【閉校、新ブランドに移行】レゴスクールってどう?月謝や教材費が高いけど費用に見合う効果は得られるの?口コミや評判も紹介

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レゴスクールの月謝や教材費、口コミや評判

※レゴスクールは閉校、2024年4月に新ブランドであるSTEAM Campusへと引き継がれました、

子どものおもちゃとして有名なレゴブロック。

東大生の役7割が遊んだことがあると言われ、その知育効果に関心が寄せられています。

そのレゴブロックを用いて、遊びながら子どもの好奇心や想像力を高めることができる場が「レゴスクール」です。

レゴスクールは、レゴブロックを販売しているデンマークのレゴ社が運営していて、今注目のSTEAM教育をベースとしたレッスンが受けられるとして、人気が高まっています。

※STEAM教育…科学や数学、芸術など、各教科で学んだことを現実社会での課題解決に生かすための教育のこと

「一体どんなことが学べるのか」「子どもがレゴ好きだから通わせてみたいけど、費用はどれくらい掛かるのか」という疑問も湧いてきますね。

今回はレゴスクールのコースや料金、レゴクラスとの違いなどについて紹介していきます。

目次

レゴスクールってどんな教室なの?

レゴジャパンが調査した「レゴと知育の関連性に関する調査(2018年2月)」(参考:レゴジャパン PR TIMES)によると、約70%の東大出身者が「レゴブロックで遊んだ経験がある」と回答

また、「子どもの頃にレゴで遊んだという経験が、自身の能力やセンスに影響があったか」という質問に対して、東大出身者の85%が「影響があった」と答えています。

特に注目したいのは、東大に入るために必要な能力として東大生が挙げた「集中力」は、レゴで遊ぶことによって伸ばせる能力であると、レゴで遊んだことのある東大生の半分が答えた点です。

つまりレゴブロックは、集中力を高めるなど、何らかの知育効果を期待できる遊びであると言えます。

東大生は他にも「イメージ力」や「創造力」がつくと答えているよ!

であれば、レゴのことを知り尽くしたインストラクターが指導をする「レゴスクール」なら、より高い知育効果を狙えそうですよね。

レゴスクールとはどのようなところなのか、特徴やコース、料金、エリアについて見ていきましょう。

【特徴】レゴ社認定のインストラクターが教室で指導をしてくれる

レゴスクールでは、レゴ社認定のインストラクターからレッスンを受けます。

インストラクターはレゴ社の定める研修を受けており、子ども達の発達や学び、そしてレゴブロックの特性について理解を深めたエキスパートです。

教室では実際にレゴブロックを使い、手を動かしながら指導をしてもらうことができます。

少人数レッスンで目が行き届くのがうれしいね!

【コース】3歳(年少)から9歳までの学齢に合わせたカリキュラム

レゴスクールでは、3歳から9歳まで、学齢に合わせたカリキュラムが展開されています。

幼児(3~5歳)はブロック制作のみで、小学生以上になると「プログラミングあり」と、「プログラミングなし(ブロック製作のみ)」のカリキュラムから選択可能です。

【幼児】

年齢 カリキュラム名 内容
3+ Explorer 数・色・順序
・コミュニケーション
4+ Creator 創造・観察・比較
5+ Inventor 数学・構造・発明

【小学生 Coding & Robotics】(プログラミングあり)

年齢 カリキュラム名 内容
6・7+ The Code Creator デザイン&プログラミング
7・8+ WeDo Scratch Academy WeDoスクラッチアカデミー
World of Coding テクノロジー&プログラミング
8・9+ Inventor 数学・構造・発明

【小学生 STEAM】(プログラミングなし)

年齢 カリキュラム名 内容
6+ Innovator サイエンス&デザイン
7・8+ World of Science サイエンス&メカニズム

【料金】月謝は15,000円前後、教材費は6万円ほどかかることも

レゴスクールの費用は公式サイトに一切公開されていません。

独自に調査した、費用に関する大まかな目安は以下の通りです。

  • 入会金 … 11,000~22,000円
  • 月謝 … 14,500円から16,500円(年間42回)
  • 教材費 … 毎年11,000円から66,000円

