ALPROS(以下・アルプロス)は、一般的な英会話スクールの1ヶ月〜半年に相当する学習量を1週間で消化すると謳っている短期集中型の総合英語学校です。
知名度は高くはないものの、実績もあり資格やビジネス、学生からのやり直し、キッズまでなんでも来いといった感じですが、実際の口コミや評判、体験談はどうなのでしょうか。
本記事では、アルプロスのカリキュラムや料金などの基本情報、実際の口コミや評判、体験談などを詳しく解説していきます。
ALPROS(アルプロス)の基本情報まとめ
読む、聞く、話す、書くといった全てのスキルを同時に磨いていくアルプロス。
アルプロスで学習すれば、言語習得に必要だと言われている1,200時間以上という学習量が1カ月~3カ月で達成できるようです。
まずは料金やエリアなど、基本情報をみていきましょう。
ALPROS(アルプロス)の基本情報 | |||
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スクール形態 | 英会話教室 | ||
レッスン形態 | グループ・マンツーマン | ||
スクール数 | 2校+オンライン | ||
エリア | 東京 (新宿本校、新宿アネックス) | ||
受講料 (税込) | 〈グループ〉 ・1か月100レッスン/440,000円 ・3か月60レッスン/277,200円 ・6か月120レッスン/528,000円 〈マンツーマン〉 2レッスン /9,900円~13,750円 ※他プランあり | ||
【その他共通費用】 入会金:33,000円 教材費:11,000円~16,500円 学習サポート費 :11,000円~22,000円 | |||
支払い方法 | ・銀行振込(一括) ・3カ月プログラムの場合は分割払いも可 | ||
保証/ 給付金 | ・全額返金保証なし ・一般教育訓練給付金制度あり | ||
公式サイト | https://www.alpros.co.jp/ |
【レッスン】1回50分/グループレッスンとマンツーマンの両方
アルプロスのレッスン形態はグループレッスンとマンツーマンレッスンの2種類、レッスンは1回50分です。
また、グループレッスンの場合、1か月~3か月ほどのプログラムがメインとなっており、「短期で英語を習得する」というのが教室の特徴となっています。
1カ月のプログラムでは、1回50分のレッスンを平日毎日5レッスン、朝から夕方までみっちり受けます。
学習時間は大体週6~25時間程度、1カ月で100レッスン受講するので一般的なの学校と同じような感じですね。
1カ月のプログラムでは、1回50分のレッスンを平日毎日5レッスン、朝から夕方までみっちり受けます。(1カ月で100レッスン)普通の学校と同じような感じです。
【エリア】東京に2校のみ
ALPROS(アルプロス)は東京に2校のみ。
エリア | ||
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東京 | 新宿本校、新宿アネックス |
オンライン受講ができるのはプライベートレッスンのみなので、1カ月~3カ月の集中プログラムをやりたい人は、この場所に通うことができる人限定ということになります。
【コース】レベルチェックテストで決まる
ALPROS(アルプロス)のコースは、目的やレベルによって分かれています。
いずれのコースもオリジナル教材と市販教材を使用します。
コース | レッスン | 目的 |
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基礎総合 英語コース | グループ | 話す・聞く・読む・書くといった基礎固め |
ビジネス英語 コース | メール、電話応対、ミーティング等、仕事で実践できる | |
アカデミック 英語コース | 海外大学で講義に対応できる、 TOEFLなど試験対策の基礎固め | |
国際英語 試験対策 | マンツーマン | ・個別の目標達成 ・TOEIC、TOEFL、IELTSなどの国際英語試験対策 |
ベーシック英語 4技能プログラム | グループ | ・文法、語彙、記述 ・リスニング、リーディング ・スピーキング、ライティング |
ピックアップ スキル単価講座 | グループ | ・中高やり直し英文法(初級・中級) ・発音・リスニングなど |
どのコースを受けるかというのは、最初に行うレベルチェックテスト次第。
ALPROS(アルプロス)では「基礎英語力があるか」どうかを重視してコース分けをします。
(引用:アルプロス)
図のように、話す、聞く、読む、書くといった総合英語スキルが土台となっていて、この土台を築くのが基礎総合英語コースです。文法・語彙、英会話、読解・記述といった総合的なスキルの基礎を固めていきます。
