本記事では、留学前にした方が良いこと7つを具体的に紹介します。
「留学に行くことを決めたけど、何から始めればいいかわからない」「せっかく海外に行くのだから、充実した留学生活を送りたい」このような人はぜひ参考にしてみてくださいね。
留学前にすること7選(やることリスト一覧)
留学前にやっておくと良いことは、以下の通りです。
留学前にすることリスト
- 留学に行く目的を明確にしておく
- 留学先の情報収集(歴史や単位、サイズ表記など)をしておく
- 日本についても調べておくと現地の人と交流するときに使える
- 英語を勉強する・英会話を練習する
- 健康管理に気をつける、不調があれば治療しておく(特に歯)
- 留学で必要なものを準備しておく(スマホやクレジットカードなど)
- 料理(自炊)、家事の練習もしておくと留学中の節約にも繋がる
それぞれの項目について、詳しく説明します。
留学に行く目的を明確にしておく
英語が話せるようになりたい人や海外で生活してみたい人、多様な文化に触れてみたい人など、留学に行く理由はさまざまだと思います。
しかし、留学に行く目的は、より具体的で明確なものにしたほうがいいでしょう。
具体的な目的があれば、留学中もブレずに行動することができます。
たとえば、「英語が話せるようになりたい」というのをより具体的に「現地の人と英語でディスカッションできるようになる」という目的に置き換えてみましょう。
この場合、ずっと部屋に篭って勉強していたり、日本人留学生同士で固まってばかりでは目的は達成できませんよね。
目的を達成するには、現地の人が集まるパーティーに潜り込んだり、地元のイベントに頻繁に顔を出すなどの工夫が必要になります。
このように目的が具体的であれば、自分のとるべき行動も明確になって、有意義な留学生活を送れるでしょう。
留学先の情報収集(歴史、単位やサイズ表記など)をしておく
留学生活を充実させるために、留学先の文化や歴史をリサーチしておくのも大切です。
たとえば、現地で食べられている珍しいものを調べておくと、留学先の人と話す時のネタになることもあるでしょう。
もし日本に来ているアメリカ人留学生が、納豆を食べていたら、ちょっとびっくりしますよね。
日本の文化を学ぼうという心意気を感じて、話しかけたくなる人もいるのではないでしょうか。
他にも、実生活で困らないように、現地で使われている通貨やサイズの単位などを調べておくことも必要です。
たとえば、日本では長さはメートル、重さはグラムで表しますが、国によっては長さをインチ、ヤードで表したり、重さはポンドで表すところもあります。
市場やスーパーで果物の量り売りをちょっと買いたい時など、こういった知識があると便利です。
また、家賃や食費、バスや鉄道など普段利用するものにどのくらいのコストがかかるかも把握しておきましょう。
事前に確認しておけば、予算の計画も立てやすいです。
せっかく留学中なのにアルバイトに追われたり、お金が足りずに日本に帰らなければいけないといった事態を避けることができます。
日本についても調べておくと現地の人と交流するときに使える
海外に留学していると、いろんな国の留学生同士で集まった時に、自分の国について話すことがよくあります。
海外に好んで来るような学生の集まりですから、会話の内容が宗教や歴史、政治など文化的な話になることも珍しくありません。
- 神道ってどんな宗教?
- どうして日本には無宗教の人が多いの?
- サムライと忍者ってどう違うの?
- 自分の国に移民がたくさん来ることについてどう思う?
このような質問にしっかりと答えるのは、日本語でもむずかしいのではないでしょうか。
日本語で説明できないことは、英語で説明できませんよね。
今はYouTubeなどでも日本の歴史や文化などを、わかりやすく説明してくれるチャンネルもあるので、留学前に少しずつ勉強しておきましょう。
日本の歴史や文化に詳しくなれば、いろいろな話題に対応できますし、日本はこうだけど、海外はどうなんだろうと他の国にも興味が湧くようになります。
また、海外には漫画やアニメのようなポップカルチャー、寿司やラーメンのような日本食に関心がある人も多いです。
自分の得意分野で外国人に受けがよさそうなものがあれば、それを英語で説明する練習をしておくのもいいでしょう。
英語を勉強する・英会話を練習する
留学に行くと決めた場合、日本にいる間も留学に向けて英語勉強をする人も多いです。
目的によって内容は異なりますが、たとえば、英語教授法として有名な「TOEFL」は留学先での学生生活に役に立つ検定試験なので、英語学習の目的に設定すると良いでしょう。
しかし、留学経験者の中にはアカデミックな英語だけでなく、カジュアルな英語に慣れておけばよかった、という人も多いようです。
というのもカジュアルな英語に慣れていないと、友人間で英会話をするときに、友達の話についていけないなんてことも珍しくありません。
留学する前には机に向かっての勉強するだけでなく、英会話にも慣れておいた方がいいでしょう。
「会話慣れ」という意味ではフィリピン人講師の格安オンライン英会話でもいいのですが、できれば自分が行く国の人と話せる英会話サービスを利用するほうがいいです。
実際、アジアで話されている英語と、英語圏で話される英語はアクセントや発音、使われているスラングはかなり違います。
