昔は外国人を見ると珍しくてつい見てしまったものですが、今の日本ではもう珍しくもなんともありません。
これからの時代は英語を話せないとまずいという意識は小学生にすらあり、今や英会話を習うのも普通の時代になりました。
最近ではオンライン英会話を始める人も増えているため、通学タイプの英会話教室に通うメリットは何だろうと疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、英会話教室に通学するメリット・デメリットを詳しく紹介します。
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通学タイプの英会話教室に行くメリット・デメリット
仕事で英語を使うビジネスパーソンや、留学を考えている学生など、英会話教室に通っている人の目的は様々です。
ただ英会話教室に通わずとも、自分で参考書を買って学習したり、無料アプリやYouTubeなどで学ぶなど、独学で英語力を上げる人も中にはいます。
沢山の選択肢がある中で、あえて英会話教室に行くメリットは何なのでしょうか。
通学タイプの英会話教室に行くメリット
まずは通学タイプの英会話教室に行くメリットからみていきましょう。
- コーチングスクールに比べて料金が安い
- オンラインではなく対面なので講師やカウンセラーとの距離が近い
- ネイティブ講師が担当することが多い
- カウンセラーにいつでも相談できる環境
- グループレッスンなどで友人ができ、モチベーションも保ちやすい
- レッスン時間が決まっていて通わなければいけないため長期的な継続に繋がる
- 自分に合ったコースを受けていればある程度まで英語力が上がる
- 発音が上手くなりやすい
- 新たな出会いがあることも
詳しく説明します。
コーチングスクールに比べて料金が安い
やはり習い事をする上で一番気になるのは経済面だという人が大半です。習いたい気持ちは山々でも、生活を崩さないためには自己投資できる金額は限られますよね。
英語力を抜群に上げると謳っている、短期集中型のコーチングスクールの場合、確かに英語力が飛躍的に上がっている人は多いですが、その代わり出費額も相当なもの。
3カ月の総額で50万円を超えるところも多いです。
それに比べると通学タイプの英会話教室は、月1万円~高くても1万5千円程度のところがほとんど。1カ月あたりの支払い額に無理がないので、続けやすいというメリットがあります。
経済的な面でいうと負担が少ないに越したことはないですよね。
オンラインではなく対面なので講師やカウンセラーとの距離が近い
対面でのレッスンやカウンセリングを受けられることもまた、通学タイプの英会話教室ならでは。
画面越しのレッスンやカウンセリングといった、オンラインレッスンにはない親近感が、講師やカウンセラーとの距離を縮めてくれます。
オンラインの場合、どうしても時間をきっちりと守らないといけないため、レッスン前後のフリートークなどはありません。対面の場合は、レッスン時間前に講師が来てスモールトークをしたり、休憩中にすれ違った講師やカウンセラーと話す機会もあるものです。
実際に面と向かってレッスンを受けるのと、画面上でしか会わないのでは、やはり親近感が違いますよね。
ネイティブ講師がレッスンを担当することが多い
通学タイプの英会話教室に多いのが、ネイティブ講師を採用していること。
もちろんスクールによっても異なりますが、多くの英会話教室(特に大手)ではネイティブ講師がレッスンをしてくれます。
がちがちの初心者であれば、最初は日本人講師からレッスンを受ける場合もありますが、せっかくお金を払って英会話教室に通うのなら、やはりネイティブ講師と話すことに価値があると思う人は多いはず。
オンライン英会話の場合、特にリーズナブルな料金のスクールでは、フィリピン人講師など英語を第二言語として勉強してきたケースがよく見られます。
