【3人に1人が英語学習を希望】シニア世代で英会話を習うメリット・デメリットや勉強法、おすすめの英会話教室

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シニアが英会話をするメリットについて

近年「老後はのんびりと海外で」など、シニア世代を対象にしたライフスタイルがメディアでも沢山取り上げられています。

それを見るたびに「英語をもっと勉強しておけば良かった」「今から英会話を習おうか」と考えてしまう人は多いのではないでしょうか。

実際に英会話などの語学勉強をしたいシニア世代は3人に1人、英会話教室に通うシニア世代が急増しています。

かく言う私の両親も、最近になって英会話教室に通い始めました。

本記事では、シニア世代が英語を勉強するメリット・デメリットや勉強法、シニア世代におすすめの英会話教室など詳しく紹介します。

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目次

英会話など語学の勉強をしたいというシニアは3人に1人

最近は「海外で年金暮らし」「リタイアビザ」などという言葉を沢山聞くようになりましたね。

それもあり、歳を重ねてから「今更だけど英会話を勉強したい」と思っている人は多いのです。

実際に全国の50歳~79歳のシニア世代1,000人に「今後、何か学び直しをしたいか」というアンケートをとったところ、3人に1人は学び直しをしたいと回答していることが分かりました。

(引用:ソニー生命保険「シニアの生活意識調査2018」

さらに「今後学習していきたいこと」に対して、英会話を含む「語学」という回答が男女ともに全体の約半数もいます。

上記の回答結果からも、今は英会話に対して意欲的なシニア世代が増えているということが分かりますね。

シニア世代が英語を勉強するメリット・デメリット

シニア世代が英語を勉強することで得られるメリットは沢山あります。

ただデメリットも少なからずありますので、ここではどちらもチェックしていきましょう。

シニア世代が英会話をするメリット

まずはメリットから紹介します。

人とコミュニケーションがとれるため交友関係が広がる

シニア世代になると家にこもりがちになってしまいがちです。

そのため話し相手がいなくて寂しい思いをしたり、友達をつくりたいけどどうすれば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

2015年の内閣府調査によると、親しい友人の有無について「いない」と回答した高齢者が25.9%と、4人に1人もいるような現状でした。

(参考:内閣府「平成27年度 第8回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」

しかし英会話を学べば、講師や生徒とのコミュニケーションがとれます。今は英会話を学んでいるシニア世代が増えていますから、同じ世代の人と話すことで生き生きしてくることは間違いないでしょう。

実際に私は英会話教室に通っていましたが、シニア世代が「帰りにお茶でも…」とお互いに誘い合っている光景を沢山見てきました。

またボランティア活動などで海外の人と交流することも可能です。

脳を活性化させることができる

英会話を勉強すると脳を活性化させることができ、健康に良いのも大きなメリットです。

頭を使わないとぼけが早く進行する、人と話をしないとぼけていく、というのはよく聞く話ですよね。

英会話は頭を使って考えたり話したりするので、シニア世代が心配するボケ予防にもとても有効的なのです。

余談ですが、内閣府が公表しているデータによると、今の日本は認知症の人が602万人いると推定されていて、5年後の2025年には約5人に1人が認知症になるという見方があるようですので気をつけたいですね。

(引用:内閣府「平成29年版高齢社会白書(認知症高齢者数の推計)

持て余している時間があれば有効活用できる

シニア世代は普段から家にいるため、時間を持て余しているという人も多いでしょう。

英会話を習えば、時間を有効に活用できて1日の中でもメリハリがつきますし、英会話教室に行くためにあえて街中に出るというのも、運動になるのでおすすめです。

たまには外を歩かないと…と思っていても、一人では中々腰が上がらないでしょうが、習い事のためなら動く気になれますよね。

英会話は時間の有効活用に持ってこいなのです。

旅行は国内でも海外でもOKになる

旅行が好きというシニア世代は多いですが、英語が話せないからといって国内旅行に限定している人も多いでしょう。

しかし英会話を習うことで、旅行の行先は国内だけに限らず海外でもOKになります。むしろせっかくだからと海外旅行に挑戦したくなるかもしれません。

英語力を習得して、生きているうちに行ってみたいところをぜひ周って見て下さいね。

海外移住に活かせる人も

老後はのんびり海外生活をするというシニア世代が急増しているのは、テレビ番組などでもよく見かけます。

しかし海外に移住するとなれば、最低限の英会話くらいは身に付けないといけないですよね。

英会話を習って英語力が身に付けば、海外移住だって夢ではありません。そうやってセカンドライフを楽しんでいる人も沢山いるのです。

シニア世代が英会話をするデメリット

次にシニア世代が英会話をするデメリットを見ていきましょう。

英語を習得するスピードは遅い

英会話を習い始めたからといってすぐに英語力がつくわけではありません。

当然英語を覚えるのには時間を要します。

若い人に比べれば脳も衰えているのは仕方ないですし、それは当然のことです。

しかし続けることで確実に英語は習得できるので、あきらめずに続けていきましょう。

英語を使う機会を計画しないと楽しめない可能性がある

せっかく英会話を習っても、英語を使う機会を計画しなければ勉強を楽しめない可能性があります。

ですから英語を使う機会を予定しておきましょう。

たとえば秋になったらハワイに海外旅行に行く、来年からはオンライン英会話で色々な講師と1対1で話せるようになる、などと具体的な目標を決めて取り掛かることが大事です。

シニア世代が英会話を勉強する方法や注意点、独学でも可能?

