グローバル化が進み、英語が使える人材の価値がますます上がってきている現代、留学にチャレンジする高校生が増えてきています。
しかし親元を離れて海外渡航するとなれば、慣れない学校生活や、留学後の進路について不安がある人も多いのではないのでしょうか。
本記事では高校生が留学することについてのメリットとデメリット、おすすめの留学先と国ごとの教育制度や学校事情などについて詳しく解説します。
高校生が留学するメリット
柔軟な考え方ができる高校生。早い段階で海外生活を送ることによって、得られるものは語学力だけではありません。
ここではたくさんのメリットを一つずつ紹介していきます。
早い段階で英語が習得できる
高校生が留学する一番のメリットは、早い段階で英語が習得できること。
もちろん大人になってから勉強し、流暢に英語が話せるようになる人も中にはいますが、言語習得には大量のインプットが必要です。社会人として働きながら、大量の英語をインプットするというのは並大抵のことではありません。
しかし高校生のように吸収力が高い段階で留学をすれば、授業は全て英語で行われますし、普段の生活でも大量の英語に触れることができます。最終的にかなり高いレベルの英語力が期待できるでしょう。
ちなみに海外では「第二言語学習の開始時期が遅いと、ターゲット言語の習得レベルが低くなる」という研究結果を発表している言語学者もいます。(参考:第二言語習得における臨界期仮説再考 古川敏博)
第二言語の習得は早いに越したことはないということかもしれませんね。
視野が広がる
日本は基本的に単一民族国家。日本に住む外国人は年々増えてきているものの、どうしても物事の考え方や価値観が一つの方向に固まってしまいがちですよね。
しかし海外に留学することで、今まで触れたことのなかった新しいものの見方を得ることができます。
実際にニュージーランドとフランスに留学した人の話ですが、ホストファミリーが食器を洗う時に洗剤を洗い流さないままタオルで拭くこと、鼻をかむ時にティッシュではなくハンカチを使うことに驚いたそうです。
確かに日本ではあまり考えられないことですよね。
またオーストラリアに留学した人によると、24時間開いている図書館があり、日本人よりはるかに勉強している学生が多かったとのこと。それでも決して勉強一辺倒というわけではなく、メリハリをつけてオフの日はきっちり遊ぶところに感銘を受けたそうです。
このように新しい価値観を肌で感じたり、同年代の外国人からいい意味で刺激をもらえるのも留学の醍醐味。
自分たちと他文化の違いを意識することで、日本人としてのアイデンティティをより確立するきっかけになるでしょう。
卒業した後の進路の幅が広くなる
日本の高校に入学してそのまま卒業した場合、基本的には国内で進学するか就職するかのどちらかになります。
しかし高校時代に留学をすれば選択肢は大幅に広がり、卒業後はそのまま海外の大学や専門学校に進学するのも良し、海外企業への就職だって狙えます。
ただし、国ごとに大学進学のシステムが異なるので注意が必要。
たとえば、アメリカの大学には日本で行われているような入学試験はなく、高校時代の成績や、生徒の人となりを記した推薦書などの書類審査で合否が決まります。(参考:アメリカの入学者選抜の本質は専門職の合議による多面的視点 出光直樹)
もちろん帰国して国内の大学に進学、就職するのもありでしょう。
このように、高校留学で確かな英語力を身につけておけば、卒業後の進路が世界に広げられます。
海外の大学に進学すれば日本の学費より安く済むことも
海外の大学はお金がかかりそうだと思う人もいるかもしれませんが、かえって安く済むケースも。
例えば日本の大学に進学する場合、入学費用と授業料を合わせると国公立は約450万円前後、私立文系で約670万円、私立理系で約820万円程度かかると言われています。かなりの出費ですよね。
一方海外に目を向けてみると、例えばフィリピンの大学では私立と公立を含め4年間の学費相場は160万円程度。
もちろん航空券やビザ費用、滞在費などの諸費用がその他に年間約40万円前後かかります。それを含めても4年間で支払う総費用の相場はおよそ330万円。
日本の国公立大学より安いなんて信じられませんよね。
