小学校から英語が教科化になり、子供に英語を習わせたいと思う方が増えています。
「小さいうちに英語に触れておけば、将来困らないだろう」と始めた英語なのに、逆に英語嫌いになってしまう子供がいるのはなぜなのでしょう。
この記事では、子供が英語嫌いになってしまう原因について解説し、どうやったら子供が英語好になってくれるのかについてお伝えします。
【子供向けオンライン英会話ならネイティブキャンプ】
- レッスン受け放題で6,480円〜
- 月8回のライトプランあり(月5,450円)
- 家族2人目〜は月1,980円で受け放題
- キッズコース・教材充実、人気のキャラクター先生も
- 現在、7日間無料トライアル実施中
子供が英語を嫌いになってしまう原因、理由
ここでは、子供が英語嫌いになってしまう5つの原因を見ていきます。
おうち学習での子供へのアプローチ法や声かけ、英会話スクールの見直し等の参考にしてください。
英語に全く興味がないのに親が無理に勉強させている
アニメのキャラクターや、電車の名前をあっという間に覚えてしまう子供の能力に驚いた経験はありませんか。
子供は興味のあることや「これは面白そうだ!」と感じたことに、大人がびっくりするほどの能力を発揮しますよね。
逆に「大人から無理やりやらされている」と感じると、やる気がなくなり、習得スピードも落ちてしまいます。
まずは「英語は楽しい!」と思わせることに全力を注ぎましょう。
親がはりきって「勉強」という形で入ってしまうと、英語嫌いにさせてしまうことがあるので要注意。
まずは、英語に自然と興味を持つ環境を提供してあげることが大切です。
子供が楽しいと思える工夫がされていない教材を使っている
英語に触れる際、教材選びはとても重要です。
いきなりテキストを用意して文法の説明をしたり、フラッシュカードで、ひたすら単語を覚えさせるなど「ザ勉強」な学習法は、子供を英語嫌いにさせてしまう原因の一つです。
初めて英語に触れる際は、勉強というより遊びの中で英語を使えるような教材を使いましょう。
後ほど具体例を挙げて解説しますが、イラスト付きのカードや、歌や動画などがおすすめです。
レベルが高過ぎる学習内容になっている
次に、初めから英検などの試験合格を目標に、テキスト片手に英文法を教えられているケース。
英文法はとても論理的なので、論理的思考が身につくと言われている小学校5,6年生より前に文法を詰め込んでも、なかなか頭に入らず「英語=難しい」という印象になってしまうかもしれません。
(参考文献:小学校高学年・中学生の批判的思考態度の測定 )
また、小さな英会話スクールだと、レベルや年齢分けが大雑把な場合があるので、子供によってはレッスンが難しすぎると感じることも。
段階に合わせて、少しずつ4技能を習得できるような学習内容になっているか、今一度見直してみましょう。
わからないまま進んでいるのでついていけない状態になっている
わからないことはわからないと伝えられる子供ならいいのですが、引っ込み思案で発言ができない子供の場合、わからないままレッスンが進き、結果として英語が嫌いになってしまうこともあります。
たとえば「幼いうちに英語のシャワーを浴びれば、英語が話せるようになる」と思って、子供をオールイングリッシュの英会話教室に通わせている人も少なくないでしょう。
しかし、わからないことが解決しないまま進んでしまい、学習についていけていないケースもあるので要注意。
子供の理解度合いを見て進めるようにしましょう。
親が文法などの細かいミスを一回ずつ指摘している
おうち学習で子供に英語を教えている方も多いと思いますが、子供のミスをいちいち指摘していませんか?
