ワーホリにおすすめの国を調べると、カナダが上位にでてきます。
「でもそもそもなんでワーホリでカナダが人気なの?」「英語力がないのに働けるかな」「費用はどれくらいかかるんだろう」などカナダのワーホリに対して色々疑問を抱いている人も多いはず。
本記事では、カナダの基本情報やワーホリでおすすめされる理由、ワーホリの申請や費用など、カナダのワーホリについて詳しく紹介します。
なんでカナダのワーホリが人気なのか
(画像引用先:Googlemap)
生活水準が高く治安も良い、人種差別が少ない国として有名だから
カナダは生活水準が高く、治安も良いので、海外の中では比較的に安全にワーホリができる国として知られています。
また移民が多い国なので、人種差別が少ないとしても有名。日本人でも仕事がしやすい環境が整っている国です。
物価もそれほど高くはないので、暮らしやすいとも言われています。
他にも国境を越えれば、すぐにアメリカに行けるという好立地なので、ワーホリ中にアメリカにも行ってみたいと考える人にも人気です。
ちなみに、カナダはアメリカに近いといはいえ、銃は規制されているので、危ない地域もほとんどありません。
カナダの面積や人口、言語など基本情報を知っておこう
カナダの基本情報まとめ | |
国旗 | |
面積 | 9,984,670km2 |
人口 | 3725万人 |
首都 | オタワ(オンタリオ州) |
首相 | ジャスティン・トルドー |
政体 | 立憲君主制、連邦主義、議会制民主主義 |
言語 | 英語・フランス語 |
民族構成 | カナダ系、イギリス系、フランス系、 スコットランド系、アイルランド系、ドイツ系など |
宗教 | キリスト教(カトリック) |
基本情報に加えて、知っておきたいのがカナダの気候。
11月には既にマイナス気温で、その寒さが3月まで続くことから「冬うつ」という精神病にかかる人も多いと言います。
特にロッキー山脈付近の地域だと、9月~3月まで雨っぽい(半年以上雨っぽい)ので、「雨うつ」になる人もいるようです(日本でも梅雨時期は気分下がりますよね)。
気候は生活や心にも影響するので、人によっては「言語習得の壁」の加えて、寒さのせいで気が滅入ってしまうかも。
ただウィンタースポーツをたくさん楽しめるので、そういった面では「寒い方が嬉しい」という人もいるでしょう。
申請方法|カナダでワーホリをする方法
カナダでワーホリをする方法を紹介します。
【条件】ビザの申請概要や期間、年齢など
カナダワーホリに申請できる条件 | |
対象年齢 | 18~30歳(申請時) |
滞在できる期間 | 最長1年間 |
学校に通える期間 | 最大6か月 |
就労できる期間 | 制限なし |
条件 | ・日本国籍を有する ・有効なパスポート保有している ※カナダ入国予定日より1年以上の有効期限が必要 ・家族などを同伴しない ・医療保険に加入する ・カナダで仕事が内定していない ・2,500カナダドル程持っている ・往復航空券または購入できるだけの資金を有する |
必要書類 | ・パスポートのコピー(写真・出入国スタンプ) ・家族構成フォーム ・英文履歴書 ・海外旅行保険加入証明書 ・証明写真 ・個人識別情報※指紋などの提出 (東京都港区芝で可能) |
定員 2020年参考 | 6,500人 |
募集最新状況 | 2020年度のワーキングホリデーの応募は 2019年12月9日(月)午前9時から開始。 |
カナダでワーホリをするなら、まずは上記の条件を満たす必要があります。
上記の中でも資金について。
2020年6月時点、2,500カナダドルを日本円にすると大体20万円。
2,500ドルくらいあれば、しばらくは生活できる、帰りの航空券も変えるということで設定されたのでしょう。
入国時に「2,500ドルありますか」と聞かれることはまずありませんが、お金と医療保険の加入は十分に用意しておいた方が良いです。
【申請の流れ】オンラインで申請可能
申請の流れは以下の通りです。
- カナダ政府公式サイトの募集内容を確認する
- ワーキングホリデーに応募する
- カナダ移民局から招待状が発行される(目安:5週間)
- ワーキングホリデー申請完了
- 指紋認証を受けるよう通知が来る
- 指紋認証を受ける(東京都港区芝で可能)
- ワーキングホリデーの許可証が発行される(目安:8週間)
- カナダに入国にの際、許可証と引換に正式なビザが発行される
カナダ政府公式サイトで、ビザの取得状況を見ることができます。
「Excellent」なら高確率でビザを取得できますが、「Low」になると確率も低くなり、「Very low 」だと厳しいかもしれません。
募集前でも最新情報をキャッチできるように、カナダ移民局のサイトを定期的に確認しましょう。
またカナダビザを申請するなら、以下の場所でバイオメトリクスの登録が必要です(有料)。
カナダビザ申請センター所在地(公式サイト)
〒105-0014
東京都港区芝1-4-3SANKI芝金杉橋ビル4F
合同会社VFSサービシズ・ジャパン・カナダビザ申請センター
開館時間:午前10時から午後17時まで(月~金)
申請受け付け時間:午後2時から午後4時まで
基礎知識|カナダでワーホリするために知っておきたいこと
カナダでワーホリするなら知っておきたいことについて紹介します。
【費用】カナダのワーホリはいくらかかる?