またノルウェーやアイスランドでは公立大学の授業料が無料で、英語で授業を行う学部もあります。(参考:Benesse)
学費が安く済むのに英語力がつくなんて、まさに一石二鳥です。
帰国後は英語力を活かした仕事で高年収を狙えることも
留学から帰国後はTOEICなどの試験で高スコアを取得すれば、英語力を活かした職種に就くのにかなり有利。
語学留学コンサルタントや英会話講師、ホテルスタッフなどはもちろん、外資系企業も狙えます。
国際ビジネスコミュニケーション協会の調査によると、日系企業と外資系企業では、新卒採用にTOEICスコアを参考にしている企業が55.4%、中途採用の場合は61.2%に上ります。また課長クラスへの昇進にTOEICを参考にしている企業は43.4%という結果も。(参考:国際ビジネスコミュニケーション協会 英語活用実態調査)
外資系企業だけに絞ると、この割合はさらに高くなることが予想されますね。
また明治大学の研究では、高校時代に留学を経験した人は、留学経験のない大卒の人より年収が59.6万円も高く、管理職として働いている人の割合も高いというデータがあります。
(参考:明治大学研究 グローバル人材育成と 留学の長期的なインパクトに関する調査 報告書)
日本人はいまなお英語が苦手な人が多いので、ビジネスで英語が使える人材は重宝されるもの。英語力だけでなく、異文化交流を通して培った自主性や積極性が企業から評価されることもあるでしょう。
英語力が身に付けば将来の安定も得られる可能性が高いですね。
自立心が育つ
留学中は親元を離れて生活することになるので、日本とは勝手が違うことも多いです。
ホームステイの場合にはホストファミリーがいますが、日本にいる家族と同じではありません。それぞれの家庭には食事の時間や門限などの「ハウスルール」があり、それに従う必要があります。
また留学中はホストファミリーと良好な関係を維持するためにも、ゴミ出しや食器洗い、洗濯などの家事を率先して手伝うことも必要になるでしょう。
寮生活の場合は、ホームステイ以上に細かい決まり(起床・消灯時間、自習時間など)があることも多く、規則正しい生活を送らなければいけません。
英語がうまく話せないうちは孤独を感じたり、コミュニケーション不足からトラブルが起きることも。
留学生活は良いことばかりとは限りませんが、トラブルを自分自身で解決したり、自分から人間関係を構築していくうちに主体性や自立心が育ちます。
積極性が身に付く
一般的に外国人から見た日本人は、協調性はあるものの積極性や主体性に欠けると評価されることが多いです。
確かに人間関係にしても、日本人同士だと考え方が似ているので自然と構築できるというのは珍しくありません。
しかし留学中は、人間関係を広げるために自分から話しかける必要があります。また学校行事で積極的に行動せざるを得ないことも。
例えばアメリカの高校には、卒業生のために開かれるプロムというダンスパーティーがあります。プロムは男女ペアで参加するのが原則で、自分でパートナーを見つけなければいけません。
日本の学校では二人1組のペアを作る際、不公平がないように出席番号順などで機械的に決めてしまうことが多いですが、海外では自分から探す必要があります。
このように、留学を通して積極性が身に付くことが期待できるでしょう。
高校生が留学するデメリット
ここまで高校生が留学することのメリットを述べてきましたが、デメリットも存在します。一つずつ詳しくみていきましょう。
留学費用がかかる
1年以上の長期留学の場合、費用が非常に高額であるということは珍しくありません。
日本の場合、全日制高校で公立の場合の学費は3年間で約137万円、私立で約290万円。(参考:厚生労働省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」)
しかしイギリスの私立高校に留学する場合、滞在費やビザの申請費用など、諸経費と学費を合わせて1年でおよそ500〜600万円、アメリカの私立高校では、1年で約500〜800万円もかかります。
日本の学費の倍くらいになるので、簡単には決断できないのが現状です。
またオーストラリアのように、留学した時点での英語力が十分でないと、英語学習クラスを履修してからでなければ本科を履修できない国もあり、その場合は3年間ちょうどで高校を卒業できず、結果的に費用がかさんでしまうことも・・。
