知育玩具「ピタゴラスひらめきのプレート」は、プレートが磁石でくっつくおもちゃです。
もともとは、数学の先生が図形や立体を分かりやすく教えるために作った教材から生まれた知育玩具で、空間認識能力を養うこともできます。
この記事では「ピタゴラスひらめきのプレート」の特徴や価格、パーツの内容、メリットについてまとめました。
後半では、100均の材料でピタゴラスプレートを手作りする方法も紹介していますので、知育玩具を手作りしてみたいという方は、ぜひ参考にしてください。
ピタゴラスひらめきのプレートとは?
(引用:ピープル公式サイト)
「ピタゴラスひらめきのプレート」は、ピープル株式会社が販売している知育玩具です。
ピープルは、「いたずら1歳やりたい放題」や「たんぽぽのぽぽちゃん」、「お米のおもちゃ」などの乳幼児向けおもちゃなども販売しています。
まずは「ピタゴラスひらめきのプレート」の詳細を見ていきましょう。
辺が磁石でくっつく正方形や三角形の図形を使って立体を作れるおもちゃ
ピタゴラスひらめきのプレートは、図形の辺同士が磁石でくっつくようになっているプレートのおもちゃです。
正方形や正三角形などのカラフルなパーツがセットになっていて、パーツ同士を組み合わせることで、建物や動物など、様々な立体物を作ることができます。
価格
「ピタゴラスひらめきのプレート」の公式価格は13,200円。
ただAmazonであればそれよりも安い料金で購入できます。
中古品の場合、パーツが足りない、傷や汚れがあるといった可能性もあります。
消毒済みの場合もありますが、購入後は一度自分で丁寧に消毒すると安心です。
パーツの種類
「ピタゴラスひらめきのプレート」のセット内容は以下の通りです。
(引用:ピープル公式サイト)
- 大きい四角 4枚
- 小さい四角 12枚
- おむすび三角 14枚
- サンドイッチ三角 14枚
- とんがり三角 10枚
- 穴あき三角 2枚
- 穴あき四角 1枚
- ドアパーツ 1枚
- 耳パーツ 2枚
- トンネルパーツ 1個
- くるまパーツ 1個
なお、セットの中には「遊び方ガイド」も一部入っています。
「ピタゴラスひらめきのプレート」のメリット
「ピタゴラスひらめきのプレート」のメリットをまとめました。
- 図形を裏返しても反発しないので組み立てやすい
- 子どもの小さな手でも扱いやすい
- イメージしにくい空間図形の理解に繋がりやすい
- 遊び方ガイドをヒントに複雑な形にも挑戦できる
順番に見ていきましょう。
図形を裏返しても反発しないので組み立てやすい
磁石の力を利用したおもちゃの中には、向きによって磁石同士が反発してしまい、うまく組み合わせることができないものもあります。
幼児は、磁石の力関係を理解するのが難しいこともありますよね。
その点「ピタゴラスひらめきのプレート」では、図形を裏返して使っても反発しないようにできていて、子どもでも扱いやすくなっています。
子どもの小さな手でも扱いやすい
「ピタゴラス」シリーズは、対象年齢が低いものだと1歳から遊べるものもあります。
1歳の小さな手でも持ちやすいよう、6mmという薄さにこだわって設計されているのがポイント。
イメージしにくい空間図形の理解に繋がりやすい
空間図形を理解するには、空間認識力や想像力など、様々な能力が必要となります。
立体的なものを平面で捉える必要があるため、発達段階にある子どもの脳ではイメージするのもなかなか難しいです。
実際、小学校や中学校の授業でも、この空間図形がカリキュラムに入ってくるのです。
「ピタゴラスひらめきのプレート」は、表裏にそれぞれカラフルな色がついており、「手前と奥が対応している」「立体を開いた時の展開図はこうなる」など、位置関係を捉えやすくなります。
子どもの頃から「ピタゴラスひらめきのプレート」を使って遊ぶことで、空間図形を理解するための土台を作ることができるでしょう。
遊び方ガイドをヒントに複雑な形にも挑戦できる
1歳のうちはまず平面で遊ぶので十分楽しめます。床に並べたり、ボードに重ねたりしたりするのもいいですね。
慣れてきたら、付属の「遊び方ガイド」を参考に、立方体などの簡単な立体に挑戦していくのがおすすめです。
徐々にごっこ遊びの土台や乗り物、建物、動物などの高度な作品が作れるようになっていきます。
最終的には親が教えなくても、自分の「ひらめき」をいかし、オリジナリティのある作品を作って楽しめるようになるでしょう。
