公文 通信学習の口コミ・評判やメリット・デメリットを詳しく紹介。教室とは料金や内容は違うの?

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公文式学習(以下、公文)は、学習塾としてかなりメジャーなので、塾選びの際に検討する方も多いと思います。

ただ、学習塾に通うとなると、曜日や時間割が決まっていたり、送迎が必要になったりして、家族のライフスタイルが縛られがちです。

また、公文式教室で学ぶ場合、何度も同じ分野を繰り返していたり、こなさないといけないプリントがどんどん増えていったりして、子どもが課題をやりたくなくなることも少なくありません。

そんな時に一つの方法として考えたいのが、公文の通信学習です。

公文の通信学習に関する概要や料金、教室に通う場合と比較したメリット・デメリットについてまとめました。

目次

公文は通信でも受講できるって知ってた?

公文と聞くと、先生が前にいて、プリントを終えた子どもが丸付けをしてもらうために席を立つ、なんて光景を思い浮かべる人も多いでしょう。

取り組み方や料金は、教室と通信で違いがあるので、詳しくみていきましょう。

公式:公文式通信学習

公文式通信学習の月謝

公文の通信学習に掛かる費用をまとめました。

教室学習の場合と同じで、通信学習でも入会金はかかりませんが、会費は学年や教科の数によって変わってきます。

(価格は税込)

スクロールできます
入会金送料
0円500円程度
1教科2教科3教科
幼児・小学生8,250円15,400円22,550円
中学生9,350円17,600円25,850円
高校生10,450円19,800円29,150円

※通信管理費1,100円は料金に含まれる

ただ、解き終わったプリントなどを公文式通信に返送する際の手数料(送料)が、上記の金額とは別に毎月掛かる点には注意が必要です。

また、英語入会時にはリスニング機器E-pencil代金として6,600円が必要になります。

通信は教室の料金+1,000円くらい掛かる

ここで、教室学習と通信学習の料金を比較してみましょう。

結論から言うと、通信学習は教室学習に比べて会費が割高に設定されています。

(価格は税込)

通信
1教科
教室
1教科
幼児・
小学生
8,250円
+送料
7,700円
中学生9,350円
+送料
8,800円
高校生10,450円
+送料
9,900円

※東京都、神奈川県の教室学習の場合

このように、通信学習の料金は、教室学習に比べて1教科あたり約500円ずつ高いです。

送料を約500円とすると、通信は教室よりも1,000円ほど高くなることになります。

教室学習と同じように算数や英語、国語の各教科を学べる

選択できる科目は、教室学習と同じく算数(数学)・英語・国語の3教科です。

1教科から始めることができて、必要に応じて別の教科を追加で選択することもできます。

どの教科から始めようか迷っている場合は、各教科で行われている無料体験がおすすめです。

試しに体験してみて子どもに合う・合わないを判断したり、楽しくやれそうなものを選んだりして始めてみるのも良いと思います。

始める目安は3歳以上で、数やひらがなが分かり、机に向かえること

公文では子ども・保護者の負担を考え効率よく学習するために、幼児が学習を始める目安として以下のようなものを挙げています。

  • 3歳以上であること
  • 数が30くらいまで数えられる
  • ひらがながいくつか読める
  • 10分~15分くらい机に向かうことができる

(引用:公文式通信学習公式)

この目安に満たない場合は、通信学習を始める前段階として、教具などの活用が推奨されています。

公式:公文式通信学習

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公文式通信学習の評判や口コミ

公文の通信学習に関する評判や口コミをTwitterから集めました。

自宅でやる以上、進度やペースを決めるのは親の仕事

教室とは違って、プリントの進み具合を見ながら、繰り返すのか次へすすむのかを考えるのは親です。

進度の融通が利くなどメリットはありますが、提出して返却されてきた結果を、子どもと一緒に向き合っていく必要があるなど、それなりに関わってあげなければいけません。

通信だからといって、こなすプリントの量が少ないわけではない

通信学習といっても、公文式学習なので、プリントをどんどん解いていくスタイルは同じです。

届く教材の量は一見多いように思えますが、教室に通っていれば、恐らくそれくらいか、それ以上の量をこなしているはず。

公文式通信学習を利用するメリット

公文の通信学習を利用するメリットをまとめました。

  • 繰り返し学習の多い教室に比べて親が進度を見極めて調整できる
  • 教室から通信に変更すると子どもにも親にも時間の余裕ができる
  • 同じ指導者が毎回担当してくれる
  • 公文式教室で学習中であれば海外との通信学習は可能

