるといわれています。
1日1時間の学習を3ヶ月こなした場合、コース期間中の学習時間はトータルで90時間ほど。
学習のスタート地点にもよりますが、コース修了後に英語がペラペラになっていることはないと考えておいた方がいいでしょう。
スピークバディのサービス内容まとめ
スピークバディのサービス内容についてまとめました。
スピークバディのまとめ
- オンラインのみで受講できる英語コーチングスクール
- 1日の学習時間は1時間ほど
- 受講料は他のコーチングスクールと比べて安い
- 30日間の全額保証制度あり
- 毎日LINEでコーチに学習相談ができる
- 有料の英語学習アプリ「スピークバディ」が無料で使える
- 週1回の電話コーチングが受けられる
- コーチは日本人バイリンガル
コスパの高いコーチングスクールを探している人、無理なく英語学習を習慣化したいという人は、スピークバディ(旧スパルタバディ)の無料カウンセリングを受けてみてはどうでしょうか。
公式サイト:スピークバディ(旧スパルタバディ)