BBC learning Englishは無料でイギリス英語を学べる！アプリの使い方や口コミも見てみよう

インターネットが普及して以来、オンラインで英語を無料で学べるサービスがどんどん増えてきています。

しかしアメリカ英語に比べて、イギリス英語を学習できるサービスが少ないと感じる人もいるのではないでしょうか。

BBC learning Englishは、本格的なイギリス英語が学べる英語学習サービス。ウェブサイトだけでなく、アプリで学習することも可能です。

本記事ではBBC learning Englishの概要や公式アプリの活用法、口コミなどを紹介していきます。

BBC learning Englishとは

BBC learning Englishは、英国国営放送(British Broadcasting Corporation)のワールドサービス部門が世界中の学習者に提供する、無料の英語学習サイト。

最初は1943年にラジオ番組「English by Radio」としてスタートしました。

その後、テレビ放送などサービスの幅が広がっていき、1996年からウェブサービスを開始。現在では世界中でたくさんの英語学習者がBBC learning Englishで学んでいます。

本場のイギリス英語に特化している

BBC learning Englishでは、スタンダードなイギリス英語が使われています。

発音やボキャブラリーは、実際にイギリスで使われているものなので、本場のイギリス英語を勉強したい人におすすめです。

また、コンテンツが多彩なので、英語に関してだけでなくイギリスの伝統や文化についても学ぶことができます。

国営放送が提供するサービスなので、教材のクオリティに関しても安心感があると言えるでしょう。

無料で英語音声を聞いたり動画を視聴することができる

BBC learning Englishでは、無料でオーディオや動画、テキスト教材を利用することができます。

ほとんどの動画に字幕やスクリプトが表示できるので、リスニング力に自信がない人でも学習できるのが特徴。

コンテンツによっては、動画を基に作成されたワークシートやクイズが用意してあることもあり、学習者だけでなく、英語講師にも役立つサービスとなっています。

ジャンルが豊富

利用できるジャンルが豊富なのもBBC learning Englishの特徴です。

公式サイトで選べるカテゴリは以下の通り。

これらのカテゴリからさらにコンテンツが細分化され、たとえばVocabularyではさらに4つに分かれます。

English in a Minute は動画による1分程度の語彙講座。中級者〜上級者向けの内容です。

動画の下の方には、学習した語彙に関する空所補充問題も用意されています。

Newsのカテゴリ分けは以下の通り。

「Fake News: Fact and Fiction」では、フェイクニュースの危険性や、見分け方などを解説します。

実際にSNSなどで実際に流れているフェイクニュースをトピックに取り上げることも。

1本あたりの再生時間が20分近いものもあり、語彙の難易度も高いので、上級者向けのコンテンツです。

このように学習できるジャンルが非常に多いので、まずは自分のお気に入りのコンテンツを1〜2つ見つけて学習することをおすすめします。

学習レベル別に受けられる

BBC learning Englishでは、各コンテンツを組み合わせた、学習者のレベルごとのコースも5つ用意してあります。

「English My Way」は1〜4までのユニットに分かれていて、各ユニット12〜14セッション。

「Low-Intermediate」から「Towards-advanced」は全30ユニットで、各ユニット5回のセッションで構成されています。

ユニットごとに使われている語彙や文法は、各ページの「Vocabulary Reference (語彙参照)」と「Grammar Reference(文法参照)」で詳しく学ぶことが可能。

膨大な数のコンテンツからレッスンを集めてきて、レベル別コースを作成しているため、同じレベル内でも難易度にばらつきがあります。

たとえば、今までは「Intermediate」でちょうどいい難易度だと思っていたのに、次のセッションがものすごく難しく感じる、といったこともあるようです。

レベル分けはあくまで目安と考えて、気に入ったコンテンツからレッスンを探した方がいいかもしれません。

BBC learning Englishはアプリの方が人気！主な学習方法、使い方

BBCはアプリ版(iOS、Android)が人気。

PCを開かなくても通勤や通学中に手軽に利用できるのが理由の一つです。

アプリは学習の目的別にコンテンツが整理されているので、公式サイトより使いやすいという意見も。

ここでアプリの機能例を挙げてみましょう。

お気に入りのコンテンツをフォローしておくと、更新されるたびに通知を受け取ることができます。

また、ほとんどの動画を英語字幕付きで見ることができ、字幕がついていない動画でもスクリプトは用意されているものが多いです。

気に入った動画はオフラインで再生できるようにダウンロードしておくことができるのもいいですね。ただし、動画のダウンロードはwifi環境でないとできないようです。

動画下にある「Lesson」では、動画の概要や重要単語の意味の解説などが書かれています。事前に読んでおくと学習がはかどるので、目を通しておきましょう。

BBCアプリの学習カテゴリーは主に以下の3つ。

それぞれ詳しく説明します。

Daily Practice

Daily Practiceは以下、4つのトピックに分かれています。

Everyday English

Everyday Englishでは「The English We Speak(私たちが話す英語)」を利用できます。

中級者向けの音声コンテンツで、最新のイギリス英語のフレーズや表現を学習できるのが特徴。

レッスンのタイトルはその回で学ぶ表現がそのまま使われています。

ちなみに、女性ホストのFeifeiは中国人ですが、発音はほぼネイティブと言っていいほどのレベルです。

Business English

Business Englishは「English at Work(職場での英語)」の動画を見ることができます。

内容はロンドンの会社に赴任した外国人女性と、周りの上司や同僚たちのストーリーです。動画の再生時間は5分程度。

面接で自分の経歴を具体的に伝えるポイントや、仕事で忙しい上司に話しかける上手な方法など、実用的なビジネス英語が勉強できます。

ストーリーがはじまる前に、その回で使われるフレーズについての説明からスタート。登場人物が会話している合間にも、ナレーターがフレーズの使われている場面について解説を入れるので、話を理解しやすいです。