一般的に、ワーホリ出発前までに貯めておくべき費用は100~200万円と言われています(ビザ申請料、航空券、海外留学保険、学費、生活費を含む)。
カナダのワーホリ体験者の1か月の平均生活費は8万~9万円。働かずに1年間暮らすとすれば、生活費は100万円と言ったところでしょうか。
現地で働く場合は、費用がある程度少なくてもいけるかもしれませんが、それでも何かあった時のために20~30万円は多く見積もっておいた方が良さそう。
そのため、カナダワーホリ資金として140万円貯めておけば安心です。
語学学校に通う場合、学費は12万~17万円程度なので、最大6か月だと72万~102万円。語学学校に通うことを検討してるなら200万円は用意しておくと良いでしょう。
【場所】ワーホリ人気都市はトロント、バンクーバー、カルガリー他
カナダのワーホリで人気な都市 | |
トロント | カナダの人口約4割が集まる中心部。 語学学校も多く、住みやすい環境が整っている。 仕事も見つけやすいが、高い英語力を求められることもある。 |
バンクーバー | カナダの中でも寒さが厳しくないので住みやすい、 語学学校も多いのでワーホリ滞在者が多く、日本人も多い。 |
モントリオール | 英語とフランス語が公用語だから 学ぶ目的で滞在する人が多い |
カルガリー | 物価が安い、日本人は少な目。 比較的に仕事は見つかりやすいが、 英語力が必要とされることが多い。 |
「留学するならまずはホームステイだ」と考える人も多いですが、他にもシェハウスや自分で家を借りることできます。
ホームステイで素敵な家族に出逢うことができれば、最高な思い出になりますが、門限やルールがあるので、意外とストレスが溜まってしまうことも多いようです。
「ホームステイ、自分に合わないかも」と思う人は、上記の挙げた中で住みたい都市があれば、ピンポイントでシェアハウスを検討した方が良さそう(トロントは結構多い)。
費用的にも、ホームステイよりもシェアハウスの方が安く済むし(ホームステイ:相場10万円、シェアハウス:相場5万円)、友達もできやすいです。
【仕事】カナダのワーホリで日本人に人気な仕事とは
カナダのワーホリで日本人に人気な仕事は、以下の通りです。
英語力(低~中) | 英語力(高) |
・日本人観光向けツアーガイド ・日系スーパー ・宿泊施設の受付 ・宿泊施設の清掃 ・日系専門飲食店 | ・飲食店(接客) ・販売 ・カフェ ・レストラン ・ホテルマン ・ハウスマン |
やはりチップが貰える接客業が人気(チップも大事な収入源)。
上述した通り、特にトロントには日本人も多いので、日本食レストランなどでは英語力があまりなくても雇ってもらえる可能性が高いです。
ただ言語習得のためにワーホリするのであれば、日本人が沢山いる環境で働いてしまうのは少し勿体ないかも・・・。
日本にいる間に英語スキルを身に着けて、カナダにワーホリで言った際にはお給料もチップも多く貰えるところで働ければベスト!
(ワーホリまでに中学生レベルの英語は完璧にしておきたいところ)。
【番外編】カナダはチップ制度がある国
カナダには「チップ制度」がある国です。
ホテルやレストランでサービスを受けた際には料金の10~15%程度、チップを従業員に渡しましょう。
「チップ」は日本に馴染みがない文化なので、いちいち計算が面倒ですが、仕方ないですね。
ちなみに、カナダの場合、消費税は州によって異なるので、ここもけっこうややこしいです。
外食すると税金とチップが食事代に加算されて高くつくので、ワーホリ経験者の多くは「なるべく自炊をした方が良い」と言います。
(日本と同じく、スーパーは夕方頃になると、お惣菜なんかが安く手に入る)。
カナダのワーホリを検討している人は半年前から準備しよう
逆算するとわかりますが、もしベストな状態でワーホリに挑むとしたら、申請はもちろん「英語力」や「資金」など準備しておいた方が良いことが見えてきます。
英語力なら、英会話教室やオンライン英会話を利用したり、資金ならアルバイトをしたり・・・(バリスタの経験が詰めればなお良し)。
英語力を高める、資金を貯める、これもすぐにできることではありませんから、カナダでワーホリを検討している人は、遅くても半年前から準備しはじめましょう。