絶対ネイティブ講師から教わりたいという人は、英会話教室に行くのが手っ取り早いでしょう。
カウンセラーにいつでも相談できる環境
英会話教室には必ずカウンセラーがいます。
自分の目的に合ったコースや学習カリキュラムを提案して貰うことができるのはもちろん、学習のことでつまずいたり、レッスンについての要望や不安な点なども全てカウンセラーに相談できる環境です。要するに一人で悩む必要がありません。
これがオンラインの場合、「これについて聞きたいけど、わざわざメールで聞くほどでもないし…」という風に、一言聞くだけで解決できることができないことも多いもの。時間を取ったら悪いという気もしてきます。
しかしスクールに行けばいつでもカウンセラーに会えるので、今のコースのままで大丈夫か、自分には何が足りないかなどその場で詳しく聞くことができるのはメリットでしょう。
グループレッスンなどで友人ができ、モチベーションも保ちやすい
教室の仲間に刺激され、学習意欲が高まるもの通学タイプのメリットです。
英語に限らず何事もそうですが、一人で黙々と学習を続けるのは難しいもの。
英会話教室に行けば、英語学習に意欲的な人はこんなにいると改めて実感するので、自分のモチベーションアップにも繋がります。
レベルの高い人は目標になり、同じレベルの人は良い意味でライバルといったように、お互いに刺激し合える環境と言えるでしょう。
レッスン時間が決まっていて通わなければいけないため長期的な継続に繋がる
通学タイプの英会話教室は、レッスン時間が決まっているため嫌でも行かないといけないこと。
ある意味自由が利かないですが、逆に「行かないと…」という気持ちが長期的な継続に繋がります。
自分の好きな時間に、好きなタイミングでレッスンが受けられるオンライン英会話の場合、自分に甘くなりがちで「今日はさぼっちゃおう」となりがち。
その点、さぼり癖がつきそうな人は、半強制的に通わなければいけない通学タイプの方が効果があるでしょう。
自分に合ったコースを受けていればある程度まで英語力が上がる
独学で英語を学ぼうと思っても学習計画を立てるのが難しい、立てたはいいけど上手くいかないなんてことはよくある話。
学習計画を練るのが得意で、一度やると決めたらとことん打ち込むタイプの人であれば問題ないでしょうが、ほとんどの人は学習計画を立てるのが苦手ですからね。
その点では、英会話教室には独自のカリキュラムやオリジナルの教材があり、その通りに進めていけば一定のレベルに到達できるようになっているから安心。
教室に通ってさえいれば、黙っていてもカリキュラム通りにレッスンは進みますし、一定のレベルに到達できるための教材も使えるのですからありがたいですよね。
発音が上手くなりやすい
オンライン英会話でも発音矯正に力を入れているスクールもありますが、画面越しに講師の唇や舌の動かし方をじっくり見るのは正直なかなか難しいもの。やはり生で見たり間近で聞くのとは違います。
一方通うタイプの英会話教室の場合、講師の口の動きを生で見れますし、直接発音の指導をしてもらえるのはメリット。
ただグループレッスンの場合、一人一人の発音を指摘してもらうことがはほとんどないので、マンツーマンレッスンでないと厳しいでしょう。
ネイティブ講師の口の動きをしっかりと見ながらアドバイスを受けることで、発音が上手になる人も多いようです。
新たな出会いがあることも
英会話教室に通っている人たちは仕事も年齢層もばらばら。通わなければ一生交わることのなかった人たちが沢山います。
グループレッスンで毎回メンバーが固定されていないスクールの場合、レッスンごとに初対面の人と会うため、新たな出会いがあることも。
たまたま同じレッスンを受けたのがきっかけで仲良くなり、一生の友人と呼べるようになったり、結婚相手に出会ったなんて人も少なくないようです。
出会いがある英会話教室の選び方!大学生や社会人との出会いがあるおすすめの英会話教室はどこ?