動画の終盤にもフレーズのおさらいをするので、勉強したことが頭に残りやすい構成となっています。

Learn with the news

Learn with the newsで取り扱うのは LingoHack(リンゴハック)というコンテンツ。

Lingohackは毎週更新される最新のニュースを取り扱った教材です。

中級者以上が対象で、再生時間は3分ほど。

難しい単語は赤文字で目立つように表示され、ニュースを読み終わった後に単語についての詳しい説明を聞くことができます。

Learn with drama

Learn with dramaでは、5〜10回程度で完結するストーリーを音声で聞くことが可能です。

日本でもお馴染みの「Alice in Wonderland」や「Christmas Carol」といった名作が題材になっています。

字幕が利用できない作品が多いので、難しい場合はスクリプトを見ながら聞くようにしましょう。

Language Skills

Language skillsのトピックは以下の3つです。

Pronunciation

Pronunciationで学習できるのは「The Sounds of English(英語のサウンド)」と「Tim’s Pronunciation Workshop(ティムの発音ワークショップ)」です。

「The Sounds of English」は初級者向けの発音講座。

この動画で使われている発音記号はIPA式(国際音声表記)です。日本ではJones式と呼ばれる記号が使われているため、馴染みがない人が多いのではないでしょうか。

たとえば、appleをJones式で表すと「ǽpl」ですが、IPA式だと「ˈæpəl」というような表記になります。

動画内ではIPA表記なので、戸惑うかもしれませんが、講師の口の動きをよく見て発音を真似するようにしましょう。

Grammar

Grammarのトピックは以下の2つです。

「6 Minute Grammar」は、およそ6分間の音声による文法講座で、初級者と中級者向けに分かれています。講座の終盤では、説明した文法事項についての簡単なクイズも出題。

「The Grammar Gameshow」は中級者〜上級者向けのコンテンツです。Gameshowのタイトル通り、司会者と回答者2人がいて、テレビのクイズ番組のようなスタイルで文法を学習できます。

取り扱う文法事項は、現在形と現在進行形の使い分けといった、中学英語で習うようなものもあるので、海外のクイズ番組が好きな人は試してみてはどうでしょうか。

Vocabulary

Vocabularyでは毎週更新される、6 Minute English(6分間英語)が利用できます。

6分間で6つの単語、または表現を学習できる音声教材です。

BBC learning Englishの中でも人気のコンテンツで、専用のPodcastチャンネルも用意されています。（参考：BBC）

ホスト2人の対話形式で、時事問題などのテーマを取り上げながら、語彙を増やしていくのが目的です。

English for

English forは以下の2つに分類できます。

Teachers

Teacherでは「The Teacher’s Room」というコンテンツが利用可能です。英語教師が教室で指導するときに役立つ情報動画が豊富に揃えられています。

TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)のような、英語指導資格を取得するスクールで参考にされることも。

内容はボキャブラリーや文法の指導に使えるアクティビティの紹介や、歌を使った指導方法の紹介などさまざまです。

理解度チェックテストもついているので、リスニングの勉強にも効果的。ディクテーションの正しいやり方についての動画などは、学習者にとっても役に立つと言えるでしょう。

Teaching Children

Teaching childrenでは「Stories for Children」という子供向けのストーリーを動画で見ることができます。

使われている語彙はベーシックで、英語字幕もついているので初心者にも勉強しやすいです。

海外の絵本のような絵柄のアニメーションと、のどかなストーリーに癒される人は多いでしょう。

公式サイトからは、PDFでストーリーに沿ったワークシートをダウンロードできます。

BBC learning Englishの口コミ

BBC learning EnglishのTwitter上の口コミを紹介します。

British English の訓練（listening）にBBC learning English のアプリ使ってみた。充実度満載。

相手を怒らせることなく、Nｏと断るときの丁寧な言い方を1分弱で教えてくれる動画です。#bbclearningenglish は勉強になります。#NHK もですが。

BBC learning englishで英国俳優が沢山出てきた！説明文を読んで誰か当てるってやつ。沢山のラブコメに出てるのはヒュー・グラント、英国王のスピーチでオスカーを取ったのはコリン・ファース、下段の真ん中はキーラ・ナイトレイ、全然分からなかった（かなり若い頃の写真？）

少しだけ英語勉強、というよりは英語ヒアリング。 BBC Learning Englishはコンテンツとしていい気がする #英語#英語学習

今週はアプリ版のラジオ英会話がお休みなのでBBC Learning Englishを聞いている。リスニングにはこっちの方が絶対いいんだけど自分が喋るフレーズを入れるにはラジオ英会話の方がよい。両方やればいいんだけど出来ないんだよなあ。

勧められたBBC Learning Englishを見てるけど、かなり気合入れないとだめだな。当たり前か。 #英語 #英語勉強

BBC Learning English Intermediate レベルのUnit9を勉強したラジオドラマの様なものあり、文法あり、楽しく続けられているドラマの聞き取りが難しく毎回transcriptを読んでいるから早く英語耳を手に入れたい！

良い口コミも多いですが、難かしいという意見も…。

自分のレベルに合ったも動画で、トピックをしっかり決めてから取り組みたいですね。

BBC learning Englishでイギリス英語を勉強しよう

BBC learning Englishは、イギリス英語が無料で学べるサービスです。

日本の義務教育で習うのはアメリカ英語なので、なかなか本場のイギリス英語に触れる機会は少ないですよね。

アメリカ英語の舌が巻く感じがどうも難しい…なんて人は、クセのないイギリス英語だと案外抵抗なく勉強できるかもしれません。

気になる方はぜひ試してみて下さいね。

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