つまり基礎ができていないと、その上の段階であるビジネス英語コースやアカデミック英語コースは受けられません。
目的がビジネス英語だったとしても、基礎レベルに達していない場合は基礎英語コースからスタートすることになるのです。
アカデミックという言葉はあまり聞き慣れないですが、アカデミック英語コースは、海外留学やワーホリなどの準備をする人に適したコースです。
海外の大学の講義に対応できる文献や資料の精読、ディスカッションなどを学びます。
コースは基本的に3つなので、その他個人の目的に合わせたレッスンを受けたい人や、TOEFLやIELTSなどの試験対策をするならプライベートレッスンしかありません。
なおプライベートレッスンは小学生から受けられます。最近は小学校でも英語の授業が始まり、子供向けの英会話教室の需要がかなり高まっているそうです。
【料金】レッスン単価4,400円から
ALPROS(アルプロス)の料金は、以下の表の通りです。
ALPROS(アルプロス)の料金 | ||
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1ヶ月集中 (グループレッスン) | 440,000円 (100レッスン/1か月) | |
週末集中 (グループレッスン) | 277,200円 (60レッスン/3か月) 528,000円 (120レッスン/6か月) | |
プライベートレッスン (マンツーマンレッスン) | 9,900円~13,750円 | |
その他 | 入学金/33,000円 教材費/11,000円〜16,500円 学習サポート費/11,000円〜22,000円 |
※税込価格で表示
※英作文添削やカウンセリングなどのサービス
支払い方法は、基本的には銀行振り込みで一発払いのみ。ただし、3か月集中プログラムの場合は分割払い可能です。なお、全額返金保証制度はありませんので注意してください。
正直、大手英会話教室や一般的な英会話教室よりも受講料は高めです。
また、先ほども触れた通り、短期で英語を習得することを特徴とする英会話教室なので、自分のペースに合わせて無理なく英語を身に着けたいという方は、他を検討しても良いかもしれません。
【徹底比較】通学タイプ英会話教室おすすめランキング。通うからこその良さもある。
【最新】キャンペーン情報
現在、開催しているお得なキャンペーンはありません。
【一般教育訓練給付金制度あり】3カ月集中プログラムが対象
アルプロスは1ヶ月・3カ月集中プログラムのみ一般教育訓練給付制度が対象となります。
一般教育訓練給付金制度とは、再就職のためのキャリア形成を目的として英会話に通う人や、現在働いている人がキャリアアップのために習う場合に、ハローワークから給付金を受け取れる制度のことです。(参考:厚生労働省「教育訓練給付金制度」)
対象者はコース修了後、受講費(入会金+レッスン料金)の20%(最大10万円)が支給されます。
受給までの流れ
- 入会
- コース開始
- コース修了後、スクールから領収書や教育訓練給付金支給申請書などをもらう
- 1カ月以内にハローワークで申請手続きをする
- 指定口座に給付金が振り込まれて終了
ただし給付金を受給するには以下の条件を満たさなくてはいけません。
- アルプロスの修了認定基準(出席率など)をクリアする
- 離職中の人は離職後1年以内であること
- 初めて受ける人は雇用保険に1年以上加入していること
- 2回目以降に受ける人は雇用保険の加入期間が通算3年以上あること
(前回の給付金受給日から今回の講座開始日までの間)
ちなみに分割払いをしている人の場合は、教育訓練修了証明書が発行された時点で支払済の金額に対する給付金申請となります。
また会社が受講料の一部を負担している場合、給付金対象となるのは受講者が負担した金額のみなので注意しましょう。
公式サイト:ALPROS(アルプロス)
ALPROS(アルプロス)の特徴
ここからは、アルプロスならではの特徴をさらに詳しく解説していきましょう。
(引用:アルプロス)
話す、読む、書く、聞くの4技能をバランスよく習得できる
ALPROS(アルプロス)の全コースは英語力に必要な4技能「話す、読む、書く、聞く」を総合的に学べるように作られています。
スクールによってはリスニングに強いがスピーキングはあまり強化しない、といったところもありますが、4技能すべてをバランスよく学べるのはアルプロスのいいところです。
実際に「以前通っていたスクールではライティングの勉強ができなかった」と言ってアルプロスに変える人も少なくありません。
