このご時世、オンラインでの習い事は珍しくありませんが、未だに体験したことがなかった私。
オンライン英会話はどんなものなのか、試しにDMM英会話の無料体験に申し込んでみました。
本記事ではDMM英会話を体験してみた率直な感想や、レッスンで使った教材の中身、実際のレッスン内容などを詳しく紹介します。
DMM英会話の無料体験を選んだ理由
私がオンライン英会話のなかでもDMM英会話を選んだ理由は以下の通りです。
【DMM英会話の無料体験を選んだ理由】
- オンライン英会話のなかでも大手だから
- 良い口コミが多いから
- 講師が多国籍で楽しそうだから
やっぱり大手だから安心感があるというのと(CMが印象的だし)、Twitterで良い口コミが多かったのが大半の理由を占めています。
これまでは、英会話はネイティブ講師に教わるものだと思い込んでいましたが、DMM英会話は119か国もの講師が在籍しているらしく、楽しそうだと思ったのも理由の一つ。
いろんな国に興味があるので、レッスンごとに講師の故郷について話が聞けたらいいな~なんて思いました。
DMM英会話の料金やプラン・特徴まとめ。体験談や口コミ・評判も紹介。
DMM英会話の無料体験申し込みからレッスン開始までの流れ
DMM英会話の無料体験の申し込みから、レッスン当日の流れは以下の通り。
- 会員登録
- レッスンの予約
- レッスン当日にメールが届き、レッスンルームに入室
- 好きな教材を選択して講師を待つ
- レッスン開始
- レッスン終了後、講師からレッスンノートが届
会員登録|メールアドレスとパスワードを登録するだけ
無料体験申し込みで必要な項目は、名前・メールアドレス・パスワード(半角英数字6文字以上で設定)。
登録したメールアドレスに、DMM英会話から「登録URLのお知らせ」が届くので、そのURLに飛んだら登録完了です。
登録後「会員登録が完了しました。下記アドレスからお客様情報ページへログインしてご利用ください。」とメールが届くので、ログインURLから公式サイトに飛べば、自動でマイページが開きます。
無料体験のレッスン予約|講師やテキストを選ぶのに時間がかかる
無料体験のレッスン予約はマイページから行います。
マイページを開くとレッスン予約画面がでてくるので、レッスン希望日時、講師、教材を選択。
今回は平日の日中に予約しましたが、DMMのレッスン時間は24時間いつでもOKなので柔軟性が高いです。
スクールによっては無料体験時に講師を選べないところもありますが、DMM英会話では講師も選択できます。
優柔不断な私ですが、各講師の写真の下には生徒からの評価が5段階で表示されているので、それをもとに選べたのはありがたかったです。
私は834件のレッスン実績がある、総合評価の高いエドナ先生を選びました。
(画像引用:DMM英会話)
講師を選択したら次は教材選び。まずはオリジナル教材か市販教材のどちらかを選びます。
私はオリジナル教材を選びましたが、ここからが迷いどころ。
というのもカテゴリーが豊富すぎるくらいあるからです。(さらにトピックごとに細かく分けると9,000種類以上)
以下はカテゴリーの一例。
(画像引用:DMM英会話)
私は無難に「会話」を選びましたが、一番人気のカテゴリーはデイリーニュースだそうです。
(画像引用:DMM英会話)
カテゴリーを選択し、送信ボタンを押したら予約完了。
DMM英会話から「〇〇様、〇月〇日 〇時のEdna Nとのレッスン予約が完了しました。レッスン開始の数分前にレッスンに参加してください。」といったメールが届きます。
ちなみに講師や教材は会員登録していなくても、公式サイトで確認することができるので、気になる方はチェックして下さいね。
レッスン当日|開始5分前にメールでレッスンルームに入室できるURLが届く
レッスン当日は、開始5分前くらいにDMMからメールが届きます。
「〇〇様、もうすぐEdna Nとのレッスンが始まります。レッスンを受けるには、下のボタンをクリックしてください。」という内容。
メールに添付されている「レッスンに参加」ボタンをクリックすれば、レッスンルームに入室ができる仕組みです。(公式サイトのマイページからも入室できます)
レッスンルームに入室|教材を選択して講師を待つ
レッスンルームに入室したら、予約時に選択したカテゴリーの教材のトップページが表示されているので、その中からさらにトピックを選びます。
私が選んだカテゴリーは「会話」。トピックは「Family」や「Jobs」など、10段階のレベル別にそれぞれ100個くらいありました。
選ぶのが大変という人も多そうですが、毎回興味のあるトピックを選べるため、飽きずに続けられそうな気がします。
