プログリットは2016年にサービスを開始した英会話コーチングスクール。
英会話レッスンがなく、コンサルティング専門のスクールであることが特徴です。
有名サッカー選手の本田圭佑選手をCMに起用していたので、見覚えがあるという人もいるかもしれません。
本記事では、プログリットのビジネス英会話コースにフォーカスして、基本情報やサービスの内容、体験者の声を紹介していきます。
なお、プログリット全体の情報については以下の記事を参考にしてください。
プログリットのビジネス英会話コースの基本情報
プログリットは、学習のマネージメントや効果的な学習方法の提案といった、総合的な学習サポートが受けられるコーチングスクールです。
ビジネス英会話コースでは、英語での会議や交渉で使えるような、実践的な英語力の養成が目標。受講者の1日の学習時間は3時間ほどという人が多いです。
プログリットのカリキュラムで語学研修を実施している企業は多く、NTTコミュニケーションズやみずほ銀行などの有名企業に導入されています。
以下、ビジネス英会話コースの基本情報をまとめました。
ビジネス英会話コースの基本情報 | ||
---|---|---|
レッスン形態 | レッスンなし | |
コンサルティング | 週1回/60分 | |
料金(税込) | 2か月/380,600円 3か月/544,500円 6か月/1,069,200円 | |
教材 | 市販教材 | |
公式 | プログリット |
受講期間は2ヶ月以上が基本ですが、通常のプログラムを受講者の都合に合わせて1ヶ月に短縮して実施した例もあり、フレキシブルに対応できます。
なお、プログリットのスクール全体の情報に関しては、以下の記事を参考にしてください。
対象者|すでにビジネスで英語を使用している人だけでなく初心者もOK
プログリットのビジネス英会話コースの受講対象者は以下の通りです。
- 英語で行われる会議にもっと積極的に参加したい人
- 海外勤務や出張の予定があり、なるべく早くビジネス英語を身につけたい人
- ビジネス英語を身につけて業務の幅を広げたり、キャリアアップにつなげたい人
ビジネス英会話コースは、すでにビジネスの場で英語を使用している人だけでなく、初心者も受講可能なコースとなっています。
初心者がいきなりビジネスコースを受けられるのかと不安に感じる人もいるかもしれません。
しかしプログリットでは、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成するので、どんなレベルからでもスタートできるのが特徴です。
プログラム内容|コンサルタントが徹底的に伴走してくれる
プログリットのプログラム内容は以下の通り。
- カリキュラムデザイン
- 面談(週1回)
- 英語力テスト(週1)
- チャットでのコーチング(毎日)
- シャドーイング添削(毎日)
- スケジュール管理(毎日)
- 教材の提供
- VERSANT®受験(2回)
プログリットはコーチングスクールなので、自分の目標に合わせた内容のカリキュラムを作成してもらいます。
レッスンはなく、専属のコンサルタントと週1回の面談や日々のサポートを受けながら、自分で学習していくスタイルです。
料金|3カ月544,500円
プログリットの料金は以下の通り。
プログリット ビジネス英会話コースの料金(税込) | |||
---|---|---|---|
プラン | 2カ月 | 3カ月 | 6カ月 |
総額 | 380,600円 | 544,500円 | 1,069,200円 |
1カ月あたり | 190,300円 | 181,500円 | 178,200円 |
入会金 | 55,000円 |
表には載っていませんが、12ヶ月の長期プランで申し込むこともできます。
比較されやすいライザップイングリッシュの英会話コースの場合、16回プランが437,800円(税込)、24回プランが580,800円(税込)、32回プランが723,800円(税込)。
ライザップイングリッシュと比較すると、プログリットの方が安く済みますね。
プログリットのビジネス英会話コースの特徴
ここではプログリットのビジネス英会話コースの特徴を一つずつ確認していきましょう。
リスニング力を高めて瞬間英作文ができるスピーキング力を身に付ける
ビジネス英会話コースの目標は、ネイティブレベルの英語を聞き取れるリスニング力と、瞬時に英文を作って話せるスピーキング力を養い、ビジネスで使える英語を身につけること。
受講者の習得したいスキルに合わせてカリキュラムを作成し、ビジネスで起こりうるあらゆる問題に対応できる英会話力の養成をサポートしてくれます。
自分の課題が科学的に分析される
プログリットでは、外国語をどのようにすれば習得できるのかということを研究する学問「第二言語習得論」に基づき、生徒の課題を科学的に分析。
週一回の学習カウンセリングでは、現状の課題とその解決策を論理的に説明してくれます。
また、カウンセリング時には各受講者ごとにオリジナルの小テストが実施され、学習の到達度合いを測れるようになっているのが特徴です。
実際にビジネス英語を使ってきたコンサルタントが指導してくれる
プログリットのコンサルタントは、アメリカの百貨店での接客販売や海外のホテルのフロント業務、国際線のキャビンアテンダント経験者や通訳者など、実際にビジネスで英語を使ってきた人が多く在籍。
自身も苦労してビジネス英会話を身につけてきたという人が多いため、表面上のテクニックに頼ったコミュニケーションではなく、より深いところで会話相手とコミュニケーションを取れる方法を指導してくれます。
VERSANT®を2回無料で受験できる
プログリットではVERSANTのスピーキングテストを2回無料で受験できるのが特徴。
VERSANTとは、ビジネスで使える実践的な英語力を測定できるテストです。自動言語認識システムを採用していて、国内外のグローバル企業や政府機関でも採用されています。