ピタゴラスひらめきのプレートに対する口コミや評判
ピタゴラスひらめきのプレートを使っている家庭の口コミや評判を集めました。
おすすめゲーム(玩具)
⑩ピタゴラス ひらめきのプレート
マグフォーマみたいな磁石でくっついて図形を学べるオモチャ
子どもたちは図形を意識してるか分からないけど、三角形をふたつ並べて正方形プレートの代わりにしたりと、自然に身についてるのかな。
遊んでいるうちに、図形の使い方を子どもなりに理解していることも多いようです。
#買ってよかったアワード2018
ピタゴラスひらめきのプレート 3歳のお誕生日プレゼントに買いました。1歳から小学生の頃まで長く遊べて数学のお勉強にもなるそうです! 作る作品が日に日に成長しているのが分かります(*´-`)
子どもが凝りだすと、1セットだけでは足りなくなる…という方もいました。
娘たちがピタゴラス(磁石の入ったプレートを組み立てるおもちゃ)に夢中なので、ひらめきのプレートを再購入。パーツが128枚になって面白いものを色々作っている。私も楽しいので良い。
使えるパーツが増えると、それだけ子どもの創造力やひらめきが豊かになりそうですよね。
同じひらめきのプレートを買い足す方法もありますが、その他にも次で紹介するように、同じピタゴラスシリーズから選ぶ方法があります。
他のセットでクリアパーツなどを買い足せば成長しても遊べる
ピタゴラスひらめきのプレートは1歳から6歳頃までが対象年齢ですが、ピタゴラスシリーズはひらめきのプレート以外にも色々な種類があります。
例えば3歳以降を対象とするWORLDシリーズは「想像力」と「創造力」、小学生以降を対象とするSCHOOLシリーズは、算数(図形)に特化した内容です。
ひらめきのプレートを使ってどんどん組み立てられるようになってきたら、まずはWORLDシリーズである「時間・色彩を考える とけいハウス」や、「クレーンビルディング」などを選ぶことで、子どもの興味や関心をより広げられることでしょう。
パーツを買い足していくことで遊びの幅も広がり、結果として成長しても長く使えるおもちゃとなります。
100均の材料でピタゴラスプレートを手作りできる
知育に良い「ピタゴラスプレート」ですが、約1万円と価格もそれなりにするのが難点。
そこで最後に、100均の材料で「ピタゴラスプレート」のような、磁石でくっつくプレートおもちゃの作り方を紹介します。
「子どもが興味を持ってくれるか分からないから、いきなりピタゴラスひらめきのプレートを購入するのはちょっと…」という方も、まずは手作りピタゴラスプレートで遊ばせてみるのもいいのではないでしょうか。
マグネットシートとカッターを準備
まずはマグネットシートとカッターを準備します。
マグネットシートには様々なタイプのものがありますが、ピタゴラスプレート用には「両面カラーマグネットシート」がおすすめ。
裏表にそれぞれ赤や青、黄色、緑、白などの色がついています。
大きさもそれぞれですが、筆者が購入したものは1枚30cm×10cmのものでした。
寸法を正しく測って切らないと図形に隙間ができるので注意
次に大きさを決め、寸法を測って下書きします。
カッターを使い、下書き通りにまっすぐ切るのがポイントです。
プレートによって辺の大きさにバラつきが出たり、切った部分がガタガタになってしまうと、図形を作った時に隙間ができてしまいます。
この作り方は、あくまで冷蔵庫や床面など平らな面にくっつけて遊ぶプレートの作り方です。
「ピタゴラスひらめきのプレート」のように立体を作って遊ぶにはより工夫が必要となります。
まとめ|ピタゴラスプレートはまずひらめきのプレートから!
ピタゴラスひらめきのプレートの詳細や口コミ・評判、その他のシリーズについて紹介してきました。
本記事のポイントをまとめると、次の通りです。
- 新品だと1セット10,000円前後
- 空間認識能力が養える
- 1歳頃は平面から、慣れてきたら立体へ移行
- 複雑な作品がつくれるようになったら買い足しもアリ
- 最初の頃は100均で手作りプレートを作れば手軽に遊べる
知育玩具は結構いいお値段がしますが、子どもの想像力や空間認識能力を高めるなら、ピタゴラスひらめきのプレートがぴったり。
ガイド本もあるので、レベルの高い作品に挑戦してみましょう。必要に応じて買い足していくことで、より子どもの力を広げることができるはずです。