通学タイプの英会話教室に行くデメリット
次に通学タイプの英会話教室に行くデメリットを紹介します。
- 天候や立地次第で通うのが面倒になる
- オンライン英会話より授業料が高い
- 長期的に英語力を上げるため急速な向上は期待できない
- 安めのプランは固定予約制なので振替などの融通が利かないことも
- 英会話教室に行くことが目的になってしまう人も多い
詳しくみていきましょう。
天候や立地次第で通うのが面倒になる
通学タイプの英会話教室の場合、悪天候の日は行きたくなくなり、立地が悪い場所だと行くまでがかなり面倒に感じてしまうのがデメリット。
特に通学・通勤ルートにないスクールに通っている場合、レッスンは楽しいけど行くまでがしんどいと感じる人が多いでしょう。
オンライン英会話より授業料が高い
通学タイプの英会話教室は、教室の場所代や運営費などのコストが高く、さらにネイティブ講師を採用しているスクールだと、オンライン英会話に比べて授業料が高いのがデメリット。
フィリピン人講師など、コストを抑えて授業料をカットしているオンライン英会話と比べると、授業料が2倍になることも珍しくありません。
将来のための自己投資だと思えるかどうかは、予算次第というところですね。
長期的に英語力を上げるため急速な向上は期待できない
全く英会話教室に通いもせず、独学もしていない人に比べれば、英会話教室に行っている人の方が英語力が高くなるのは間違いありません。
ただ通学タイプの英会話教室の場合、長期的に英語力を上げるようなカリキュラムになっていることが多いので、たった数カ月通うだけでは英語力の向上は見込めないのも事実です。
そのため、すぐにでも話せるようにならないと仕事に支障が出る…という人は、コーチングスクールのほうがいいでしょう。
専属コンサルタントに自分だけのカリキュラムを作成してもらい、自分に合った学習法でがっつり管理、サポートしてもらえるので数カ月で英語力が向上している人が多いからです。
安めのプランは固定予約制なので振替などの融通が利かないことも
英会話教室のプランの中でもリーズナブルなものを選ぶと、レッスン開始時間や曜日が決められている「予約固定制」がほとんど。
そのため当日キャンセルした場合は振替ができなかったり、振替できるのは月に〇回までと決められているなど融通が利かないことも多いです。
実際に当日キャンセルの電話をしたら、「振替ることができないため1レッスン分欠席扱いとなります」と言われてしまい、お金をドブに捨ててしまったような気持ちになったことがあるので注意しましょう。
英会話教室に行くことが目的になってしまう人も多い
英会話教室は時間の融通が利かないので、お金を無駄にしたくない」という気持ちから、何としてでも通うということが目的になってしまう人も多いです。
そのため「英語力を伸ばしたい」という気持ちよりも「行けた」「きちんとレッスンを消化した」という気持ちの方が強くなり、それだけで満足してしまって自分で勉強せずに終わってしまうという人もいるでしょう。
本来の目的から逸れてしまっては、英語力が伸びにくくなってしまうので注意が必要ですね。
通学タイプの英会話教室はこんな人に向いている
通学タイプの英会話教室についてまとめると、以下の通りです。
通学タイプの英会話教室のまとめ
- オンライン英会話より高いが、コーチングスクールより安い
- 対面レッスンだから講師との距離が近い
- 相談ごとはカウンセラーにタイムリーにできる
- レッスンはネイティブ講師が担当することが多い
- 安めのプランは固定予約制だから予約変更などの融通が利かないこともある
- 通わないと行けないからある意味続けやすいが天候次第で行くなのが面倒になる
- 他の生徒からの刺激が多く仲間ができやすい
- 長期的なカリキュラムが多いので短期的な英語力向上は見込めない
通学タイプの英会話教室が向いている人はこんな人です。
- 急ぎでなく長期的に継続して英語を習いたい人
- ネイティブ講師から習いたい人
- 英語仲間がほしい人
- 通勤、通学途中にあるスクールに行ける人
- 曜日や時間が固定でも問題ない人
- 経済的に無理なく習い続けたい人
特に仕事をしていて、教室から提案された日時でレッスンを受講することも問題ないという人や、人と交流するのが好きという人には、通学タイプの英会話教室がおすすめです。
他にも、マンツーマン専門英会話教室のメリット・デメリットについて、以下の参考リンク記事を読んでみてくださいね。