小池百合子東京都知事は、英語が得意であることは有名です。最初に東京都知事選に臨んだ時も、「都民ファースト」をキャッチフレーズにして当選しました。「都民ファースト」は、都民を第一に優先して政策を考えるという意味で使われました。この頃から英語を入れたキーワードを作って、都民に訴える手法を採ってきました。

2020年になって新型コロナウイルス感染問題が発生し、感染防止のための小池都知事の記者会見が毎日のように行われています。その会見の中でも、英語が頻繁に出てきます。聞いていて意味の分からない方も、多いのではないでしょうか。

そこでここでは、英語の意味の視点から分かりやすく解説します。使われ方の全体としての意味は間違いないと思っていますが、細かな点について誤解があったらご容赦くださいね。

1.ロックダウン(Lockdown)

感染が発生した時に人々が外出するのを禁止され、他の建物に自由に出入りするのを許さない措置を指します。テレビのニュースでは、都市封鎖とも言っていました。でも都市だけに限らず、人々の住む場所であればどこでも適用されます。
中国の武漢、イタリア、スペイン、ドイツなどの欧州でのロックダウンは、強制力がありました。でも日本では外出自粛要請であり、あくまでもお願いベースですね。

2.オーバーシュート(Overshoot)

新型コロナウイルスの爆発的な患者数の増加を指し、しかもその増加傾向が継続的に続いた場合に使われます。医療崩壊とは別で、オーバーシュートが起こる前に医療崩壊が先に起きてしまうと言われています。

3.クラスター(Cluster)

英語では集団や群れの意味となりますが、新型コロナウイルスの小規模な患者の集団の意味で使われています。この英語は最初に厚生労働省で使い始めたと記憶していますが、小池都知事も説明の中で良くこの英語を使っています。

4.ステイホーム(Stay Home)

小池都知事は、このようなキャッチフレーズを作るのがとても上手ですね。簡単な英語を使って、皆さんの頭の中に残るように工夫しています。一言でいえば、感染を防ぐために外出しないで家に居ましょうということです。

5.ソーシャルディスタンス(Social Distance)

英語を直訳すれば、社会的距離となります。要は感染を防ぐために人との間隔を2m以上取ってくださいということです。ではなぜソーシャルという英単語を使っているのでしょうか。新型コロナウイルスの場合は、無症状で自分が感染している自覚がないまま人と接触してしまうことがあります。そのような場合であっても周囲の人に、そして社会に迷惑をかけないように人との間隔を一定距離開けてくださいという願いを込めてソーシャルという英語を使っているのでしょう。

6.東京アラート(Tokyo Alert)

アラートは、警報という意味です。一定の基準を超えた場合、都民に警戒を呼びかけるために設けたものです。「1日あたりの新規感染者が20人未満」、「新規感染者に占める感染経路不明の割合が50%未満」、「週単位の感染者増加比が1未満」を超えたら東京アラートが発令されます。そしてレインボーブリッジが赤色のライトに照らされることになっています。

7.オフピーク(Off Peak)

通勤電車の混雑を減らすために、時差出勤をすることです。特に朝は東京近郊から東京都心への電車による出勤が集中しますから、出勤時間をずらすことによって混雑を緩和し3密を避けることを目標にしています。

まとめ

新型コロナウイルス対策に関して、小池東京都知事が使っている英語をまとめてみました。馴染みのない言葉も出てきたかもしれませんが、都知事の意図するところを汲んで、新型コロナウイルス感染問題の早期解決に向けて共にがんばりましょう。

参考記事:今年活躍した小池東京都知事の英語力


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