産経オンライン英会話は「産経オンライン英会話Plus(以下、プラス)」に名称を変更し、2021年5月から新しいサービスに1本化されています。
産経オンライン英会話を検討している人、今現在契約している人にとっては、従来のサービスと比べてどのように変わるのか気になるところですよね。
本記事では産経オンライン英会話プラスの料金や特徴など、わかりやすく解説します。
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産経オンライン英会話Plusの基本情報
(画像引用先:産経オンライン英会話Plus)
産経オンライン英会話Plusの基本情報は、以下の通りです。
産経オンライン英会話Plusの基本情報 | ||
---|---|---|
スクール形態 | オンライン英会話 | |
レッスン形態 | マンツーマン | |
エリア | 全国 | |
料金 | 月10回/月額4,620円 1日1回/月額6,380円 1日2回/月額12,100円 | |
入会費:なし 教材費:無料(一部有料) | ||
オプション | ・短期集中コーチング ・TOEIC対策eラーニング ・メールライティング ・キャビンアテンダント面接対策など | |
支払い方法 | クレジットカード(デビットカード) | |
公式サイト | 産経オンライン英会話Plus |
従来のサービスとの違い
従来のサービスと、今回新しく変わった産経オンライン英会話プラスの違いを簡単にまとめると以下の通りです。
- コイン制で、余ったコインの翌月持ち越しや家族でコインを分け合えるようになった
- スカイプを使わずに独自ツールの「レッスンルーム」からログインができるようになった
- フィリピン人講師以外にも、日本人講師やネイティブ講師を自由に組み合わせて選べるようになった
- 1日のレッスン回数や同時予約できるレッスン数など自由にカスタマイズできるプランができた
- 無料のオリジナル教材も使用できるようになった
- 英語だけでなく中国語も学べるようになった
- コーチング型の短期集中プログラムなどオプションメニューが追加された
- PayPalと銀行振込の支払いができなくなった
レッスン形態・時間・受け方
産経オンライン英会話Plusのレッスン形態は、変わらずマンツーマンレッスンです。
レッスンは1コマ25分間。これまでの「Skype(スカイプ)」を利用するレッスンではなく、独自ツールでブラウザからログインができるので、わざわざスカイプをインストールする手間が省けます。
スマホやタブレットはもちろん、自分以外のパソコンでなくても指定されているブラウザ(Google ChromeやSafariなど)があればレッスンを受けられるのは便利ですね。
レッスン開始5分前になるとマイページに「受講開始」ボタンが出るので、ボタンを押して「レッスンルーム」に入って待つだけ。時間になると講師が現れます。
できればWEBカメラの使用を推奨してはいますが、ビデオ通話を希望しない場合は音声だけでレッスンを受けてもOKです。
ただ気をつけなくてはいけないのは、レッスン前に産経オンラインのサイトにログインして、テキストをダウンロードしておかなくてはいけない点。
講師とのチャット画面からはテキストを見ることができないので、レッスン前にテキストを開いておく必要があります。
スクールによってはチャットしながらテキストを見ることができるので、この点は不便ですね。
コース・カリキュラム
産経オンライン英会話Plusでは目的別に以下のレッスンを受けられます。
- 日常英会話
- 中国語会話
- ビジネス英会話
- TOEIC対策
- 大学入試外部検定試験対策
- 英検@二次試験対策
- 職業別英会話 (タクシー、レストラン、小売店)
- ニュースディスカッション
- 中学英語(学校教科書準拠)
- GACT(レベル認証テスト:1回25分)
日によって「今日は中国語、明日はTOEIC対策」とレッスンを変更できたり、以前やったレッスンを再度受けるといったこともOKです。
TOEIC対策は、講師と問題を解いていくのがベース。もちろん苦手なセクションだけを行うのもOKです。リスニングについては、講師がスクリプトを読み上げ、生徒が聞いて答える形式となっています。
レッスン予約のときに講師へのメッセージ欄に「テキストの開始ページ」を入力しておくと、そのページからスタートする仕組みです。
講師選択の際に「得意教科部分」のTOEICにチェックを入れると、対応慣れた講師が担当になります。
またその他にもオプションで以下のプログラムが受けられます。
- TOEIC対策eラーニング
- メールライティング
- キャビンアテンダント面接対策
- CASEC