また、英語圏でも、アメリカとイギリス、オーストラリアなど地域によって独特のクセがあるもの。
たとえば、オーストラリアに留学に行く人であればオーストラリア人講師を選べる英会話サービスを利用するのがおすすめです。
レッスンでは、自分がオーストラリアに留学に行くということを講師に伝えて、同年代の人はどんなスラングを使うのか、どんなことに興味があるのかなどを細かく聞きましょう。
ネイティブ講師が選べるオンライン英会話は割高になることが多いですが、自分に対する先行投資として利用してみてはどうでしょうか。
健康管理に気をつける、不調があれば治療しておく(特に歯)
慣れない土地に住んでいると、体調を崩しやすいもの。
海外の病院や薬局で処方される薬は、日本で認可されていない成分が使われていることもあるため、効き目が強すぎたり、日本人の体質に合わないこともあります。
日本で飲み慣れている薬がある人は、海外にも持っていきましょう。
また、海外では歯の治療費が高額になることが多く、一般的な海外旅行保険のレギュラープランには、歯科診療がついていません。
保険会社によってはオプションでつけることもできますが、保険料が高額になってしまいます。
実際、アメリカなどの医療費が高額な国で虫歯になり、歯の治療費が高すぎるので、日本に一時帰国して歯を治療しなければいけなかったという人も。
貴重な留学期間を無駄にしないためにも、日本にいる間にしっかり歯の治療をしていくことをおすすめします。
留学で必要なものを準備しておく(スマホやクレジットカードなど)
留学で必要なものについて詳しく説明します。
通信費用を安く済ませたいならSIMフリー端末もしくはSIMロックを解除しておく
海外でスマホの通信費を安く済ませたい場合は、simフリーのスマホを持っていくことをおすすめします。
現地対応のsimカードを使えば、出費を抑えられますし、プリペイド式なので、予期せぬ高額請求をされることがないのもメリットです。
出発前にsimフリーのスマホを買うか、いま持っているスマホのsimロックを解除しておきましょう。
海外で現金支払いだと不安?クレジットカードは2枚作っておくと安心
日本のように治安が良い国は、世界的に珍しいので、日本にいるときと同じような感覚で「現金支払い」をしていると危険です。
アメリカのように、少額の買い物でもカードで支払うことがスタンダードな国もあるので、クレジットカードも作っておいたほうがいいです。
クレジットカードには、出国後から3ヶ月程度有効な海外旅行保険が付帯しているものもあります。
トラブルにあった時は、海外旅行保険とクレジットカード付帯の保険どちらも申請できるので、ぜひ利用しましょう。
クレジットカードのブランドはVISAカードかMasterCardがおすすめ。この2社は海外でクレジットカードを扱う店なら大体どこでも利用できます。
また、長期の留学であれば、クレジットカードは2枚作っておくといいでしょう。
1枚しかカードがないと、紛失や盗難にあった時に対応できません。暗証番号の入力ミスを繰り返したり、利用限度額オーバーなどで、クレジットカードが使えなくなってしまうことも。
普段使い用の1枚の他に予備の一枚を作っておき、スーツケースの裏などの目立たないところに貼っておけば、いざという時に役に立ちます。
料理(自炊)、家事の練習もしておくと留学中の節約にも繋がる
留学中にホームステイをする場合、ホストファミリーによっては食事が毎回用意されないところもあります。
夕食はホストファミリーのお母さんが作ってくれるけど、朝と昼は自分で作ったり、外で買わなければいけないということもあるかもしれません。
たとえば、アメリカやオーストラリア、イギリスなどは日本より外食にお金がかかることが多いので、毎回外食するわけにもいきませんよね。
また、コンビニやスーパーマーケットでも、日本のように安くて美味しい弁当や惣菜が充実している国は多くありません。
お金を節約したい人は、日本にいる間に自炊に挑戦するのがいいでしょう。
最近では海外でも、大きな都市にはアジア系のスーパーがあることが多く、日本の食材も手に入れやすくなっています。
自分の得意な日本料理を作って振る舞えば、ホストファミリーもよろこんでくれるかもしれません。
また、留学中には部屋の掃除や洗濯など、自分のことは自分でする必要があります。
ホームステイであれば、自分の部屋の掃除だけでなく、食後の食器洗い、トイレやシャワールームの掃除なども任されることも。
不慣れなことを一度にこなそうとすると、けっこうストレスになるので、留学中、自分にとって少しでも家事が負担にならないように、日本にいるうちに家事に慣れておきましょう。
参考:ワーホリ・留学保険の仕組みや特徴(GOOD COMING)
価値ある留学にするためにも準備は万端にしておこう
「ここまでやらなきゃいけないもの?」と少し構えてしまうような内容もあったかもしれませんね。
あまり身構える必要はないけど、準備するに越したことはありません。
旅行を充実させるために計画や準備が重要なのと同じで、留学を充実させたいなら、本気で計画を立てて準備した方が良いのです。
全てをこなすのが大変なら、本記事で紹介した中から自分の目的に合うものだけをピックアップするのも良いでしょう。