たとえば”Do you like banana?(あなたはバナナが好きですか?)”と尋ねたときに、子供が”Yes, I am banana.(はい、私はバナナです)”と答えたとします。
このとき「違う違う、am じゃなくてlikeでしょ!」と、つい言ってしまいがち。
「間違った英語を覚えてしまうと困る」と思い、ついミスを訂正したくなるという気持ちはわかります。
しかし何度も指摘されると子供のやる気は低下し、英語を話すことに対してネガティブな気持ちを持つようになることも。
そんなときは、子供が発言した後に ”You like banana. (あなたは、バナナが好きなんだね)”とか、” I like banana too.(私もバナナが好きだよ)”のように、自然と会話をつなげるようにしてみてください。
指摘しないことで、子供は「自分で話せた」と自信がつくし、自然と正しい英語が耳に残るようになります。
先生や他の生徒、スクールの雰囲気が子供に合わない
中には英語自体が嫌いになったわけではなく、先生や周りの生徒、スクールの雰囲気が子供に合っていないということもあります。
たとえば人見知りをする子供の場合は、ネイティブの先生よりも日本人の先生の方が安心してレッスンに参加できるかもしれません。
また消極的な子供には、大人数のグループレッスンでにぎやかなスクールよりも、少人数制で落ち着いているスクールの方が合っているかもしれませんよね。
最近、子供が英会話スクールに行きたがらないなんて場合は、英語の学習環境を見直してみるといいでしょう。
英語が嫌いな子供に英語を好きになってもらう方法やコツ
英語が嫌いな子供に英語を好きになってもらうには、英語への苦手意識をなくし、子供に「英語が楽しい!」と思ってもらうことがポイントです。
子供は楽しいと思ったことに対しては、親がどうこう言わなくても、勝手に調べたり覚えたりします。
ここでは、英語好きな子供を育てる5つの方法をみていきましょう。
遊び感覚で楽しく学べる工夫をする
まずは英語の勉強といっても堅苦しい感じではなく、カードゲームやボードゲームをしたり、歌や英語のアニメをyoutubeで見るなど、遊びながら英語に触れる工夫をしてみてください。
いかに「英語って楽しい!もっと知りたい!」と思わせるかが勝負です。
子供心を惹きつける、楽しいコンテンツが豊富に用意されている教材といえば「ディズニー英語システム(DWE)」が有名ですね。
絵本、DVD、CD、おもちゃなど、ミッキーやプリンセスなど可愛いキャラクターと一緒に英語を覚えるようになっています。ただ、料金が高いことでも有名ですが。
自分で教材を選ぶのは手間だし「教材を買ったけど、子供が全然食いつかなかった」なんてことは避けたいという人にはおすすめです。
ディズニー英語システム(DWE)の教材の料金、効果、口コミまとめ。勧誘がしつこいって本当?
簡単なレベルからはじめる
子供にとって簡単だと感じるレベルから始めるのもポイントです。
まずは簡単に覚えられそうな身の回りの単語や、簡単なあいさつを覚えることからスタートしましょう。
“Thank you”や”Hello”など、毎日使うあいさつを英語にしたり、体を使った歌遊びなどで、自然と英語が口から出てくるような仕掛けや、問いかけを増やするのがコツ。
「それ覚えたからわかるよ!」と子供に達成感や希望を持たせることが大切です。
子供が英語を覚えたり話した時はたくさん褒める
子供が英語を覚えたり、話そうとする姿勢を見たときは、たくさん褒めてあげてください。
何度も言いますが、細かいミスはいちいち指摘しないことが大切です。
今できていることをありのまま認めてあげると、子供は嬉しいですから、素直に頑張ろうという前向きな気持ちになりやすいもの。
脳が著しく発達する時に、褒められた経験や楽しい経験というのは「得意なこと」として刻まれ、大人になっても忘れにくいものになるでしょう。
子供向けの英語アニメで英語に慣れさせる
子供向けアニメはストーリーが単純で、英語がわからなくても、ある程度映像を見れば理解できるのでおすすめ。
子供もついテレビにかじりついて見入ったりと、嫌がらずに続けられそうです。
また、簡単な単語や、日常会話でよく使う表現が多用されているので、役に立つ表現が覚えやすいのもメリット。
YouTubeにもたくさんのアニメがアップされています。
字幕をつけたり、速度を調整したりと、レベルに応じて様々な設定もできるのでおすすめです。
アニメで英語を学習!おすすめのYoutube英語アニメをレベル別に紹介
子供と先生、周りの生徒との雰囲気が合っているかチェックする
英会話スクールなどの習い事に通っている場合、楽しんで通えているか、定期的にチェックしましょう。
先生との相性や、周りの生徒とのレベル、年齢などは、楽しく英語を習得するのに大切な要素。
レッスン後の子供の表情を注意して見たり、子供に楽しめているか聞いてみるのもいいでしょう。
英語嫌いな子供には英語の勉強を楽しいと思ってもらえる工夫を
子供に英語を学ばせたいのに、子供が英語を嫌いだと悩んでいる人は多いはず。
しかし子供が英語を嫌いになるには原因があるので、その原因は何かを考えてみることが大事です。
一度英語が嫌いになってしまったら、子供によっては学校の授業以外では絶対にやらないということもあるでしょう。
しかし英語の勉強を楽しいと思わせられるかどうかは、親の腕の見せ所でもあります。
できるだけ英語を楽しいと思ってもらえるように、遊び感覚で英語に触れさせる工夫をしてみましょう。
自宅でマンツーマンレッスンが受けられる、格安な子供向けオンライン英会話まとめ
詳しくは下記の記事で紹介しています。
小学校で習う英語の授業ってどんな感じ?小学3年、4年、5年、6年の教科書の内容まで徹底解説!英語の授業についていくには?