留学先の学校選びは予算に合わせて慎重に検討する必要があるでしょう。
途中で中退した場合は最終学歴が中卒になってしまう
せっかく留学しても、環境が合わないなどの理由で中退してしまうこともあり得ます。
その場合の最終学歴は中卒。海外に行ったという功績があっても学歴として証明できないのは残念ですよね。
もちろん帰国してから別の高校に編入したり、高等学校卒業程度認定試験を受験して大学進学を目指すこともできます。
最終学歴が中卒の人の場合、就職後の賃金が高卒、大卒に比べて低いというデータがあるのでリスクは考えておいた方がいいでしょう。
以下は学歴別の生涯賃金表です。(画像引用:ユースフル労働統計局)
最終学歴が中卒の人は、生涯賃金の平均が男性が約1億7千万円、女性が約1億1千万円。
大学または大学院卒の場合と比べると、生涯賃金の開きは男女ともに1億円もあります。
こうやって数字化されると、途中で中退とならないようにできるだけ頑張りたいものですね。
ホームシックにかかることもある
日本にいるときは気づかないものですが、高校生にとって家族の存在は思いのほか大きいです。
今はラインやスカイプなどのアプリケーションで日本の家族と連絡をとれますが、それでも直接会って話せないと寂しさを感じてホームシックにかかることもあります。
またホームステイ先の食事が口に合わず、日本の食事が恋しくなることも。
いつでも手軽に日本食を食べられる状況とは限らないので、食事の好みが合わないことがホームシックの入り口になることもあり得るでしょう。
大きな都市には日本の食材を買えるアジア人向けスーパーがあることが多いので、自分で日本食を作ってホストファミリーに振る舞うなどするといいかもしれません。
言葉の壁を感じて孤独になることも・・・
中学生の時に英語を勉強していても、留学してすぐに英語でコミュニケーションをとって周囲と打ち解けるのは難しいもの。
最初のうちは英語が話せずに友達ができないかもしれません。言葉の壁を感じて孤独になることもあります。周りが楽しそうにしているのに自分だけ話の輪に入れないというのはつらいものですよね。
しかし最初から上手く周囲と溶け込める人ばかりではありません。ましてや言葉がうまく通じないのですから、孤独を感じるのも無理はないでしょう。
それでもあきらめずに勉強して、周りに話しかけていけば、きっと信頼できる友達ができるはず。言葉の壁を乗り越られたら人としても大きく成長できるでしょう。
日本の大学に進学する際は試験勉強が大変に感じる
留学後に日本の大学に進学を考えた場合、英語は強みになりますが、他の科目で苦労するかもしれません。
日本の高校に進学してから海外留学をする場合、「留学扱い」または「休学扱い」のどちらかに分かれます。
留学扱いの場合は海外留学を単位として認められ、帰国後そのまま元の学年に復帰することが可能。ただ3年で高校生活を修了できるメリットがある一方で、問題もあります。
留学中は学校で日本の履修科目を学べないので、日本の大学を一般受験する場合は、留学で勉強できなかった分を自分で取り戻さないといけません。
試験科目が多い国公立大学を受験する人は、かなりの努力が必要になるでしょう。
しかし留学中の成績が優秀だった場合はAO入試、推薦入試で留学の経験が高く評価されることも珍しくありません。
調査によれば、留学生がAO入試か推薦入試で進学した割合は合計で46%というデータがあります。(参考:AFS日本協会 進路についての帰国性アンケート)
留学中に良い成績を残すと、進学に有利に働くことがあるので頑張りましょう。
高校生の留学におすすめの国7選
高校生の留学先はどこの国を選ぶのが正解か分からないという声は多いです。
単位が認定される高校留学と、認定されない語学留学の費用の相場も大事なポイントですよね。
全体的に公立の費用相場は私立より安いのが特徴ですが、入学時にある程度の英語力が必要。
例えばアメリカの公立高校入学には英検準2級相当のレベルが必要なので、留学前の語学力も考慮して留学先を選びましょう。
ここからは高校生の留学におすすめの国を費用の目安、おすすめの理由とともに紹介します。