ここまでは、シニア世代が英会話を習うメリット・デメリットについて述べてきました。

しかし中には英会話教室に通わずに、何とか独学で学べないものかと考える人もいるでしょう。経済的にそこまでの余裕が無いという人は結構多いですよね。

ここではシニア世代が英会話を勉強する方法と注意点について説明します。

テキスト等での独学

シニア世代が英語を独学するとしたら、主に以下の2つの方法になるでしょう。

  1. テキストを自分で購入して学ぶ(定期購読、NHKラジオなど)
  2. 英語勉強アプリで学ぶ

最初に自分でテキストを購入して学ぶ方法です。

本屋さんやネット注文で自分でテキストを選んで勉強したり、スピードラーニングのように有料のCD等を定期購読して、毎月届く教材で学ぶのもありでしょう。

またNHKラジオの英会話を聞いて独学しているという人も沢山います。

次に、英語学習アプリをスマホやタブレットにダウンロードして学ぶという方法です。

最近は英語学習アプリの数も増え、内容の質も高くなっていますので自主学習に使う人も沢山います。

シニア世代で英語を独学するメリット

お金があまりかからない

独学の一番のメリットは経済的負担が軽く済むことです。

もちろん教材にもよりますが、たとえば2,000円近くの本を買ったとしても、英会話スクールにかかる料金よりは安上がりですし、スピードラーニングのようにテキストを定期購読するといった方法でも月々の料金は約4,000円程度で済みます。

自分のペースで無理なく学習できる

独学の場合は自分のペースで学習できますので、体調などに無理なく勉強できるのがメリットの一つです。

毎日続けられるのが一番良いですが、自分の都合に合わせて調整できるのは良いですね。

自分で教材を選ぶ楽しみがある

どんな教材にチャレンジしようかと、自分でテキストなどを選ぶ楽しみがあるというのもまたメリットの一つです。

自分が決めた内容の教材を買うため、その効果がどうであっても結果に納得できるでしょう。

シニア世代で英語を独学するデメリット

続かない、挫折する人が多い

独学の一番のデメリットは続かない、途中で挫折する人が多いことです。

やはり一人でやるのですから、頑張ろうと背中を押してくれる講師もいなければ、一緒に学習する仲間もいないので、相当な根気がないと続きません。

そのため、別に今やらなくてもいいのではないかという気持ちになり、英語を話している自分像が非現実のように感じてしまうこともあるでしょう。

そのため独学には限界があるという人も多いのです。

英語の上達が遅い

独学の場合は英語の上達が遅いのもまたデメリットです。

英語を勉強すると決めてから綿密な学習計画を立て、それに従って毎日何時間も黙々と勉強し続けられる人でなければ、英語の上達スピードは上がりません。

また自分に甘くなってしまって学習時間の管理も緩くなり、気が散ったり「今日は勉強しない」と放置してしまいやすいのも原因の一つです。

実際に会話する機会を作ることが難しい

独学の場合、実際に会話する機会を作ることが難しいというのもデメリットです。

残念なことに、せっかく英語を覚えたとしてもアウトプットする場がないと英語は忘れていってしまいます。

勉強したところで活かせるがないので、自ら海外の人と交流できる場に出向いたり海外旅行に行くなどする必要があるでしょう。

英会話スクール等の活用

次に英会話スクール等の活用で英語を勉強する方法です。

英語を習える場として主に以下の3つが挙げられます。

  1. 英会話スクール
  2. オンライン英会話
  3. 英会カフェ

英会話スクールは一般的に知られているように、講師が生徒に英会話を教える場です。グループレッスンやマンツーマンレッスンがあります。

オンライン英会話は、スマホやタブレットなどで海外の講師と1対1でトークする勉強法です。オンライン英会話によっては、しっかりとレベルに合わせたレッスンを提供してくれます。

英会話カフェは、お茶を飲みながら英語でコミュ二ケーションをとる場を提供している会社のことです。カフェによっては講師がいてレッスンをきちんと行っています。

シニア世代で英会話スクール等を活用するメリット

英語の上達が早い

英会話スクール等を活用すれば、自分のレベルに合ったカリキュラムに沿って学習できるため英語の上達スピードが早いです。

英語は自分の得意な分野を伸ばすだけでなく、弱いところをしっかりと克服する必要があります。

たとえば単語には強くても、文法が不得意であれば相手に上手く伝わらないので、文法を克服しなければいけません。

独学の場合は自分の弱点を誰にも指摘してもらえないので、学習する分野に偏りが出てしまうことがありますが、英会話スクール等を活用する場合はレベル分けがされるので学習分野に偏りがないのです。