詳しくみていきましょう。

繰り返し学習の多い教室に比べて親が進度を見極めて調整できる

教室によっては繰り返し学習が多くてなかなか次のステップに進まず、進み方に不満を持っている方もいるようです。

一方、通信学習では家庭で行うため、親が子どもの学習の管理をします。

親が学習レベルやタイミングを見て次の段階に移る判断をすることができるため、学習が進めやすくなったという声もあるくらいです。

教室から通信に変更すると子どもにも親にも時間の余裕ができる

教室学習では、設定された曜日や時間内に教室に通うことが必須となります。

しかし、通信学習であれば各家庭の都合の良い時間に学習することができるので、通信教育の方が取り入れやすいという家庭も多いでしょう。

教室に通う時間に制限されることなく、自由な時間が確保できます。(その分、学習させる時間やタイミングは親次第ですが)

同じ指導者が毎回担当してくれる

通信学習では、毎回同じ指導者が担当してチェックしてくれます。

やりとりに使うのは、「通信学習連絡帳」という家庭と指導者との連絡ノートです。

指導者が学習量や採点結果などをみて、学習の変化に合わせてアドバイスをしてくれます。

子どものことをよくわかってくれている先生が毎回担当してくれるのは、親としても安心ですね。

公文式教室で学習中であれば海外との通信学習は可能

公文の通信学習は、海外でも利用することができます。

海外で公文の教室学習をしている場合、日本との通信学習に変更する手続きが可能です。

ただし、以下のような場合は対象外となります。

  • 海外からの一時帰国中に日本国内の教室に在籍した場合
  • 韓国、台湾に住んでいる場合

また、今までに公文で学習をしたことがない場合、または退会した場合は、本部通信での入会をすることはできません。

公文式通信学習を利用するデメリット

公文の通信学習を選ぶことによって生じるデメリットをまとめました。

  • 同年齢の友達の進度を見て刺激を受けることがなくなる
  • 自宅学習する習慣がないと取り組めない子どももいる
  • ボリュームのあるプリントをこなせる集中力が必要
  • 教室学習に変更するには別途入会手続きをしないといけない