4技能が必要とされる資格試験のTOEFLやIELTSなどの試験対策の基礎固めにも良いでしょう。
他のスクールに比べてレッスン時間がかなり長い
ALPROS(アルプロス)の1カ月プログラムでは月に約100時間、週末の3カ月プログラムでは約40時間のレッスンを受けます。さらにホームワークなどの学習時間も別に必要です。
一般的な英会話教室だと週1回のレッスンというところも多く、その場合は月に4時間しかレッスンがありません。1年かけても40時間というレッスンを、アルプロスではたった3カ月に凝縮しているわけです。
ただ内容を詰め込みすぎて目まぐるしいという人も少なからずいます。
がっつり学習時間を確保することで有名なライザップイングリッシュやプログリットなどのコーチングスクールでさえ、月に90時間の学習量で、しかもほとんどが自習時間。プログリットではレッスンすらありません。
アルプロスが「英語の学校」という言い方をしているのが納得できますよね。
1クラス4名までの少数制だから発言しやすい
アルプロスのグループレッスンでは1クラス4名までの少数制をとっています。
スクールによっては1クラス10名~15名までといった大人数のところもあり、自分が発言する時間が全然ないとか、質問すらできない状況だということも珍しくありません。
しかし最大4名までなので、そういったことはあまり考えにくいです。
ただそうは言ってもプライベートレッスンよりは自分の発言量が少なくはなりますが。
国際試験に強く、難関大学合格の実績がある
国際試験に強く、国内外の難関大学の入学実績があるのも特徴。
予備校や専門学校で指導経験のある講師から、プライベートレッスンで個別に指導してもらえるので確実に成果を出せるようです。
以下は対応している国際試験の例。
- TOEIC
- TOEFL(iBT、ITP、Junior)
- IELTS
- TEAP
- SAT
かなり幅広いですよね。TOEFL対策ではジュニア部門も対応しているので、小学生から受けられます。
ちなみに国内の難関大学、大学院の入学実績として東京大学、東京工業大学、一橋大学、国際基督教大学、慶応大学など多数ありました。
他にも大学の提携校に留学するなど実績は多いです
自分の受けたいコースが受けられないことも
ビジネス英語コースやアカデミックコースを最初から希望していても、最初に行う英語レベルチェックで基礎英語力が足りないと判断されれば、そのコースを受けることができません。
他のスクールにはビジネス英語でも初級コースがあったりしますが、そもそも英語の基礎がない人は初級とも呼んでもらえないのは微妙ですね。
では基礎がない人がどうしてもビジネス英語を習いたい場合はどうするか、プライベートレッスンで高いお金を払って習うしかありません。
基本的にレッスンはネイティブ講師だが…
レッスンは基本的にネイティブ講師から受けます。
ただ初級レベルの場合は程度によって日本人講師とネイティブ講師が2人でレッスンをする場合もあります。
ネイティブ講師が担当するので、基本的に質問する時もすべて英語。
そのためなんて疑問が出てもなんて聞いたらいいかわからなくて、結局聞けないまま授業が終わってしまったなんていうことも結構あります。
次回のレッスンには解決できるように、聞きたいことはメモして英語に直してくるなどの努力が必要かもしれません。
オンライン受講はプライベートレッスンのみ
今は多くのスクールでオンライン受講ができるようになっていますが、アルプロスではプライベートレッスンのみオンラインに対応しているので、1カ月プログラムや3カ月プログラムは受講できません。
なおプライベートレッスンのオンライン受講に関しては要相談ということです
公式サイト:ALPROS(アルプロス)
【体験談】ALPROS(アルプロス)って実際どう?受けてみた感想は?
ここからは実際にALPROS(アルプロス)を受講した方の体験談。
実際どんな感じなの?感想は?など聞いてみましたので、チェックしてみてください。
Q、なんでALPROS(アルプロス)に入会したの?
基礎からやり直したかったからです。離職中で次の転職までに時間をかけてる暇がなかったのでアルプロスの1カ月プログラムにしました。英語漬けの1カ月は本当に濃厚でした。全部のスキルをまんべんなく教えてもらえるのスクールは珍しいと思います。
Q、最初の英語力はどれくらい?
【高校英語がすでにダメ。】
中学英文法はかろうじて分かりますが、高校の現在完了とかになるともうダメです。外国人がいてもみないフリをしてきました。
中学、高校ではテストのために文章を丸暗記してきたので、実際に組み立てられるというところには達していませんでした。
つまり話にならなかったんです。
Q、実際にレッスンを受けてみてどうだった?