つまり、少なくとも1ヶ月あたり15,000円ほどの費用が掛かることになります。

月3回から4回で15,000円。ロボットプログラミングを選ぶと、教材によっては6万円近くするものも…。

都市部では入会金が高く、それ以外の地方で安いケースは他の幼児教室でもよくあることですが、10,000円も違うのは大きな差ですね。

【エリア】

レゴスクールは都市部に20教室以上ありますが、四国・中国地方には教室が無く、他の地域でも県内に一か所も教室が無いなんてところも多いです。

地域 教室数
北海道 1
東北 宮城県:2
関東 埼玉県:3
千葉県:2
東京都:12
神奈川県:4
北陸 石川県:1
東海 愛知県:4
三重県:1
関西 京都府:1
大阪府:2
兵庫県:2
奈良県:2
沖縄 1
合計 37

レゴスクールが近くにない時は、次に紹介する「レゴクラス」を探してみて!

レゴクラスとの違い

レゴスクールと名前がよく似たものに「レゴクラス」があります。

もちろんレゴクラスも、レゴ社が手掛ける教室で、カリキュラムも基本的には同じ。

レゴブロックを使ったレッスンが行われますが、レゴクラスはあくまでも大手学習塾やパソコン教室が運営している教室です。

レゴクラスは教室ごとに開講されているコースが異なり、カリキュラムの一部を、普段通っているコースのオプションとして加えられるような仕組みをとっています。

例:学習塾のカリキュラム+レゴ「6+ Innovator」

レゴスクールが開講されていない地域でも、塾やプログラミング教室でレゴクラスが開講されている可能性はあるので、一度探してみると良いでしょう。

ただ、必ずしも受講したいカリキュラムが開講されているとは限らない点には注意してください。

レゴスクールのメリット

レゴスクールメリットについてまとめました。

  • 問題解決能力を育める
  • プログラミング学習の基礎を学べる
  • ブロックで遊びながら学習ができる

レゴで遊ぶことを通して問題解決能力を育むことができる

レゴスクールで育める力として、レゴ社では「クリエイティブな問題解決力」を挙げています。

問題解決力は小学校のプログラミング教育でもよく使われる言葉で、「課題に対し、分析や調査を行いながら解決していくための力」といった意味です。

ですから「クリエイティブ」な「問題解決力」とは、型にハマることなく課題を乗り越えようとする力とも読み取れますね。

そこでレゴ社では、クリエイティブな問題解決力に繋がる力として「意欲的な探求心」「創造的な思考力」「コミュニケーションスキル」「やり遂げる集中力」を身に付けていけるような教育をレゴスクールで行っています。

レゴスクール問題解決能力

(引用:レゴスクール)

問題解決力を育みもうとする根底には「子どもたちが将来夢を叶えられるように」という、レゴスクールの強い願いがあります。

つらいことや難しい課題があっても、解決に向けて努力する姿勢と能力があれば、意外と何とかなるものです。

レゴスクールで身に付けられる力は、豊かな人生を送るためにはもちろん、勉強や周囲の人と良好な人間関係を築くことにも役立つことでしょう。

プログラミング学習をするための基礎から学ぶことができる

プログラミングは、「順序」や「指示」、「実行する」といった基本的なルールから成り立っており、発展した内容であってもこのルールに則ったうえで行われます。

つまり、プログラミング学習を進めていくには、プログラミングに必要となる基礎的な考え方を習得することが、非常に大切となるわけです。

そのためレゴスクールでは、まず簡単な身の周りの仕組みや構造について学ぶところから始まります。

いきなりプログラミングのツールを使うんじゃなくて、基本的な考え方をしっかりと身に付けるための授業をしてくれるんだね!

