レゴブロックは、デンマークのレゴ社が手掛けた、カラフルなブロックの子ども用玩具として非常に有名です。子どもの頃に遊んだことがある人も多いのではないでしょうか。
ただ、子どもが小さいうちは、ブロックを飲み込んでしまわないか心配になりますよね。
そんな時は、3歳以下の子どもでも安心して遊べるブロックである「レゴデュプロ」を使ってみましょう。レゴデュプロは知育にもいいと評判です。
今回は、「レゴデュプロ」の特徴、知育に適している理由、年齢に合わせた遊び方や、入手方法についてもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
レゴとレゴデュプロの違いとは?
(引用:ベビーザラス)
ここではレゴと比較しながら、レゴデュプロの特徴について見ていきましょう。
対象年齢
レゴデュプロの対象年齢は1歳半からです。
レゴは、レゴデュプロに比べると小さいパーツも含まれるため、対象年齢は基本的に4歳以上になっています。
大きさ
レゴブロックを基準に考えると、縦横を2倍にした大きさがレゴデュプロです。
レゴデュプロの「デュプロ(DUPLO)」はラテン語で「2倍」という意味の「duplus」に由来しています。
【基本的な長方形ブロック※】
大きさ | |
レゴデュプロ | 縦16mm×横32mm ×高さ9.6mm |
レゴ | 縦32mm×横64mm ×高さ19.2mm |
※ブロックの上側に並んでいる丸い突起(ポッチ)が2×4
レゴデュプロがこのサイズにしてあるのはもちろん誤飲を防ぐためですが、子どもが扱いやすい大きさなので、手先を器用に動かせない小さい子どもでも掴みやすいです。
ブロックの繋げ方と基礎版
レゴもレゴデュプロも、ブロックの上側に並んでいるポッチ(突起)を使い、ブロックを繋げて遊びます。
なお、レゴとレゴデュプロのポッチサイズは異なっていて、レゴのポッチ4つ分が、レゴデュプロのポッチ1つ分の大きさです。
また、レゴには、ブロックを組み立てる土台として使える「基礎板」があります。
レゴデュプロが知育にいい理由
レゴは2018年に、東大や早稲田大学、慶応大学等の出身者に対する「レゴと知育の関連性に関する調査」を行っています。(参考:「レゴ育のススメ」)
その中で、「あなたは今までレゴブロックで遊んだことがありますか」という質問に対し、東大出身者は約7割(68%)が「経験あり」と回答したそうです。
(参考:「レゴ育のススメ」)
しかも2人に1人は、「集中力や想像力、イメージ力を伸ばすことに役立つと回答」しており、レゴと知育には関連性が高いことが明らかとなりました。
一方、レゴで遊ぶ前段階として使えるレゴデュプロは、このサイズだからこその利点も多いです。
レゴだけでなく、レゴデュプロが知育にいいと言われる理由をまとめました。
- 誤飲の心配が少なく、安全にブロック遊びを楽しめる
- 幼い子どもでも扱いやすいサイズ
- 手指の巧緻性を高めることができる
- 想像力を膨らませることができる
- 子どもが成長してレゴで遊ぶようになっても、組み合わせて遊べる
- コンテナセットを購入すれば片付けの習慣も身に付く
一つずつ確認していきましょう。
誤飲の心配が少なく、安全にブロック遊びを楽しめる
小さい子どもは玩具を噛んだり、口の中に入れようとすることがよくあります。
レゴでは、一番小さいブロックで縦8mm×横8mm×高さ9.6mmなど、小さなパーツがたくさんあるため、誤飲の危険が高いです。
その点レゴデュプロでは、ブロックが大きめに作られているので安心です。
ちなみにレゴデュプロは、子どもが舐めてしまっても大丈夫なように、素材には食品検査済みのものが使われています。
幼い子どもでも扱いやすいサイズ
レゴデュプロは、小さな子どもの手にもフィットしやすい大きさです。
そのため、思った通りに組み立てたり分解したり、自由に扱うことができます。
自分で想像したものをブロックでそのまま表現できるので、創造力やイメージ力をつけるのにもぴったりです。
手指の巧緻性を高めることができる
レゴデュプロは巧緻性を高めるトレーニングにもなります。
巧緻性とは、手先を上手に使う能力のことです。
子どもは少しずつ指先や手のひらの感覚が発達し、手首の可動域も広がることで、ハサミなどの道具も上手に使えるようになります。
ブロックをくっつけたり離したり、片手でブロックを持ちながら他のブロックを探したり。
こうして、力の上手な入れ加減を身につけることができます。
想像力を膨らませることができる
子どもの世界観を具体物を使って表現できるレゴデュプロは、想像力を膨らませる効果も大きいです。
実際にブロックを使って、形として表現していくような遊びを繰り返すことで、想像力を高めることに繋がります。
また、ブロックを使った「ごっこ遊び」も、想像力を大いに刺激する遊びです。
電車に模したブロックに、人形を乗せたり、家を作って、キャラクターが暮らしているところを表現したりすることを通して、子どもの想像力は無限に広がっていくでしょう。
子どもが成長してレゴで遊ぶようになっても、組み合わせて遊べる
レゴデュプロのいいところは、レゴと互換性があることです。