VERSANTは文章構成の正確さだけでなく、流暢さや発音まで細かく診断されるので、実践的なスピーキングスキルを測定するのに適した指標と言えるでしょう。
なお、6ヶ月プランでは3回、12ヶ月プランでは5回受験可能となっています。
【英語テスト】VERSANTとは?TOEICとの違いや試験内容や料金、スコアアップ対策などのまとめ
プログリットのビジネス英会話コースで行うトレーニング内容
プログリットのビジネス英会話コースでは、教材はすべて市販のものを、生徒のカリキュラムに合わせて選定します。
生徒一人ひとりに異なるカリキュラムが組まれますが、メインとなるのはシャドーイングと瞬間英作文です。
その他にも、生徒のレベルやニーズに沿った臨機応変なトレーニングが取り入れられます。
ここでは、ビジネス英会話コースで行うトレーニングの例をみていきましょう。
シャドーイング
ビジネス英会話コースでは、シャドーイングにもっとも時間をかけていたという受講者が多いです。
週一回のカウンセリングでは、その場でシャドーイングのチェックも行われるほか、シャドーイングを録音したものをLINEでコンサルタントに送信すれば、毎日フィードバックがもらえます。
シャドーイングへの取り組み方は人それぞれ。
毎朝45分のウォーキング中にシャドーイングをしていたという人や、TEDトークの公演を題材にシャドーイングして、話している内容だけでなく、プレゼンターの歩き方や挙動も含めて真似していたという人もいます。
【英語学習サイト・アプリ】TEDトークを使った英語学習はプレゼンにも効果的?アプリの機能や使い方も紹介
瞬間英作文
シャドーイングと並んで、ビジネス英会話コースでメインとなっている学習が瞬間英作文です。
プログリット式の瞬間英作文の手順は以下の通り。
- 日本語を見て英訳する
- 英文を見て文法や単語を理解する
- 英文を見ながら3回音読する
- 英文を隠し、日本語を見ながら、英作文を3回行う
- 1ページ終わったら、全て通して日本語から英作文を行う
またプログリットでは、テキストを1周しただけで終わらせずに、1つのテキストにつき約8周を目処に繰り返すことを推奨。
受講者の中には、瞬間英作文のスマホアプリをインストールしておいて、ジムのランニングマシーンで走っている時や、トイレの中で使っていたという人もいます。
(参考:PROGRIT MEDIA「 瞬間英作文は間違ったやり方では効果が出ない?正しいトレーニング方法を紹介! 」)
オンライン英会話
冒頭でもふれたように、プログリットでは英会話のレッスンは行われません。
そのためビジネス英会話コースでは、アウトプットの時間を増やすためにオンライン英会話をカリキュラムに加えています。
コンサルタントが受講者のレベルや目的に合わせて、オンライン英会話を紹介。
オンライン英会話の費用負担は受講者ですが、プログリットでは2020年9月からネイティブキャンプやDMM英会話などの大手オンライン英会話とサービス提携を開始しました。
プログリット受講者は、対象のオンライン英会話で特別価格や特別特典を受けることができます
英単語の暗記
語学の習得に欠かせないのが単語の暗記。プログリットでは生徒に合った単語帳を提案するほか、暗記の方法についてもアドバイスしてくれます。
たとえば、文字で英単語を暗記するのが苦手だという人には、google画像検索でイメージと一緒に覚えるという方法を提案したり、単語帳が嫌いだという生徒には文章の中で英単語を覚えられる教材を探し出してくれることも。
受講者の適性を見極めて、教材や学習法の提案をしてくれるので、ストレスをためることなく学習に集中することができます。
職種に応じたフレキシブルなトレーニング
ビジネス英会話コースでは、受講者の職種に応じた個別のトレーニングメニューを作成してくれることもあります。
たとえば商社に勤務する受講者は、業務上、数字の翻訳を瞬時にしないといけない場面が多く、英語で読まれる数字を正確に聞き取れる必要があったそう。
1,920という数字を例にとっても、英語では「nineteen-twenty」や「one thousand twenty」など複数の読み方があり、慣れていないと聞き取れないこともあります。
数字の聞き取りに強くなるために、ランダムに言われた英語の数字を書き取るトレーニングをしたそうです。
このように、受講者の仕事に合わせて授業内容を柔軟にカスタマイズしてもらえるのもビジネス英会話コースの強みと言えるでしょう。
プログリットのビジネス英会話コース体験者の口コミや実績まとめ
ビジネス英会話コースを実際に体験した人の声、実績をまとめてみました。
- 自分のレベルに合ったカリキュラムだったから不安なくできました。
- 無駄な時間を学習にあてられたので1日3時間勉強し、VERSANTは9点アップした。
- 良い意味プレッシャーがあったので走り切れました。今後も学習を継続していきます。
- 時間の使い方がわかって良かった。2カ月6点もVERSANTが上がったのは驚きです。
- TEDを毎日続けたのが大きかった。海外出張も怖くなくなった。
- コンサルタントに申し訳ないけど一回ずつの学習開始、終了報告がしんどかった。
- 息抜きする暇が一切ないスケジュールだったので何度も挫折しかけた。
結果的にやって良かったという声が多いですが、一息つく時間もないほど必死でやる覚悟は必要そうですね。
修了後にも役立つ学習法や時間の使い方を学べるスクール
プログリットのビジネス英会話コースは、英語の自主トレ力を身につけられるスクール。
英会話レッスンがないことを考えると、受講料は高めですが、受講後にも役立つ学習法や時間の使い方を学びたい人にはおすすめです。
無料カウンセリングでも詳しく課題を指摘してくれると評判が高いので、気になる人は無料体験を申し込んでみてはどうでしょうか。
公式サイトへ:プログリット
なお、プログリット全体の情報については以下の記事を参考にしてください。