【学校みたいで楽しかったです】
毎日学校に通っていた学生の頃を思い出して楽しかったです。
今はリスニング、この後はライティング…とか科目が変わるごとに先生も変わるし、休憩を挟んでまたレッスンだし…。私はさらにオプションをつけたので週2回、7時間授業でした。
スクールに行くのが当たり前だったので、修了が近くなるのは逆に寂しかったです。
Q、ぶっちゃけ、講師はどうだった?
【教えるのが上手い人、下手な人に分かれていた気がします】
ぶっちゃけると、教え方が下手な先生もいました。私だけが分かりにくいと言っていたわけではないので、多分下手だったんでしょう。(笑)
基礎を教えてくれるはずなのに、早口で話したり、こちらの様子を確認しないでレッスンを進めたりする先生がいました。
教え方が上手い先生は本当に上手だったので、そのスキルは確実に伸びました。
Q、最終的に英語力はどうなった?
【基礎的なスキルは身に付きました!】
たった1カ月だったのですが基礎的なスキルは一通りついたという自信はあります!
全然分かっていなかった現在完了とかもクリアして、それを組み立てられるようになりました。
116回もレッスンした甲斐がありましたね。まだ時間があるならこのまま習いたかったくらいです。その時はビジネス英語を習いたいです。
Q、お金をかける価値はあると思う?
【1カ月コースはレッスン時間が長いのでお金も惜しくない気がします】
英語漬けの毎日を送れる1カ月コースなら、お金をかける価値は十分あると思います。私は後悔していません。時間があるならやった方がいいです。
でも他のプランで利用する価値があるかといえばちょっと分かりません。他のプランだと料金が高い気も正直するので…。
レッスン回数が全然違うので、やるなら1カ月集中してやる方が絶対いいと思います。
ALPROS(アルプロス)の効果、口コミ・評判・感想
さらにここからは実際の口コミや感想も見ていきましょう。
全体的にの口コミの数は少なかったです。
英語学校ホントにたくさんありますよね。
自分が行くにあたって色々調べて体験レッスン受けたりしました。
講師の方のレベルの高さや、4技能バランスよく鍛えられるアルプロスが自分に合ってました🤠
アルプロス来るとほんと頑張らなきゃって思う。後ろでめっちゃ音読してる子いる。頑張ろ(
他にもこんな口コミがあります。
【良い口コミ】
- プライベートレッスンのおかげでTOEFLで75点という入学条件にクリアでき、無事に海外の大学に留学できることになりました。
- 日本の学校なんかよりずっと意味があった。
- 英語の土台ができました。
【悪い口コミ】
- 教材費を払ったのに対して教材を使わなかった。使うページだけコピーしてほしかった。
- 生徒のレベルがばらばらだった。レベル分けされているのか謎…。
- 高いの一言に尽きる。
ALPROS(アルプロス)の料金、体験談、口コミまとめ
今回はALPROS(アルプロス)の概要や口コミ・評判・感想などを紹介しました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
アルプロスまとめ
- 話す、書く、読む、聞くの4つの技能を身に着ける
- 1カ月集中プログラムは100レッスン、週末の3カ月集中プログラムは48レッスンから
- 資格試験対策には強いけど、料金が高い
- 講師は外国人講師とバイリンガル講師(日本人)
- 入学費:33,000円、教材費:11,000円~16,500円
- 基礎総合英語、ビジネス、アカデミック英語コースの3つが基本
- 基本ができてない人は基礎総合英語コースからスタート
- 良い口コミをまとめると「英語の基礎ができるし試験対策にも良い」
- 悪い口コミをまとめると「料金が高くてレベルや講師にばらつきがある」
アルプロスはこんな人におすすめです。
- 読む、書く、話す、聞くをまんべんなく習いたい人
- 朝から夕方まで英語漬けにしたい人
- 国内外の大学試験のためにTOEFLなどの高スコアを狙いたい人
- ちょこちょこ通うのではなく立て続けにレッスンを受けたい人
- グループレッスンの人数が少ない方がいいと思っている人(最大4名)
- ネイティブ講師から習いたい人
料金は高めですが、その分成果は出るという印象のアルプロス。
気になる方は無料体験に行ってみると良いでしょう。
公式サイト:ALPROS(アルプロス)