CASEC(キャセック)は日本英語検定協会が開発した実力チェックテストで、試験時間は約40~50分。
ネット上で24時間受験可能ですが、3,600円かかります。有料の方は何度でも受けようという気にはなりませんが、コースの途中や最後の方に力試ししてみるのも良いですね。
プラン別料金(料金一覧表)
産経オンライン英会話Plusの基本料金は、以下の通りです。
産経オンライン英会話Plusの料金(税込) | ||
---|---|---|
プラン200 (月10回レッスン) | 4,620円 | ・200コインの付与 (予約回数上限/10回) |
プラン620 (1日1レッスン) | 6,380円 | ・620コインの付与 (予約回数上限/月31回) |
プラン1240 (1日2レッスン) | 12,100円 | ・1240コインの付与 (予約回数上限/月62回) |
上記の表にある通り、産経オンライン英会話Plusでは、月に受けたいレッスン回数に応じて、プラン選ぶ形になります。
また、ここで説明したいのが産経オンライン英会話Plusの「コインシステムについて」です。
産経オンライン英会話Plusでは、プランに応じて毎月付与される「コイン」を使って、レッスンを予約するシステムになっています。
つまり、レッスンを受講するにはコインがないとだめなのです。
若干面倒な気もしますが、オンライン英会話だと、こういったシステムにしているところも少なくありません。
【コインの使い方】
- フィリピン人講師の予約=20コイン
- 日本人講師・ネイティブ講師の予約=300コイン
- 1日の上限を超えてレッスンをしたい場合=1回あたりに消費するコインを2倍
たとえば、フィリピン人講師を予約する場合、プラン620の場合の1か月の予約できるレッスン回数の上限は月31回。
プラン1240の場合は月62回といった感じです。
日本人講師・ネイティブ講師を予約すると1回300コインなので、プラン620だとレッスンは月2回。プラン1240だと、月4回とかなり少なくなりますね。
産経オンライン英会話Plusの受講料自体は、一般的なオンライン英会話でいう「標準」ですが、「基本的に、日本人講師やネイティブ講師のレッスンを受けたい」という人は、正直、他の英会話サービスを検討した方が安く済むでしょう。
【徹底比較】オンライン英会話スクールのおすすめランキング、料金だけではなく講師やカリキュラムも要チェック
最新キャンペーン情報
現在、実施しているキャンペーンはありません。
ただ、英会話も中国語会話も4回まで無料レッスン可能です。
内訳はフィリピン人講師とのレッスンチケットが2枚、日本人または外国人講師とのレッスンが1枚、中国語会話のレッスンが1枚となっています。
自動的に料金が発生することはないので、気になっている人は利用してみると良いかもしれません。
教材
産経オンラインプラスの公式サイトでは教材を一部公開しています。
以下は日常英会話の初級レベルのテキストです。(一部抜粋)
(引用:産経オンライン英会話Plus)
1番目の「おはようございます。」をクリックするとこんな感じ。
(引用:産経オンライン英会話Plus)
テキストは2ページで、主に「会話(Dialog)、語彙(Vocabulary)、今日のポイントなるフレーズ(Language Focus)、練習(Activity)、ヒント」で構成されていてます。
1レッスン25分しかない割には結構なボリュームが詰まっているように見えますね。
なお教材費はTOEICは有料ですが、それ以外はすべて無料です。
また「オンライン英会話トーク集」という教材が別にあり、「〇〇は英語で何と言いますか?」などの基本的な質問の仕方や、トラブルがあった際の伝え方が載っています。(いわゆる基本的な定型文)
特に初心者の場合はレッスン前にダウンロードしておくと便利でしょう。
公式サイト:産経オンライン英会話Plus
産経オンライン英会話Plusの特徴
(引用:産経オンライン英会話Plus)
ここからは、産経オンライン英会話プラスならではの特徴をさらに詳しく解説していきましょう。
毎回のレッスンごとに自由にコースを変えられる
スクールによっては、あらかじめコースが決まっているので、たとえば日常英会話コースを選んだ人が次回はTOEICコースを受けるということができません。
しかし産経オンライン英会話プラスでは、レッスンごとに違ったコースを選ぶことができます。
中国語会話が学べるオンライン英会話は珍しい
産経オンライン英会話Plusでは新たに中国語会話も学べます。
英語の次に必要なのは中国語だと言われている現代、いち早く中国語をマスターして周囲を驚かせるのもいいですね。
産経新聞の記事を使った教材がある
産経といえばやはりイメージは新聞。新聞の記事を基にした教材があるのが特徴の一つです。