幼児のうちは電気機器を使わずに「物事の手順を考えること」が重視されていて、ブロックや歯車、滑車などを使いながらプログラミング的思考を身に付けていきます。

小学校以降は、プログラミングの基礎学習を開始、言葉で命令を出すようなプログラミング方法や、複合条件設定など高度なプログラミングを学ぶことも可能。

確実にステップアップしながら学習できるように配慮されているので、通い甲斐がありそうです。

カラフルなブロックで遊べるので子どもは楽しめる

プログラミング学習に繋がっていくレゴスクールですが、幼児期のうちはそこまで難しく考えなくても、カラフルなブロックで遊べるだけで子どもはとにかく楽しんでくれます

ブロック遊びを楽しみながら、自然と集中力などが身に付いていけば、それだけで一石二鳥です。

子どもにとってレゴスクールに通うことは、「学習塾に通う」というよりも「遊びの延長」という感覚の方が強いだろうしね!

レゴスクールのデメリットと注意点

レゴスクールを検討するうえで気を付けておきたいポイントを整理しました。

  • 月謝や教材費が高くて習い事として続けるには大変
  • 幼児のうちはプログラミングのないカリキュラムしかない
  • 教室数が少なく、主要な都市以外は通うのが難しい

月謝や教材費が高くて習い事として続けるには大変

プログラミング教室の多くは月4回(もしくは週1回)授業が行われます。

水泳やピアノなどの習い事に比べると、プログラミング教室の月謝平均は1万円前後とやや高めです。

しかも、月謝とは別に年間1,000円から5万円程度の教材費がかかることも多く、高いケースはほとんどがパソコンやロボットなどを教材として使う教室。

特にレゴスクールは入会金、月謝、教材費を合わせると、プログラミング教室のなかでもかなり高いほうです。

小学校以降、プログラミングの授業が本格的に始まってこれば、毎年のようにレゴブロックやロボットといった教材を購入していくことになります。

年間で掛かる費用を考えた時に、果たしてレゴスクールに通い続けるべきなのかということはよく考えるようにしたいですね。

幼児のうちはプログラミングのないカリキュラムしかない

幼児コースでは物事の仕組みや構造など、プログラミングの基礎となる部分を重視して学習するため、プログラミングを直接的に学べるカリキュラムは用意されていません

英語学習のようにできるだけ早くプログラミング学習を始めたいと思う方からすると、不満を感じる部分でしょう。

しかし幼児期は年齢的に、プログラミングの基礎的な考え方を身に付けていくような内容がちょうど良く、小学校以降はじっくりと腰を据えて発展的な内容に取り組んでいくことができるので心配しなくても大丈夫です。

基礎的な部分は十分に学んでいけるから、早めに始めたいのに…と焦る必要はないんだね!

教室数が少なく、あるのは主要な都市に限られる

レゴスクールは教室数が少なく、主要な都市以外の地域では県内にないところも多いです。

近くに通える教室がない場合、毎週レッスンに通う交通費や送迎の手間も考慮する必要があるでしょう。

レゴスクールの口コミ・評判

レゴスクールの口コミや評判を集めました。

【料金について】

今日は息子が興味を持ったレゴスクールに行ってみた。 本人は通いたいと言っているので、その気持ちを大切にしてあげたく、前向きに資料を見てみると、月謝以外に入会金、登録料、教材費諸々あり、結構な金額に驚く。 子供育てるってお金かかるみたい。今更気づくなんて、バカん。

長女レゴ好きだし軽い気持ちでレゴスクール調べたら軽い気持ちで通うとこではなさそうだったwレゴランドでいいや〜

公式サイトで詳しく書かれていないぶん、実際にスクールでもらう資料に目を通すと、思わぬ金額にびっくりしてしまう人も多いです。

子どもには好きなことをやらせてあげたいけれど、毎月通わせるとなると考えてしまいますよね。

【教室について】

この間、子供のレゴスクールに行ったら 先生がレゴでセンサー付き消毒スプレー噴霧器作ってくれててビックリ。 これは子供やる気出るし、私が作りたいww

レゴスクールの先生が、驚かせてくれるような面白い作品をつくっていると、子どもにとっても良い刺激になりますよね。

生徒がつくった作品などを積極的にTwitterで発信している教室もあるので、近くにあるレゴスクールについても調べてみると良いでしょう。

【レゴスクール自体について】

レゴスクールの方が親身になってくれて4歳から通ってて良かったなーって思える。習い事はビジネスの側面もあるけど、親と学校以外で子供のことを知ってくれる思ってくれる人は多ければ多いほど良いと思う。

