新型コロナウィルスの蔓延に伴って、日本の経済活動が停滞してしまっています。この状況を打開すべく、政府はGo toキャンペーンを始めました。経済の回復と新型コロナウィルスの感染抑制を両立させなければならない難しい局面と言えるでしょう。このような状況は、海外各国にとっても同様と思います。オンライン英会話で海外のネイティブ講師とディスカッションすることにより、各国のより詳しい状況やGo toキャンペーンの是非についての理解が深まるでしょう。ここでは、オンライン英会話のレッスンを深めるための情報を、提供していきたいと思います。

英会話レッスンの時にネイティブ講師とスムーズなディスカッションを行える様、英単語、英語表現をできるだけ多く掲載していきます。

目次
1.Go To キャンペーンとは
2.Go Toキャンペーンを成功させるNew normalとは
3.海外の新型コロナ経済対策のアイディア事例
4.オンライン英会話でのレッスン方法
(1)日本の新規感染者数推移とGo Toキャンペーン政策を説明する
(2)ネイティブ講師出身国の新規感染者数推移と経済対策を聞く
(3)新型コロナ経済対策の目的をディスカッションする

1.Go toキャンペーンとは

2020年には、東京オリンピックが東京で開催される予定でした。そのため、多くのInbound(インバウンド:海外からの旅行客)があるものと、多くの観光関係者が期待していました。ところが2020年になって新型コロナウィルスの感染が増加したのが原因で、東京オリンピックは延期となり海外との入出国に渡航制限がかかっています。Inboundは、期待できない事態になってしまいました。

また、Stay homeのキャンペーンに象徴されるRequest for voluntary restriction(外出自粛要請)により、飲食業も大きな打撃を受けています。これらの分野の商業業界の経済を回復させようというのが、Go toキャンペーンの目的です。政府による広報が行き渡っていますので、概要のみを述べます。

・GO TO TRAVEL
日本人が国内旅行をする際に、国が費用を補助する制度です。旅行をするための交通機関や観光地の旅館、お土産屋、飲食店が経済的に支援されます。

・GO TO EAT
飲食店での食事をするためのプレミアムの付いた食事券を発行して外食を喚起し、飲食産業や食材を供給する農業、水産業を経済的に支援する制度です。

・GO TO 商店街
商店街のイベントやキャンペーンを、支援していく制度です。

2.Go toキャンペーンを成功させるNew normalとは

最初に日本で新型コロナウィルスのInfected person(感染者)が増加した時には、Three Cs(三密)を防ぐためにStay homeのキャッチフレーズのもとに国民に外出自粛要請が出され、街は閑散とした状態になりました。その対策により感染者数は、減少していきました。しかし2020年7月からふたたび感染者数が増え始め、10月現在では全国のDaily new cases(一日あたりの新規感染者数)は、200人から700人程度となっています。

Go toキャンペーンは、人々を街に呼び出す外出自粛要請とは逆の政策です。何もしないでいたら感染者が増えていってしまいますね。そこで必要とされるのが、New normal(新しい日常)です。Go toキャンペーンではStay homeはできませんので、次の4つの事を守る日常を作ることになります。

・Avoid the Three Cs(三密の防止)
・Keep social distance(社会的な距離の確保)
・Washing hand(手洗い)
・Coughing etiquette(咳に対するエチケット)

これらの新型コロナウィルスに対する抑制対策については、記事「新型コロナへの5つの対策をネイティブ英語で何と言う!」で述べていますので、ぜひご覧になってみてください。

3.海外の新型コロナ経済対策のアイディア事例

海外では日本よりも感染者数の多い先進国も数多くありますが、経済の回復を図らなければならない事情は日本と同じと言えます。どのような効果的対策が有り得るかをアメリカ上院議員であり商法の学者でもあるElizabeth Warren女史が、ニュース専門放送局であるMSNBCで2020年3月に語っていますのでお聞きください。

Elizabeth Warren Explains Economic Stimulus Coronavirus Package | All In | MSNBC

発言のポイントとなる点を、以下に示しました。

I start this with let’s learn what we should have learned from the 2008 crash. Par number one is when we do a stimulus package, it needs to be big enough to meet the moment. If we fail to do that, we’re not going to get a second bite at it politically, and we’ll have a very long and sluggish recovery, if we don’t get it big enough, the number is $750 billion.
私は、2008年の(リーマンショック)の破綻から何を学ぶべきであったかを勉強することから始めます。最初は、包括的な刺激策を実行するタイミングです。その時点で、(予算は)十分に足りうる必要があります。もし失敗すれば政治的には次の手掛かりが無くなり、回復は非常に長くゆるやかなものになるでしょう。十分に大きくしなくても、その額は7,500億ドルになります。