(留学費用に関してはビザ申請や航空券、保険等の準備費用と学費および現地での生活費を含んでいます)
ちなみに留学する国や都市の物価水準をくわしく知りたい方は、NUMBEOから調べることができるのでチェックしてみて下さいね。
治安が良くアメリカ英語に近いカナダ
カナダの高校留学の費用相場は私立の場合、1年間で約380〜520万円、公立の場合は約250〜270万円。語学留学の場合は約270〜350万円となります。
カナダの高校は公立と私立がありますが、ほとんどのカナダ人は公立に進学。私立高校は宗教系の高校が大半で、カトリックが多いです。
またケベック州やニュー・ブランズウィック州など一部の地域ではフランス語が母国語の人も多いので、英語学習クラス(ESOL)のサポートが充実しているのも特徴。
カナダの治安の良さは有名で、2020年度世界平和度指数では6位につけています。ちなみにこのランキングで日本は9位。(参考:世界経済のネタ帳)
カナダで使われている英語は、発音や語彙がアメリカ英語に近いので日本人にも比較的聞き取りやすいと言われています。
また物価がアメリカよりやや安く、生活しやすいのも嬉しいところ。隣国なのでアメリカ旅行がしやすく、例えばバンクーバーからラスベガスまでは、飛行機で2時間半程度で行くことができます。
アメリカに行ってみたいけど、治安が心配だと言う人やコストを押さえたいという人にもおすすめです。
短期留学が可能でイギリス英語に近いフィジー
高校留学の費用相場は1年間で約140万円です。語学留学は短期から受け付けていて、費用相場は1ヶ月約10万〜15万円ほど。
フィジーの高校の授業科目は数学、英語、理科、社会といった一般科目で構成されています。英語のクラスは現地の学生のローカルクラスと留学生向けのESLに分類。
ESLクラスで一定以上の英語力を認められた留学生は、ローカルクラスの授業を受けられるようになります。
フィジーは日本と比べて物価が安いです。ローカルのレストランでお腹いっぱい食事しても日本円で250円程度。
またフィジーでは「ケレケレ」と言われる文化が根付いています。ケレケレとは現地の言葉で「分け合う、シェアする」という意味。フィジーには困っている人をほっとけない親切な人が多いです。
フィジーではフィジー語が母語ですが、政府が英語教育に力を入れていて、学校教育はすべて英語で行われます。そのためフィジー人のほとんどが流暢な英語を話すことが可能。
フィジーではイギリス英語に近い英語が使われますが、ゆっくりと明瞭に話す人が多いのが特徴です。
留学費用が安く日本人が多いフィリピン
フィリピンは語学留学がメインで、高校留学はあまり一般的ではありませんが、正規高校留学を斡旋する留学エージェントもあります。
エージェントを利用した場合の授業料は1年間で約150万円。
フィジーと同様に語学留学は短期から利用でき、1ヶ月の相場は約11万〜29万円。
物価が安く、カレンデリアとよばれるローカルレストランでは日本円で80円程度から食事ができます。
フィリピンの母国語はフィリピン語ですが、英語が話せる人の数を表す「英語人口」と言う指標においてなんと世界3位。
フィリピン人の92.58%が英語を話せるようです。(参考:幻冬舎ゴールドオンライン)
フィリピンの食事は米を主食にしていて、レチョンと呼ばれる豚の丸焼きなど、意外と日本人の口に合うものが多いのもいいところ。
語学学校の数自体も多く、街中で日本人をよく見かけます。日本人が少ない環境がどうしても不安な人にはおすすめです。
費用は高いけど本場の英語を学べるアメリカ
アメリカの高校留学の費用相場は私立の場合、1年間で約500〜800万円。公立の場合は約150万円です。語学留学は約270〜350万円になります。
世界の優秀な大学の50%はアメリカにある、と言われるほど高い教育水準を誇る国です。
アメリカの高校の授業は全て選択制となっています。学年やクラスという枠組みで授業が行われることはなく、選んだ授業に学年が違う生徒がいることも。
日本の大学をイメージすると分かりやすいですね。
また課題はパワーポイントを使って制作し、授業でプレゼンテーションするというスタイルが多いです。試験に3分間スピーチを取り入れている学校もあり、自分の意見や考えをしっかりアウトプットすることが求められます。