私の場合はレッスン開始までに自分で決められず、結局講師が入室してから決めてもらうパターンになりました。
レッスン開始|あっという間の25分間
レッスン時間ぴったりにエドナ先生が登場。
総合評価が高いだけにレッスン慣れしていて、私が言葉に詰まっても優しくフォローしてくれたのが印象的です。
最初に「問題なく聞こえていますか?もし通信環境が悪かったらレッスン中でも言って下さい」と言われ、レッスン開始。
私がテキストをまだ選べていないこと伝えると、ここまでの私の英語力を察してか、レベル4の「Birthplaces and Residences(出身地と居住地)」のトピックを選んでくれました。
「会話」のレベルは初級、中級、上級の3段階に分かれているようで、私は「中級」。
テキストを開くと同時に、講師の画面にも同じテキストが共有されるという仕組みになっています。
レッスンは25分。フリートークではなく教材に沿って進めていくので、あっという間でした。
レッスン終了後|講師からレッスンノートが届く
“See you!(またね)”と言ってレッスンが終了すると、講師から「レッスンノート」いう名のメールが届きます。
そこには「また会えるのを楽しみにしています」という一言や、レッスンで間違った単語や文法が載っているので、それを見て次のレッスンに活かせばいいんだなと思いました。
こんな感じであっさりレッスンは終了。
DMM英会話の無料体験レッスンの内容
ここからは、DMM英会話の無料体験レッスンの内容をより詳しく紹介します。
今回私が体験したのはカテゴリーが「会話」でトピックが「Birthplaces and Residences(出身地と居住地)」です。(レベルは10段階のうち4)
(画像引用:DMM英会話)
DMM英会話では、フリートーク以外は教材に沿ってレッスンが進みます。
オリジナル教材を使ったレッスンの流れ
- ボキャブラリーを復唱
- 役に立つ表現を復唱
- 役になり切った会話のトレーニング
- リスニング問題
- ディスカッション
- フィードバック
25分間で全部を終わらせるため、結構時間ギリギリです。(というか実際のところ5分くらいオーバーしました)
ボキャブラリーを復唱
初めにレッスンで登場するボキャブラリーの確認をします。
ここでは復唱する練習でした。
たとえば講師が「residence」と単語を読むと、私が続けて復唱します。
さらに講師が「My place of residence is very nice.」と、その単語を使った例文を読むので、私も続いて復唱するという繰り返しです。
(画像引用:DMM英会話)
上記のように、講師は読んでいる部分を時々マーカーで色付けてくれるので、どこを読んでいるかが分かりました。
ただ講師の読むスピードはネイティブ並みに早く、私は全然予習していなかったため、正直読むことでいっぱいいっぱい。その文の意味を考える余裕がありませんでした。
レッスン前に教材のトピックを選んでおいて、予習しておくとスムーズだと思います。
役に立つ表現を復唱
次に役に立つ表現を復唱します。
(画像引用:DMM英会話)
正直「また復唱かーい」と思いましたが、予習している人にとっては「これを使って話してみよう」と思えるはずです。
役になり切った会話のトレーニング
続いては会話練習。ここでは教材に登場する人物になり切って、お互いのセリフ(英文)を読み合います。
「どっちの役からやりたい?」と聞かれたので、最初はGraceになりました。
(画像引用:DMM英会話)
ここまでは、言ってしまえば「ただ読むだけ」。
しかしここからは「内容を理解しているか」のチェックが入ります。
講師からテキストに書いてある質問をされるので、それに対して英文で答えなくてはいけません。
(画像引用:DMM英会話)
「マットは今どこに住んでいるのか」「なぜ引っ越したのか」など聞かれるので、話を振り返りながら英作文をしました。
間違った文法などを使った場合は講師がその都度訂正してくれますし、テキストボックスにも入れてくれるので、その都度勉強することができるのは良かったです。
リスニング問題
続いてはリスニング問題です。
講師がテキストには載っていない文章を読み上げるので、それを聞いた後で質問に答えます。
リスニング力がつくので、これはトレーニングになるなと思いました。
(画像引用:DMM英会話)
質問に回答する際は英作文を作るのではなく、テキストにある2択からAかBかを選ぶパターンです。
