外国人の友達がいると、英語を教えてもらったりお互いの文化を教え合ったりして視野も広がります。
留学などで海外に行った場合はその勢いもあって自然と友達ができたりしますが、日本にいながら外国人と友達になれる機会は少ないように感じますよね。
しかし実際に会うだけが友達になる方法ではありません。最近では日本にいても、SNSやアプリなどで外国人と友達になる人は増えています。
本記事では外国人の友達の作り方、友達を作るにあたって気を付けること、やっておきたいことなどを詳しく紹介します。
外国人の友達の上手な作り方
外国人の友達を作るには、どこで知り合えばいいのでしょうか。
その辺を歩いている外国人に急に話しかけても、怪しく思われてしまいそうですよね。
ここでは日本にいながら外国人の友達を作る方法を紹介します。
インスタなどのSNSでメッセージを送る
日本にいながら海外の人と友達になるにはインスタやFacebookなどのSNSも有力。
ハードルが高いと感じる人もいるかもしれませんが、今やSNSでのつながりが主流になりつつあります。
同じ趣味を持つ人、興味がある分野のコミュニティがある場合は参加してみるといいでしょう。
友達になりたい人がいたら相手にメッセージを送ってみると、そこから仲良くなれるかもしれません。
外国人と友達になれるアプリを利用する(ランゲージエクスチェンジ)
外国人と気軽に友達になれるアプリを利用するのも一つ。
英語を学びたい日本人と、日本語を学びたい外国人がペアになって、チャットなどを通して言語を教え合うアプリ(ランゲージエクスチェンジという)は利用者が多く人気です。
たとえば以下のアプリが有名。
どれも同じような感じですが、ハロートークが一番対応言語が多いです。
「言語友達検索」で、所在地や年齢、国籍などいろいろなカテゴリーで友達を探すことができるので利用してみるのもありでしょう。
ハロートークって何?危険な人はいる?サービス内容や使い方について紹介
大使館や米軍基地などの国際交流イベントに参加する
大使館や米軍基地などで行われる国際交流イベントに参加するのも一つの方法。
イベント情報は、ネットや各地域で発行されるフリーペーパーでも得られます。
特に米軍基地のイベントは結構盛大。
「スプリングフェスティバル」や「ビーチフェスティバル」など、季節ごとのイベントの中でモーターショーやミニ遊園地などが楽しめます。
家族連れの参加者も多いので話しかけやすいかもしれません。
Meetupなどのコミュニティサービスに参加する
Meetupは外国人に人気のコミュニティサービス。
地元で趣味や興味のある分野を通して、参加者と交流できるのが特徴です。もちろん日本人も参加OK。
たとえば全員で登山をしたり、手巻き寿司のワークショップに参加したり…。司会進行役もいるので安心して参加できるでしょう。
街コンなどの大規模なパーティーに参加する
街コンなどの大規模なパーティーに参加してみるのもあり。
たとえばmachicon JAPANは、参加者が150万人を超えると言われています。
友達作りだけでなく出会い目的の人もたくさんいて、自由に話しかけられる雰囲気です。思い切って話しかけてみるといいでしょう。
大規模な英会話カフェに行く
英会話カフェに行ってみるのも一つ。
英会話カフェは英会話教室よりもフランクに英語を話せる場です。コーヒー代を払うだけで参加者とフリートークができるのが特徴。
ただカフェによっては英語を話したい日本人しかいないなんてこともあるので、カフェ選びは慎重にしましょう。
英語以外にも何か国もの会話テーブルがある大規模な英会話カフェは、外国人がたくさん集まるのでおすすめです。
英会話カフェとは?英語力アップの効果はある?メリット・デメリットや、初心者に安心の選び方を紹介
外国人の多いバーに行く
外国人の多いバーに行くのも一つ。
常連になれば、そこに来る外国人と仲良くなれるかもしれません。
ただお酒を飲む場所なので、お酒に弱い人は要注意。どのバーに外国人が多いのかSNSや口コミなどで調べてみましょう。
ゲストハウスに泊まってみたり働いてみる
ゲストハウスの宿泊客には外国がたくさんいます。
宿泊客が集える共同スペースがあることが多く、そこで交流が生まれやすいのが特徴。
場所によってはトイレやお風呂も共同だったりします。
1泊3,000円前後で泊まれるので、実際に泊まって外国人と友達になるのもありでしょう。
またそこでヘルパースタッフとして、住み込みで働いてみるのもありかもしれません。
ホームステイの短期受け入れをしてみる(マッチングサービス)
ホームステイというと学生が対象というイメージがありますが、旅行目的の社会人でもホームステイを利用している人がたくさんいます。
最近は、最短2日程度でホームステイの受け入れができるマッチングサービスが人気。
マッチングサービス例
マッチングサービス経由で受け入れる場合、月額料金を自分で設定できたり運営側から謝礼金をもらえたりするので、副業として利用する人も増えているみたいです。
たとえば「Homii(ホーミー)」では、平均月収は5万円。結局赤字にはなりそうですけどね。
ホームステイを受け入れたい!費用は有償?無償?ホストファミリーの条件や受け入れ方法、メリット・デメリットも詳しく紹介
観光ボランティアに参加してみる
観光ボランティアに参加してみるというのも一つ。
観光ボランティアは、観光客に英語で日本の観光地を案内するだけではありません。
キャンプイベントなどの国際交流フェスティバルの手伝いをしたり、地元の外国人とのスポーツ交流に参加したりと協会によって活動は様々です。
外国人と仲良くなれるきっかけになるかもしれません。
観光地に行って直接話しかける
観光地に行けば外国人がたくさんいるので、そこで話しかけて友達になるのもありでしょう。
ただ観光に来ている人の場合はすぐに帰ってしまうことが多いので、長い付き合いは期待できないかもしれません。