実際に会話する機会が得られる

英会話スクール等を活用すれば、実際に会話する機会を得られるのもまたメリットです。

グループレッスンだとしても、必ず全員が発言できるようにレッスンは進みますので、今日は一言も話さなかったということがありません。

独学では話し相手がいませんが、英会話スクールでは外国人講師や日本人の英語仲間が話し相手になります。

実際に自分の英語を聞いてもらうことで間違っている部分を教えてもらえますし、講師の発音やイントネーションも同時に覚えられるので、さらに英語力が増すでしょう。

やる気が続きやすい

英会話スクールは同じく英語を勉強している仲間に出会えたり、講師やカウンセラーが背中を押してくれるのでやる気が続きやすいのもまたメリットです。

そして自分の弱点を指摘してくれるだけでなく、得意な部分は褒めてもらえたり、自分のレベルがアップすればクラスが変わるという風に、目に見えて効果が分かるのもまたモチベーションのアップに繋がります。

シニア世代で英会話スクール等を活用するデメリット

お金がかかる

一般的に英会話スクールに通うとなれば、独学で勉強するよりもお金がかかるのがデメリットです。

英会話スクールによっては、1万円以内のシニアコースを用意しているところもありますが、それでも独学に比べると高くつきます。

続かないと無駄なお金に消えていく

英会話スクールに申し込んでも、続かなければ無駄なお金に消えていってしまうのもまたデメリットです。

英語は習い始めてすぐに効果が出るものではありませんので、続けることが大事になります。

英語仲間がいるおかげで独学よりは続けられる可能性が高いとは思うのですが、人によっては無駄な自己投資で終わる場合もあるでしょう。

シニアプランがあるおすすめの英会話教室

今はシニア世代の英会話教室の需要が高いため、シニアプランを打ち出しているところが多いです。

ここではシニア世代におすすめの英会話教室を紹介します。

ECC外語学院

ECC外語学院では、60歳以上のシニアのための英会話コース「プラチナサロン」があります。

講師1名に対して生徒が数名いるグループレッスンの場合は、週1回(60分)で月額6,600円(税込)。

講師と自分、1対1で受講できるマンツーマンレッスンの場合は、1回(80分)につき、22,000円(税込)~となっています。

また、レッスン内容はシニア世代にとって役立つ構成となっています。

たとえば、最初に日本語の雑談を10分程度してから30分の英会話レッスンに入り、海外旅行で使えるフレーズなどを学びます。

またCD教材で日本の文化雑学について学習する時間も15分あるので、海外交流の際に日本文化を相手に伝えられる力が身に付くでしょう。最後は英語による世間話を5分程度して終了です。

他にもECCでは、60歳以上から格段に英語力を高める「全日制英会話専科」というコースも用意しているので、詳しくは公式サイトをチェックして下さいね。

公式サイト:ECC外語学院

シェーン英会話

シェーン英会話には、シニア世代に通いやすい午後1時~3時までの間の「月謝制アフタヌーンコース」があります。

講師は、母国語が英語であるネイティブ講師といわれる外国人講師となりますが、65歳以上のシニアの場合、週1回(50分)のレッスンが7,700円で受講することができます。

ちなみに、2名~6名のグループレッスンです。

アフタヌーンの時間などを気にしない場合は、日本人講師を選ぶこと も可能できます。

日本人講師が良い、日時は自由にこちらが決めたい、講師と1対1のマンツーマンレッスンが良いという人はシニアなどが関係ないコースを選ぶと良いでしょう。

ただ、週1回(50分)で26,400円(税込)なので、上記のコースと比べるとかなり受講料は高くなりますから注意してくださいね。

シェーン英会話は口コミ・評判も良い英会話教室です。

公式サイト:シェーン英会話

Gabaマンツーマン英会話

Gabaマンツーマン英会話は、60歳以上のシニア向けのコースがあり、平日9:15~17:30開始のレッスンを事前に予約できます。( 当日予約の場合は平日も土日祝日も可)

10か月の間に受講できる回数は60回というコースで、402,600円(税込)。1レッスン6,100円(税抜)です。

月額契約の場合は、合わないなと感じた時に割とすぐに退会することができるのですが、10か月となるとなかなか気合が要りますね。

1レッスン6,100円で考えると安い方なので、明確に目標が定まっている人やもともと長期で通学することを考えている人にはおすすめですよ。

レッスンのペースは通常よりも遅めに設定されているので、無理なく英語を勉強できるでしょう。

公式サイト:Gabaマンツーマン英会話

シニア世代英会話はメリットだらけ、仲間と楽しく英語を学ぼう

シニア世代にとって英会話を習うことは健康にも良いですし、メリットだらけです。

英語力を確実に身に付けたいという人にはもちろん、仲間が欲しい、話し相手が欲しいという人にとっても英会話は最適な習い事の一つでしょう。

英会話教室は習い事の中でも料金がかかる方ですが、シニア世代の場合は通常の料金よりもお得に設定されている場合も多いです。

また英語は生涯学習の一つですから、年齢に関係なく生涯を通して役立つ習い事です。

仲間と英語力を高めて海外旅行を楽しむなど、生き生きとしたセカンドライフを手に入れるために是非スタートして下さいね。

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