新聞記事というとあまり興味がそそられないという人もいますが、海外のニュースではなく、英語で書かれた日本国内のニュース記事を使用します。
(引用:産経オンライン英会話Plus)
身近な話題を英語で話せる力をつければ、就活で英語力をアピールしたり、仕事でも時事ネタを話してポイントを上げることができそうですね。
オンライン英会話でコーチングプランがあるのは珍しい
コーチングスクールはたくさんありますが、オンライン英会話でコーチングプランがあるスクールは少ないほうです。
コーチングプランはオプションとして2~3カ月行うプログラムなので、料金は基本プランに足される形になります。
プログラムの特徴は以下の点。
- レベルチェックテスト2回(CASEC SPEAKING)
- 初回カウンセリング
- コンサルタントによる学習プラン設計
- 進捗チェックカウンセリング(週1回の面談7回or11回)
- アプリ学習(学習管理)
- 自分に合った講師リスト
- 日本語で質問無制限OK
要するに日本人のコンサルタントが目的に合わせたプランを作成し、面談などのサポートを受けながら、家で与えれた課題を解いて英語力アップを図るというものです。
一般的なコーチングスクールに通った場合、約16万~22万円くらいかかるので、それに比べると安価に感じますね。
フィリピン人、日本人、ネイティブ、中国人講師を選べる
講師の種類が豊富なのも産経オンライン英会話プラスの特徴。
これまではフィリピン人講師一択だったのですが、選択肢がかなり広がりました。
AIを活用した発音自習サービスが無料で利用できる
(引用:産経オンライン英会話Plus)
「Aispeak」といった発音自習サービスが利用できるのも特徴の一つ。
Aispeakでは以下のことができます。
- 発音テスト:表示されたテキスト、単語を発音し判定
- シャドーイング:音声を聞き取って発音し判定
- ディクテーション:音声を聞き取って、空欄部分にタイプし単語の綴りを判定
日常英会話とビジネス英会話について、初級~中上級までレベル別にコースが分かれています。
今は無料ですがそのうち有料化するなんて話もあるので、無料のうちに活用したいですね。
レッスンで講師に発音を指摘してもらえる
先ほども言いましたが、産経オンライン英会話プラスでは発音を重視しています。
レッスン中に気になる発音があればその都度指摘してくれますし、レッスン後のレポートにも、気になった発音についてアドバイスがあります。
料金は大手オンライン英会話と比べても安い
産経オンライン英会話Plus他社の料金を比較してみました。
月額 | レッスン回数 (1回25分) | |
産経オンライン 英会話Plus | 6,380円 | プラン620 1日1レッスン |
DMM英会話 | 6,980円 | スタンダードプラン 1日1レッスン |
レアジョブ | 7,980円 | 日常英会話コース 1日1レッスン |
ネイティブ キャンプ | 7,480円 | プレミアムプラン 1日レッスン回数無制限 |
料金は他社と比べてやすいのが特徴。。
ただ1日1レッスン以上受ける場合はプラン1240だと毎月12,100円(税込)かかってしまうので、レッスン回数が無制限のネイティブキャンプの方がお得といえるでしょう。(コースによって教材費がかかりますが。)
講師の評価が分からない
スクールによっては講師のこれまでのレッスン回数などが載ってたり、評価を載せていたりする場合がありますが、産経オンライン英会話ではそれがありません。
ですから「この講師は質が高い」というのが分かりにくいのが難点。
「この講師はどうだろう…」と毎回さぐりさぐりになります。
公式サイト:産経オンライン英会話Plus
産経オンライン英会話Plusに関するQ&A
産経オンライン英会話に関するQ&Aをみていきましょう。
レッスンは何時から何時まで受講できる?(営業時間)
営業時間は毎日朝5時から深夜1時まで。
朝活にも対応しているので忙しいビジネスマンでも利用できます。
余ったコインの持ち越し、家族に分け合えるって本当?
余ったコインは翌月に持ち越したり、家族に分けあうこともできます。
レッスンの予約・キャンセル・遅刻は何時まで?
予約はレッスン開始5分前まで、キャンセルは60分前までに行うとコインが返還される仕組みです。
キャンセル申請をしないまま、欠席した場合は、コインが戻らないので注意しましょう。
またレッスンに5分以上遅刻すると欠席扱いになります。
レッスンの予約はマイページから、講師の条件(性別や年齢、日本語レベルなど)を指定することができますが、人気の講師は予約が埋まっているケースが多いので、前もって予約するのがおすすめです。
休会・退会は即日できる?