外国人と友達になる時に気をつけること
外国人と友達になろうと気合いを入れても、実際は文化の違いなどから仲良くなることができない場合もあるので要注意。
また外国人だからといって人を選ばずに友達になると、後で後悔するかもしれません。
ここでは外国人と友達になるときに気をつけることを紹介します。
英語を上達させたいアピールをしない
英語と日本語を互いに上達させるために出会った友達ならいいのですが、「英語を学びたいから友達になってほしい」というのを前面に出すのはNG。
「結局は英語が話せれば誰でもいいんだ」と思われてしまいます。
自分だって「日本人なら誰でもいい」と言われると、友達というよりも利用されている感じがしてしまいますよね。
仲良くなって「そういえば〇〇って英語でなんて言うの?」とか「何かスラング(俗語)を教えて」と聞くのはOKですが、英語の先生代わりにしないようにしましょう。
チャットサイトの場合は相手との時差を確認しておく
チャットサイトの場合、やりとりしている相手との時差を確認しておくのがおすすめ。
日本が夜でも海外では朝なんてこともあるので、思ったよりチャットがスムーズにいかないことも考えられます。
密に連絡を取り合うには時差の少ない国の方がいいかもしれません。
相手と適度な距離感で接する
距離感の感覚には個人差がありますが、日本人が考える適度な距離感と外国人が思っている距離感は結構違うもの。
たとえば海外では友人同士のハグも普通ですが、日本人は主に恋人や家族(子供)間でしかスキンシップをとりません。
また話す時にも一定の距離を保ち、顔が近いと「近い(笑)」と言って離れるのも、外国人にしてみたら冷たく感じることもあるようです。
他にも、良かれと思ってしたことがただの「世話焼き」になってしまって「お母さんじゃないんだから」と思われるケースも…。
相手の国の文化を知って適度な距離感で接するようにしましょう。
女性の場合は下心のある人に気をつける
女性が外国人の男性と友達になる際は、下心のある人に気を付けましょう。
友達と言いながらも「日本人女性は簡単に落とせる」と思っている質の悪い人も実際にいます。
特に外国人にとっては普通の、情熱的なセリフに惑わされないように注意しましょう。
外国人の友達を作る前にやっておきたいこと
友達を作るには、相手から興味を持たれることが大事です。
「この人とは楽しく話ができる」と思われないと、仲良くなることは難しいでしょう。
そのためには共通の話題があったり話のネタが必要です。
ここでは外国人の友達を作るにあたってやっておきたいことを紹介します。
英語で自己紹介ができるようにする
初めて知り合う人と仲良くなるには自己紹介が必須。
改まった文章でなくてもいいので、自分の職業やどんなことに興味があるのかくらいは英語で説明できるようにしておきましょう。
自分のことを話せないのでは相手も興味を持ってくれません。
相手に簡単な質問ができるようにする
友達になるには相手のことを知ることも重要。自分の話ばかりしている人とは仲良くなりたくないですよね。
コミュニケーションは質問と応答の繰り返しで深まるもの。
たとえば”What’s your job?”(何の仕事をしているの?)、”What’s your hobby?”(趣味は何?)、”How long are you in Japan?”(日本にはどのくらいいるの?)など聞けるようにしておくといいでしょう。
英語が全くできない場合はオンライン英会話などを始める
英語が全くできない人は、オンライン英会話を始めるなどして英語の基礎を身に着けるのもおすすめです。
全く英語が話せない人に、友達になってほしいと急に言われてもコミュニケーションに困りますからね。
オンライン英会話は家にいながら月6,000円前後で習えるので、試しに始めてみるといいかもしれません。
日本の文化や歴史などを知っておく
外国人は自分の国について詳しく知っている人が多く、日本に来ている外国人は日本文化や歴史に興味を持っている人ばかりです。
それに比べて日本人は、日本の文化や歴史にうとい人が多いですよね(私も含めてですが)。外国人にとってみたらそれが不思議に感じることもあります。
何かを聞かれた時やちょっとした豆知識として話せるように、まずは伝統文化や歴史について自分なりに調べてみるといいでしょう。
趣味をもつ
友達になったきっかけが共通の趣味だったという人は結構多いです。
たとえば登山だとしたら、登山グッズやこれまでの経験話、どの山が最終目標かなどで盛り上がれるでしょう。
そのうち「一緒に登ろう」と話が発展するかもしれません。
何か一つでも趣味を持っておくことをおすすめします。
特技を見せられるようにする
一発芸のような感じでもいいので、何か特技を見せられるようにするのもいいでしょう。
すごい、面白いと思ってもらえたらそこから仲良くなることもあります。
その場では実演できなくても、動画を撮っておけば見せることもできますね。
話題の映画や流行の洋楽を知っておく
話題の映画(洋画)や流行の洋楽を知っておくのもおすすめ。
英会話教室などでもちょっとした小話(スモールトーク)で、最近見た映画や好きな音楽などの話題を取り上げるケースが多く、結構盛り上がります。
ハリウッドスターの名前を挙げると「知ってる~私も好き~」となったりするので、最新のものをチェックしてみましょう。
外国人と仲良くなるにはある程度の英語力が大事
日本で生活していると外国人と交流できる機会は少ないように思いますが、探せば結構見つかるものです。
ただ全く英語ができないとなると、スムーズなコミュニケーションは難しくなるのも事実。特に初心者の場合はある程度の英語力を身に着けておいた方が、相手と仲良くなれるでしょう。
楽しく相手と会話ができるように話題を考えながら、できるだけ長く続けられる友達関係を作りたいものですね。