消費税(consumption tax)が、10月から8%から10%に変更になりました。オンライン英会話もサービス業ですから、増税になってしまいました。一方、お酒類を除いた食料品や週2回以上発行される新聞は、8%の軽減税率(reduced tax rate)が適用され、コンビニエンスストアでは、イートインとテイクアウトでは税率が異なるなど、庶民感覚からは複雑で分かりにくい税制になっています。

海外から訪日した観光客は、ひとつのお店で5,000円以上の買い物をした場合は消費税がかからない免税ショッピング (tax free shopping)ができますので、もし消費税込みで買い物をした時でも後から税金を返金してもらえます。5,000円以下なら消費税を支払うことになるので、仕組みにとまどってしまうことがあるかもしれません。

日本人も、海外旅行に行く人が多いですね。旅行先として人気のアメリカやイギリスでは、消費税はどのようになっているのでしょうか。ホテルでの宿泊やレストランでの食事の時などには、気になります。

そこでここでは、
1. 日本と海外の消費税の比較
2. アメリカの消費税
3. イギリスの消費税

について、紹介します。

1.日本と海外の消費税の比較

消費税と言っても、実はオンライン英会話のようなサービスや一般の商品を買う時に課税されるのは、一般消費税(general consumption tax)と言われています。それに対して、ガソリンやたばこ、お酒などに課税されるのは、個別消費税(individual consumption tax)と言われています。ここでは、一般消費税について各国の比較を比較すると、以下のようになっています。
オンライン英会話

出典元:税の国際比較・税の学習コーナー・国税庁

日本で消費税が導入された時は3%でしたが、5%、8%、10%と順次増税されて、高くなったという実感があります。それでも、デンマークやスウェーデン、ノルウェーの25%と比較すると、それほど高くないということが分かります。これらの北欧の国々は、医療や教育などに充実したサービスがあり、高負担高福祉(high burden and high welfare)となっているからです。日本では、消費税で得られた収入は、少子化対策(countermeasures to the falling birthrate)や年金(pension)、医療(medical care)、介護(nursing)の分野の費用に充てることになっています。それとグラフからは、ヨーロッパの国々は高い傾向にあり、アジアの国々は比較的低いことが読み取れます。
日本の消費税増税は、人口構成による問題の取り組みのためですが、各国とも高福祉を目的にしている場合や厳しい財政事情による場合もあり、さまざまの様です。それでは、アメリカの消費税とイギリスの消費税について見ていきましょう。

2.アメリカの消費税

1項に示した税の国際比較表をよくよく見ると、アメリカが入っていないことに気が付くでしょう。実はアメリカにも消費税(excise tax)はあるのですが、お酒、たばこ、タイヤ、
石油製品などの一部のみに課せられる税なのです。その意味では、日本の個別消費税に近い税となっているのです。
概念として一般消費税に近い税は、お客がお店で買い物した時に課せられる売上税(sales tax)があります。日本の一般消費税は、メーカーが原材料を仕入れた時、お店は商品を仕入れた時、そしてお客が商品を買った時の各々のステージで税が課せられるのに対し、アメリカの場合は、お客がお店で買い物をした時にだけ税が課せられるのが大きな違いです。またこの売上税は、州によって異なってきます。ニューヨークを例にとると8.8%で、日本の消費税に近い税率となっています。さらにややこしいのがアメリカでは、サービスの提供を受けた時の支払いには使用税(use tax)がかかるのです。ホテルに宿泊したらホテル税(hotel tax)、レストランで外食したら外食税(dining out tax)がかかってきます。アメリカではチップを払う習慣になっていますから、価格に対するフラスアルファもばかになりません。
税金の種類がたくさんあって覚えるのに大変ですが、アメリカを旅行する際には、このような税の仕組みになっているということだけでも覚えておくと良いでしょう。

3.イギリスの消費税

イギリスの消費税は、VAT(value added tax)と呼ばれています。3段階があって、Standardが20%、Reduced rateが5%、Zero rateは正に0%なのです。
基本的にはStandardの20%がかかります。ではReduced rateの5%で済むものは何かというと、赤ちゃん用のベビーカー、シニアのための移動補助道具、禁煙につながるガム、マタニティパッド、チャリティー用住宅のユーティリティ等々が挙げられます。さらにZero rate になるのは、ほぼ全ての食材なのです。レストランで食事をしたら消費税は20%にチップが加わりますが、食料品を買ってきて自分の家で料理を作れば、消費税は全くかからない制度になっています。そのためイギリスに旅行をしていて旅費を切り詰めようと思ったら、スーパーで食料品を買ってきてホテルの自室で食べることをおすすめします。さらに赤ちゃんや子供用の衣服、作業用の靴やヘルメット、バイク用のヘルメット、チャリティーとして売る商品、葬式代、薬代、家庭の水道代、さらに本類も入ります。
このようにみてくると、生活必需品は、消費税を抑えるという政策を取っているのが分かりますね。

まとめ

最初に消費税に関わる英語をまとめておきます。
consumption tax・・消費税
general consumption tax・・一般消費税
individual consumption tax・・個別消費税
reduced tax rate・・軽減税率
tax free shopping・・免税ショッピング
high burden and high welfare・・高負担高福祉
countermeasures to the falling birthrate・・少子化対策
pension・・年金
medical care・・医療
nursing・・介護
excise tax・・アメリカの消費税
sales tax・・売上税
use tax・・使用税
hotel tax・・ホテル税
dining out tax・・外食税
value added tax・・イギリスの消費税
消費税に関連する制度だけでも、日本、アメリカ、イギリスでは、かなり異なることが分かりますね。オンライン英会話のネイティブ講師と、ぜひ消費税をテーマにしてレッスンを行ってみてください。更に詳しい違いが、分かってくるのではないでしょうか。


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