詳しくみていきましょう。

同年齢の友達の進度を見て刺激を受けることがなくなる

公文は教室学習でも、通信学習でも個別で学習を進めていきます。

しかし個別学習と言っても、教室学習では周りの子どもたちが真剣に机に向かう中、自分も勉強をしますよね。

子どもにとって、同年齢の子どもが頑張っている姿というのは「自分も頑張ればできるという」気持ちにさせてくれることがたくさんあります

通信学習である以上、このように周りの子どもからの刺激を受けられなくなってしまうのは、仕方が無いことではありますが…。

一方で、自分1人の方が集中できるという子もいるため、その子に合わせた学習方法を選んであげられると良いですね。

自宅学習する習慣がないと取り組めない子どももいる

通信学習では送られてきた教材を、家庭でペース配分を考えながら進めなければなりません。

普段から自宅で学習する習慣がないと、取り組むのが難しい子もいるでしょう。

子どもが小さかったり1人で取り組めないうちは、学習を進められるよう親も一緒になってみてあげる必要があります。

ボリュームのあるプリントをこなせる集中力が必要

教室学習では先生の指導や励まし、また周りの子どもたちの刺激もあり適度な緊張感があります。

しかし自宅は普段生活している空間のため、テレビやおもちゃ、ゲームなど勉強を妨げるものを手に取りやすい環境です。

通信学習でも教室学習と同じ教材を使用するため、自宅で学習する場合でも教室で学習するのと同じくらいの集中力は必要になってきます。

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教室学習に変更するには別途入会手続きをしないといけない

通信学習から教室学習に変更することは、月単位で対応してもらえます。

しかしその場合、改めて教室への入会手続きが必要となること、逆に教室学習から通信学習に変更する場合も手続きになる点は、注意が必要です。

なお、公文は通信・教室ともに入会金は掛からないため、手続きに関する費用は特にありません。

公文式通信学習入会手続きの流れ

資料請求

詳細を知りたい場合は、公式サイトの問い合わせフォームや電話で資料請求することができます。

電話:0120-393-3733

受付時間:水・土・日曜、祝日を除く10:00〜17:00

公式サイトの資料請求フォームであれば、時間を気にせず手続きが可能です。

公式:公文式通信学習

入会申込書・学力診断テストの実施

資料請求を行うと、「入会案内」や「学力診断テスト」などの書類が送られてきます。

まずは、学力診断テストを家庭で実施してください。

記入例が導入されているので、参考にしながら入会申込書を記入しましょう。

会費の支払い方法を選択

会費の支払い方法はクレジットカードまたは口座振替の2種類から選ぶことができます。

 クレジットカード支払いの場合

対応できるクレジットカードはVISAもしくはMastercardです。

クレジットカード登録後、「登録日」と「クレジット決済受付コード」を入会申込書へ記入します。※兄弟で入会する場合でも、子ども1人につきそれぞれ登録する

 口座振替で支払う場合

毎月の会費は、登録した口座から自動引き落としされます。
※兄弟の対応はクレジットカード同様

入会申込書到着から10日ほどで教材が届く

必要書類を提出すると、公文式通信に書類到着後約10日で、教材等が届きます。

ヤマト宅急便・教材
・入会プレゼント
レターパック・通信学習連絡帳
・通信学習の進め方(手引書)
・郵便振込取扱票(口座振替の場合のみ)

なお、専用の返信用封筒は公文式通信費に到着するまで、投函してから最低4日程かかるので注意してください。

公文式通信学習の進め方

手元に教材が届いてから、どのように進めていけばよいのかを確認しておきましょう。

進め方は次のようなステップです。

  1.  毎日5枚から10枚程度のプリントで学習
  2.  月に1回の辺装備までに学習済のプリントをまとめて送る
  3.  担当の指導者が採点や指導を行い、新プリントを追加して返却

毎日5枚から10枚程度のプリントで学習する

送られてきた教材の中から、毎日5〜10枚程度プリントの学習を進めていきます。

子どもの年齢や教材のレベルにもよりますが、1教科あたり20〜40分くらいの時間でできる量が目安です。

そして毎日決まった時間やタイミングで学習することが習慣化のコツでもあります。

月に1回の辺装備までに学習済のプリントをまとめて送る

自宅で学習したプリントはためておき、指定されている返送日までに公文式通信に送ります。

毎月1回は必ず学習したプリントを返送する必要があり、希望する場合は最大で月2回まで返送することができます。(送料は毎回自己負担)

担当の指導者が採点や指導を行い、新プリントを追加して返却

返送されたプリントは、担当の指導者がチェックしてくれまますが、学習効果を上げるために家庭での解答チェックを勧められる場合もあります。

その場合は、解答書と「家庭チェックのご案内」の資料を貸し出してもらえるので心配は要りません。(解答チェックしたプリントは要返送)

返却した答案は指導者で採点・指導をされ、連絡帳にアドバイスが記入されます。

そして学習状況に応じて必要な量のプリントを新しく追加して、また手元に返却されるという流れです。

公文式通信学習についてのQ&A

公文式通信学習をする際に、気になることについてまとめました。

Q. 休会は何ヶ月できる?その間の会費はどうなるの?

A. 最長で3ヶ月間休会できる。

病気などの理由で休会する場合、休会中の会費はかかりません。

(ただし休会を申し出ている月に1回でも教材の受け渡しがあった場合、その月の会費は返却されないので注意が必要です。)

4ヶ月目までに学習を再開しない場合は、自動的に退会の手続きが取られます。

Q. 子どもが取り組んでくれないから退会を考えているのですが…

A. まずは休会をして様子を見てみる。

一度退会してしまうと、「やっぱりやりたい!」となったときに、また一から手続きをしなくてはなりません。

休会で様子を見てもやはり退会したいとなった場合は、退会を希望する月の前月末日までにその旨を申し出ると良いでしょう。(9月に退会する場合は8月31日まで)

休会したいと考えていても申し出がない場合、学習契約は自動で更新され会費が発生します。

Q. 入会する前に相談したい時はどこに問い合わせたらいい?

A. 教材や学習について質問がある場合は、Eメールや電話で問い合わせ可能。

メール:tusin@kumoon.co.jp

電話:0120-393-373
受付時間 10:00〜17:00(水・土・日曜、祝日を除く)

まとめ|公文は教室だけじゃない!通信もうまく利用しよう

公文式の通信学習について、費用や口コミ・評判、メリット・デメリットをまとめてきました。

改めて公文式の通信学習についてまとめると、次の通りです。

  • 公文式の教室学習に比べると1,000円ほど高い
  • 受講できる教科や教材は教室学習と同じ
  • 家庭のペースで進められるが親がペースを設定する必要あり
  • 自宅で学習する習慣がないといきなり通信学習は難しい
  • 教室→通信、通信→教室は手続きさえすれば移行可能

公文と言えば教室に通うイメージがありますが、家庭や子どもの事情に合わせて通信を利用するのも全然アリです。

習い事が多い場合、送迎をする必要もなく隙間時間で続けられますし、園や学校で人間関係のトラブルがあっても、通信であれば周りとの関係性を気にしなくても学習ができます。

公式:公文式通信学習

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