We need to cancel a chunk of student loan. Debt would be on average $400 a month that would stay in the pockets of people who owe a lot of student loan debt. And, we need to be putting money housing. Use this opportunity to restore, repair housing that needs to be done, public housing, build new housing that gives us jobs in the short run and it gives us housing we need over a longer ark. Those are the kinds of things we can do to help strengthen this economy from the grass roots up, help rebuild this economy and help stabilize it instead of having it crash further. And, we need to start now.
学生ローンの大部分を無くす必要があります。借金は月に平均400ドルになり、多くの学生ローンの借金をしている人々のポケットにとどまることになります。そして、お金を住宅に向ける必要があります。この機会を回復に利用して、やらねばならない住宅の修理、公営住宅や新しい住宅の建設は、私達に短期的に仕事を提供してくれますし、長期的に必要となる住宅を提供してくれます。これらは、草の根から経済を強化し、経済を再建する助けとなり、経済を更に崩壊させるのではなく安定させるために私達ができることです。私達は、今から始める必要があります。

4. オンライン英会話でのレッスン方法

新型コロナウィルスは、今やどの国でも人々の生活や行動に直結した問題となっています。英会話レッスンの中でも、真剣に話すべきテーマですね。初心者の方は初心者の方なりに、上級者は上級者なりに、身の回りの感染状況やニュースで知ったことを英語でスピーキングしてみましょう。

(1) 日本の新規感染者数推移とGo Toキャンペーン政策を説明する

日本の新規感染者数の推移とGo toキャンペーンについては、どの英会話レベルの方でもレッスンの予習としてまとめることができると思います。

日本では、4月の中旬に1日当たり700人を超える新規感染者の山があり、その後、政府のDeclaration of a state of emergency (緊急事態宣言)の効果もあって、5月末には感染者数が減少しました。ところが7月から再び感染者数が増え始め、8月7日には1,605人の新規感染者を記録しました。9月以降は200人から700人の間で推移しています。

そのような状況の中でのGo toキャンペーンについて、内容を自分なりに説明すると良いでしょう。その際、一日の新規感染者の棒グラフやGo to キャンペーンを説明するイラストは、ウェブサイトから入手できます。スカイプの画面共有機能を使って、生徒と講師が同じ図を見ながらコミュニケーションすると分かりやすいですね。この時間帯は、生徒さんのスピーキングトレーニングが主体になると思います。

ちなみにGO TO TRAVELとGO TO EATは、ネイティブが聞いたら首をかしげてしまうかもしれません。英語であれば、GO TOの次に目的地がくるのですが、TRAVELやEATは目的地ではありません。和製英語であることを英語で説明してくださいね。

(2) ネイティブ講師出身国の新規感染者数推移と経済対策を聞く

2020年10月現在のニュースによると、アメリカのニューヨーク市では新型コロナウィルス感染拡大により市の一部地域で再びLockdown(都市封鎖)を行うとのことです。またイギリスやフランスなどの欧州でも、9月から新規感染者数が急拡大しているとのことです。8月の夏のバカンスで旅行客が増えたためでしょうか。ネイティブ講師には、このあたりの事情を質問してみましょう。予習の際に英語での質問を準備しておくと、話が深まりますね。

また、アメリカ上院議員のElizabeth Warren女史のビデオを観ても分かるように、日本とは異なる経済対策を企画しているかもしれません。ネイティブ講師なら自国の経済を回復させるための政策を丁寧に説明してくれるでしょう。

生徒さんにとっては、英語のリスニングのトレーニング時間となりますね。

(3) 新型コロナ経済対策の目的をディスカッションする

生徒とネイティブ講師がお互いの国の新規感染者推移と経済対策の説明を終えたら、対策の目的についてディスカッションしてみましょう。無論、New normalの条件を維持することが前提となります。

日本のGo toキャンペーンは、新型コロナウィルスの流行によって経済的な打撃を受けた商業分野の方々に、事業を維持できるようにする事と従業員を含めて生活の維持ができるようにするための政策です。

一方、Elizabeth Warren女史がコメントしているように、遅れていた事業分野を加速化し新しい雇用を創り出す政策もあるかもしれません。それによって労働者の生計は維持され価値ある資産がその国に残ります。ですがこの政策では新しい仕事に従事することになり、いままで営んできた事業を維持することはできないでしょう。

Go toキャンペーンの新型コロナウィルス経済対策効果を、そのような目的を含めてディスカッションしてみましょう。ネイティブ講師とのディベートは、高度な英会話トレーニングになります。

まとめ

新型コロナウィルスの感染抑制と経済回復は、世界のどの国でも重要課題となっています。英会話の初心者の方も上級者の方も、自分の可能な範囲でネイティブ講師と情報交換をしてみましょう。英会話のレッスンの枠を越えて、世界の現状を知る良い機会になると思います。


英会話 ブログランキングへ