子どもが大きくなっても、レゴと組み合わせて、遊ぶことができます。
知育玩具は使える期間が短いものも多いので、長く使えるのはありがたいですね。
コンテナセットを購入すれば片付けの習慣も身に付く
レゴデュプロは、「コンテナセット」というセットがあります。
(引用:ベビーザラス)
要は、ブロックを入れるための収納ボックスです。
ブロックを入れる場所が決まるので、一緒に片付けているうちに自然と習慣づけされていきます。
かさばらず収納できるのは嬉しいですね。
レゴデュプロの年齢別おすすめの遊び方
自分でどんどん遊び方を見つけていく4歳頃とは違って、1歳半ではどのようにして遊ぶのかいまいち見当がつかないという人もいるでしょう。
そこで、レゴデュプロの遊び方について、「1歳半すぎ」「2歳から3歳」「3歳から4歳」「4歳以降」ごとにまとめました。
1歳半すぎ|眺めたり、手で掴んだりする
1歳半を過ぎたら、レゴデュプロを使って視覚や触覚などの五感を刺激していきましょう。
レゴデュプロはカラフルな色で作られているため、視力が十分に発達していない子どもでも目にも止まりやすいです。
また、手の感覚を育てるためにも、この時期には色々なものを触ってみることも大切です。
レゴデュプロは程よい大きさで作られているので、小さな子どもの手でも掴みやすく、握って遊ぶのにちょうどいいサイズになっています。
ブロックの角が丸くなっていて、怪我をしにくいのも安心ですね。
2歳から3歳|ブロック同士をくっつけたり、外したりする
2歳〜3歳頃からは、ブロック同士を繋げたりしながら簡単なものを組み立てられるようになります。
この時期に大切なことは、何かを作るということにこだわる必要はないということ。
大人は何かしらの成果物を子どもに求めがちですが、ペンギンを組み立ててみようとか、お花を作ってみようとか、必ずしも具体的なものを作らなくてもいいのです。
子どもの想像のままに、自由に組み立て、自由に表現することで、子どもは自然に成長していきます。
3歳から4歳|キャラクターがあるとより世界観が広がる
レゴブロックには動物や人間、キャラクターのパーツもあります。
3歳〜4歳頃は、ブロックを使い、家や乗り物を自分で作れるようになる時期です。
「ごっこ遊び」ができるようになるのもこの頃なので、キャラクターを使えるとさらに世界観が広がり、子どもの想像や遊びも深まっていくでしょう。
4歳以降|レゴと組み合わせながらより自由に
4歳頃は、手指の巧緻性が発達してきて、レゴで遊べる対象年齢に入る時期です。
レゴを玩具に加えて、より子どもの想像力を広げてあげましょう。
レゴデュプロの大きいブロックで土台を作り、レゴで細かい部分を組み立てるなど、レゴとレゴデュプロを組み合わせることで、表現の幅が広がっていきます。
レゴデュプロの入手方法
最後に、レゴを入手する方法について確認していきましょう。
ここでは3つの具体的な購入先をまとめました。
Amazonや楽天で購入
Amazonや楽天なら、手持ちのポイントを使ってお得に購入することもできます。
種類が豊富にあるので、子どもの年齢に合わせた内容のレゴデュプロを選びましょう。
3歳頃であれば、動物やキャラクターがたくさん入っているセットなどがおすすめです。
メルカリなどを利用して中古を購入
メルカリなどのフリマプリを使って、中古のレゴデュプロを手に入れる方法もあります。
筆者が確認した時は、レゴデュプロの「みどりのコンテナスーパーデラックス(10580)」セット(Amazonで通常19,400円)でも、パーツが全て揃った状態で3,000円などお得なものがありました。
レゴは決して安くはないので、他人が使ったものでもあまり気にしないのであれば、中古も検討したいですね。
ただ、中古商品を購入した場合は、一度家庭で消毒や洗浄をしてから使うようにしましょう。
レゴショップの店頭で購入
もちろん、レゴショップの店頭で購入することも可能です。
近くになければ、トイザらスなどの玩具取扱店でも良いでしょう。
しかし、商品によってはレゴショップでしか販売してないものもあるため、注意してください。
それに、レゴショップなら商品を購入するとプレゼントがついてくる特典もあるので、購入を検討している人は要チェックです。
まとめ|頭が柔らかい幼児期にブロック遊びをするならレゴデュプロ!
レゴデュプロとレゴの違いや、レゴデュプロが知育にいい理由、年齢別おすすめの遊び方などを紹介してきました。
レゴデュプロを購入するといいのは、次のような人です。
- ブロック遊びをさせたいけれど誤飲が心配
- キャラクターや動物などが入っているものも使いたい
- 子どもが1歳半でどの玩具を購入すべきか悩んでいる
- 無理なく手指の巧緻性を高められるブロック遊びをさせたい
- 想像力や思考力を高められるブロック遊びを選びたい
タブレットアプリでブロック遊びができるようなものもありますが、レゴデュプロを実際手で触れながら遊ぶことは、画面で味わえない体験をすることに繋がります。
レゴはちょっと早すぎる…と感じるようであれば、レゴデュプロを使って子どもの力を伸ばしてあげましょう。