また、最後に気付いたのですが、よく見るとテキストボックスに読み上げる内容を入力してくれていたので、全く自信がない人はテキストを見ながら答えることができます。
(画像引用:DMM英会話)
ディスカッション
ディスカッションというとレベルが高そうな印象ですが、ここは今回のテーマについて講師と話せる部分です。(いわばスモールトークのようなもの)
(画像引用:DMM英会話)
基本的には講師から質問してきますが、”How about you?” と聞けばきちんと答えてくれるので、ガンガン聞くのがいいでしょう。
講師と仲良くなれるとしたら、このコーナーだと思います。
レッスン全体を通してのフィードバック
最後に講師から、今日のレッスン全体を通してのフィードバックがあります。
レッスン時にも指摘された、自分が言い間違った部分や、こういった方がより自然だよという部分のおさらいです。
私の場合は「質問してもいいですか?」を”Can I question for you?”と言ってしまったので、”Can I ask you a question?”の方がいいと再度教えてもらいました。
(画像引用:DMM英会話)
これでレッスンは終了です。
レッスン後に送られてきたレッスンノートを公開
レッスン後に講師から送られてきたレッスンノートはこんな感じ。
(画像引用:DMM英会話)
以下に書かれていたことをまとめてみました。
- 講師からのメッセージ
- ボキャブラリー:レッスンで使用した単語表現を理解できた
- 文法:”Can I question for you?”より”Can I ask you a question?”の方が良い
- 発音:ミスはなかった
最初に「今日はレッスンを受講してくれてありがとう。とても良くできていました。この調子です。次回また会えるのを楽しみにしています。」というメッセージ。
他にはボキャブラリーと文法について、一言でした。
レッスンノートというからにはもっと詳しく書いてあるかと思いきや、ボリュームが少なくあっさりしています。
「オンライン英会話ってこんなもの?」と、正直ちょっと物足りない気もしました。(期待しすぎたのかも)
DMM英会話の体験レッスンの率直な感想
DMM英会話の体験レッスンをしてみて、良かったところと悪かったところを率直に言うとこんな感じです。
【良かったところ】
- 申し込みの手続きが簡単
- カウンセラーがいないので勧誘されない
- 教材が豊富で毎回好きなものを選べる
- 自分のチャレンジしたいレベルを選べる
- 24時間レッスンが可能
- 講師が多国籍
- 教材に沿って進むので会話が途切れない
【悪かったところ】
- 決まったカリキュラム(コース)がない
- 学習サポートはレッスンノートしかない
- カウンセラーがいないため質問は講師に直接するほかない
- 自分で予習、復習をしないとレッスンの意味がなさそう
- レッスン時間ギリギリのためスモールトークがあまりできない
悪いところからピックアップすると、DMM英会話にはカリキュラムがなく、申し込みからレッスン終了まですべて自分ひとりで進めるので、いまいちモチベーションが上がらないと感じました。
カウンセラーがいれば「一緒に頑張りましょう」と背中を押してくれますが、それがないので学習が継続できるか否かはすべて自分次第。
なんでも3日坊主になりがちという人には不向きかもしれません。
またレッスンノートだけしか学習サポートがないので、正直これなら独学でもいいのかなと感じる人もいそうな気がします。
ただカウンセラーがいない分、面倒な勧誘がなく、有料プランにするタイミングを自分で決められるのは良いところ。
また自分で教材を決めて自分のペースでサクサクと学習を進めていきたい、英語力を維持したいからアウトプットを継続したいなんて人にはもってこいでしょう。
DMM英会話を習うなら予習と復習をしっかりした方が良さそう
DMM英会話は、無料体験の申し込みからレッスン終了まで、すべて自分ひとりで完結できるオンラインスクールです。
教材が豊富なので、毎回自分の好きなトピックを選んでレッスンを受けられるのが良いところ。また講師もネイティブ、非ネイティブ、日本人と選べます。(ただネイティブ講師の場合は料金プランが少し割高)
無料体験の申し込み時にクレジットカード番号を登録することもなく、専用のブラウザからレッスンを受けられるので、ZooMやスカイプをダウンロードする手間もありません。
ただカリキュラムがない分、自分で予習や復習などの学習管理をしていかないといけなかったり、自分でモチベーションを維持する工夫は必要になりそうです。
無料体験後の勧誘は一切ないので、少しでも気になるのなら一度体験してみるといいでしょう。