留学生も世界各国からやってくるので、いろいろなアクセントの英語を聞くことができるでしょう。
またアメリカは世界が認めるエンターテイメント大国。スポーツが盛んで都市部では1年中何かしらのイベントがあります。
留学費用は高いですが、本場のアメリカ英語を勉強したい人はぜひアメリカ留学に挑戦してみましょう。
日本人留学生が少ないイギリス
イギリスの高校留学の費用相場は私立の場合は1年間で約500〜600万円、公立の場合約200〜250万円。語学留学は約280万円〜500万円になります。
イギリスの高校は1クラスだいたい20人前後と少人数。
自分をしっかり表現することが重要であるとされ、グループディスカッションやロールプレイングなどが授業に多く取り入れられています。
また全寮制の高校がほとんどなので、郊外に広い敷地を持っている学校が多く、スポーツアクティビティが盛んです。
イギリスには日本人留学生が少ないので、どっぷりと英語環境に浸かることができるでしょう。
格安航空を利用してヨーロッパの他の国に安く旅行に行けるのも魅力。
例えばロンドンからスペインのバルセロナまでの航空券の価格は日本円で6,000円程度。ヨーロッパであれば高くても片道2万円以内で移動できます。
また食事がおいしくないと言われるイギリスですが、ロンドンやマンチェスターの様な大都市には世界中のレストランがたくさんあり、意外と食事には困りません。
ただイギリス英語とアメリカ英語では発音や語彙の点で違いがあるので、最初のうちはイギリス英語でのコミュニケーションに苦労することも。
しかし、イギリス英語を学習している国はアメリカ英語を学習している国より多いので、イギリス英語を身につければより多くの人とコミュニケーションがとれるようになります。(参考:https://moverdb.com/british-vs-american-english/)
田舎の学校から大都市まで選べるオーストラリア
オーストラリアの留学の費用相場は私立の場合は1年間で約410〜600万円、公立の場合約270〜400万円。語学留学は約250万円〜400万円となっています。
オーストラリアの高校留学では、ESLで英語を習得してから本科コースに進むシステムなので、英語力不足で授業についていけないというケースが少ないのが特徴。
また入学時期が年に4回(1月、4月、7月、10月)あり、語学留学であれば、どこからでもスタートできるので、英語力の下地をつけてから留学に臨むこともできます。ちなみに高校留学の場合は1月が入学時期です。
自然が豊かでのんびりした土地柄の西オーストラリア州に魅力を感じる人もいれば、シドニーのような大都市に留学したいという学生もいるでしょう。
オーストラリアは州や都市によって大きく異なる特色があるので、自分のスタイルによって好きな場所を選ぶことができます。
きっちり3年間で卒業しやすいニュージーランド
ニュージーランドの高校留学の費用相場は私立の場合は1年間で約310〜340万円、公立の場合約260〜300万円。語学留学は約240〜370万円です。
ニュージーランドはオーストラリアと同じシステムで、入学時期が年4回あります。(スケジュールも同じ)教育委員会がないので、留学の受付は学校と直接やりとりをする仕組みになっているのが特徴的。
また入学時の英語力が多少劣っていても、ESLと本科コースを同時に受講できるので、きっちり3年間で卒業できることが多いです。
1クラスあたりの人数は20人以下であることが多く、生徒が先生に質問しやすい環境になっています。
ニュージーランドは自然が豊かな国で、全体的に落ち着いた雰囲気。都会の誘惑が少なく、のびのびと留学生活を送ることができるでしょう。
高校生で留学すれば将来の可能性がもっと広がる
高校生のうちに留学することは、英語力が身に付くだけでなく視野も広がるので、長い目で見るとメリットの方が多いでしょう。
ただ国によっては留学費用が高いことや、途中で味わう苦労など不安もつきものですよね。
しかし「あの時もっと勉強しておけばよかった」と言う大人が多いことからも、留学は学生の時だからこそできる体験の一つです。
もし海外に行きたいという気持ちが少しでもあるのな、早いうちに実現して将来の可能性を広げるのもありではないでしょうか。