産経オンライン英会話では、アカウントを残したまま休会することができます。再開期限がないので、いつ再開してもOK。
ただ退会については、有効期間を残して退会希望を出した場合でも、決済日前日まではレッスンの利用が可能になるので、即時退会ができない点には注意が必要です。(ちなみに退会申請のキャンセルも決済日前日までOK)
退会すると、所持しているコインやチケットは退会予定日の翌日に全て消去される仕組みとなっています。できれば所持しているコインは使いきって退会したいところですね。
退会方法
- マイページへログイン
- 右上の「名前ボタン」をクリックし「登録情報の管理」を選択
- ページの下部にある「プランの解約・退会のご案内」をクリック
産経オンライン英会話Plusの口コミ・評判・感想
産経オンライン英会話プラスはまだ始まったばかりなので口コミはほとんど見つかりませんでした。
従来の産経オンライン英会話に関する評判を見てみましょう。
【口コミ】
- オンライン英会話はいつもDMMだったから今日は他を試してみようと『産経オンライン英会話』へ😙講師は多くないけど、30分後に受けれるレッスンを検索したら数人ヒット☺︎若いフィリピンの先生で、息継ぎ忘れるほどの高速弾丸トーク💨謎の身振り手振りもあって終始爆笑🤣やっぱり英会話楽しい
- ちょっとここで産経オンライン英会話を擁護wしますが、私が産経に固執したのは、素晴らしい講師がいるからです。お気に入りの講師ばかりにレッスンを受けていますが、以前は教師だったという経歴からか、本当にレッスンや教材の選び方が素晴らしいから。
- 産経オンライン英会話を始めて2ヶ月経過。感想としてはDMM英会話より講師の質が平均的に高いと感じています。文章や発音を素早く正しく直してくれたり、レッスン後のノートをきちんと作ってくれたり、聞き上手な講師が多い。でもiKnow!のような語彙力アプリはないので、推しは依然DMMかなぁ。
- クーポン使いたいんだけどPayPal払いができる #オンライン英会話 意外と少ない。産経オンライン英会話はPlusのほうに興味あったんだけどPlusはPayPal払いできないっぽい
- なんでだ?と思ってあれやこれやと試してもダメ。それで問い合わせしたら、システムのバグで今までネイティブ予約出来てたけど、本来はできないので、バグを修正しましたとの回答。
いや、百歩譲ってシステムのバグで本来ネイティブは予約できませんはわかる。なんでその連絡が一切ないわけ? - 【体験レビュー】産経オンライン英会話/価格コム24位/25サイト中/4回体験レッスンの結果→終了間際のレビューがなく、ただ教材をこなす、話すだけになってしまう。講師への指導がなされていないのかも。他のフィリピン系オンライン英会話に言えるが、音質、画質は悪いことあり。
良い口コミもあれば、支払い方法がクレジットカードのみになったことやレッスンの質に不満そうな声もありました。合っているかどうかは人それぞれですね。
産経オンライン英会話Plusの料金、体験談、口コミまとめ
本記事のポイントをまとめました。
産経オンライン英会話プラスのまとめ
- 他のスクールと比べて料金は平均的
- レッスンごとにコースが自由に選べる
- レッスン回数の上限や予約回数を自由にカスタムできるプランがある
- 発音を重視していて指摘が細かい、発音学習ツールもある
- 産経新聞を基にした教材がある
- 講師はフィリピン人、中国人、日本人、ネイティブを選べる
- レッスン料:月額6,380円(税込)か月額12,100円が基本
産経オンライン英会話プラスは、こんな人におすすめです。
- 自分の都合に合わせたカスタムプランで受講したい人
- 色んなジャンルの英語を習いたい人
- 中国語を習いたい人
- 早朝5時や夜の24時以降にもレッスンを受けたい人
- 色んな講師でレッスンを受けたい人
- 発音をしっかり学びたい人
- 最新の時事ネタを英語で話したい人
産経オンライン英会話プラスは、カスタムプランや講師の選択肢の幅を広げるなど、さらに柔軟に対応してくれるようになりました。
体験レッスンが無料で2回まで受けられるので、気になる人は受けてみましょう。
公式サイト:産経オンライン英会話Plus
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