レゴスクールに通っていて、インストラクターの指導や関わりに感謝されている方もいました。

子どもがのびのびと遊んだり、考えたり、表現したりできる場というものは、あるようでなかなかないものだよね。

【体験について】

レゴスクールすごい良かった! まさかの1人だったからかもですけど、子どもとのやりとりがすごい丁寧で、基本は褒めるスタイルの様子。 親へのフィードバックも詳しくしてくれるし、もう少し近くならレギュラー授業も即決なんだけどなぁ…。

こちらはレゴスクールの体験に行って、良かったという方の口コミ。

子どもへの対応だけでなく、保護者に向けてもフィードバックをしっかりとしてくれると、信頼できますね。

一方で、体験に行ってあまり良くなかったという人もいました。

レゴスクールの体験行ってきた 明るく楽しい雰囲気は良かったけど内容と月謝が見合わない印象 先生も教育者/楽しさを教えたい人というよりは時間内に規定カリキュラムを終わらせねばという余裕の無い感じと親たちに「レッスン風景の写真撮影どうぞ〜」と声がけするなどサービス業者という感じ

他に通えそうな教室があれば、そちらの雰囲気を見てみるのも良いかもしれませんね。

また、先生や授業は良かったけれど…という方もしました。

LEGOが大好きな3歳息子。レゴスクールの体験に行ってきた。すごく良かったけど 終わった後に横にあるレゴ売場で「買って買って」とねだられ「買わないっ」と攻防戦。このやりとりが毎週かと思うと入会する気持ちになれなかった・・・。#FTM嫁 #AID #第二子 #3歳 #子育て #FTMパパ #レゴスクール

近くにあれば、一度体験教室に行ってみるのが良さそう!

レゴスクールの体験

レゴスクールの体験レッスンは有料です。

幼児教室や英会話教室は無料のところも多いですが、体験でもお金が掛かるのはさすがレゴという感じですね。料金は1回あたり2,000円から4,000円とやはりそれなりの費用が掛かります。

体験レッスンの大まかな流れは次の通り。

  1. 少人数レッスン開始
  2. レゴブロックで作品をつくる
  3. 作品の発表
  4. 友達の発表を聞く
  5. レッスンの学びを言語化
  6. 終了

通常のカリキュラムでレッスンが行われるので、実際の雰囲気やレッスンの流れを知ることができます。

まとめ|レゴスクールは高いが能力を高めるには絶好の場所

レゴスクールの概要について紹介してきました。

本記事のポイントを整理すると、次の通りです。

  • レゴ社認定インストラクターによる指導
  • 3歳から9歳までの年齢にあったカリキュラムがある
  • 月謝は14,500円から16,500円、教材費は11,000円から66,000円で高い
  • レゴを通して問題解決力を育んでくれる
  • プログラミング学習の基礎から始めてくれる
  • 教室数が少なく、近くにないことも多い

ブロックは遊びだけではなく、困難を乗り換えるため力、コミュニケーション力、創造力など、子どもの能力を高めるのに役立つ知育玩具です。

専門家の指導を受けながら学ぶことで、さまざまな能力をバランス良く身に付けていくことができる場所として、レゴスクールは絶好の場所と言えるでしょう。

しかし月謝や教材費など、必要となる費用は決して安くはありません。

子どものやりたい気持ちを尊重するのか、小学校に入るまでの間は続けるのかなどはよく考えながら受講するようにしたいですね。

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