※こどもちゃれんじの視力特化コースは終了しています
Benesse(ベネッセ)が展開している「こどもちゃれんじ」は、しまじろうと一緒に豊かな体験ができる幼児向けの教材として非常に有名です。
そのこどもちゃれんじで「思考力特化コース」が選べるようになりました。
2018年から始まった新しいコースで、答えが1つではない問題に取り組めるなど考える力を伸ばすことができる特徴がありますが、どちらを選択するべきか迷いますよね。
そこで今回は、こどもちゃれんじ「思考力特化コース」の特徴や料金、口コミや評判、メリット・デメリットについて詳しく見ていきます。
Z会幼児向けコースとの比較もあるので、ぜひ参考にしてください。
こどもちゃれんじ総合コースについては、「こどもちゃれんじの特長や料金、口コミ・評判」で詳しく紹介しています。
こどもちゃれんじ 思考力特化コースとは?総合コースと何が違う?
(引用:こどもちゃれんじ思考力特化コース公式)
こどもちゃれんじでは、年中・年長で選択できるコースが2つあります。
それが「思考力特化コース」と「総合コース」です。
ここでは、思考力特化コースの特徴と対象、料金について詳しく見ていきましょう。
【特徴】DVDや絵本はついてこない!その代わりワークの難易度や量がUP!!
(引用:こどもちゃれんじ思考力特化コース公式)
思考力特化コースは、自ら考えることに重点をおいた、ワークが、中心の教材になっています。
総合コースとの大きな違いは、DVDや絵本がついてこないということです。
玩具の要素が強い教材が少ない一方で、ワークの難易度と量がUP。
また、「考える遊びセット」という思考力を育むボードゲームが年12回届き(総合コースでは年4回のみ)、添削問題も年に2回ついています。
【対象】すてっぷ(年中)とじゃんぷ(年長)が対象
思考力特化コースを選択できるのは、すてっぷ (年中)と、じゃんぷ(年長)のみです。
年少以前からこどもちゃれんじを受講している場合、年中に上がるときに、思考力特化コースか総合コースを選択するようになっています。
【料金】総合コースと変わらずそのままのお値段で利用できる
こどもちゃれんじの総合コースと思考力特化コースは、どちらも同じ値段で利用することができます。
月額 | |
毎月払い | 2,980円 |
一括払い | 2,480円 |
すてっぷ (年中)と、じゃんぷ(年長)ともに、毎月払いの場合は月額2,980円です。
また、12ヶ月分一括で支払うことで、1か月あたりの費用が2,480円となり、毎月払いよりもお得になります。
もちろん、すでに総合コースを受講している場合は、そのままの値段で「思考力特化コース」へ変更することができます。
こどもちゃれんじ 思考力特化コースの口コミや評判
こどもちゃれんじ 思考力特化コースの口コミや評判を集めました。
おもちゃが少なくなって、教材の質が上がるからいい
総合コースではなく、思考力特化コースを選ぶ理由として、多くの人が「知育玩具が減ること」や「教材の質が良くなること」を挙げています。
ワーク重視なので、机に向かって冊子に取り組む時間は増えますが、しまじろうのDVDや絵本よりも、そちらに重点を置きたいという人には向いているようです。
🐯は1学年上の教材だと、おもちゃも学びか…と諦めがつきます😹
年中教材からの思考力特化コースを選ぶと、おもちゃは少なくなるし教材の質は良いと思います。 https://t.co/NzV5EX8sDn (Twitter)
ちゃれんじ、来年も思考力特化コースで続けるつもりでいたんだけど、来年度のお知らせにでっかくバーンと載ってるエデュトイみたら衝動的にやめたくなっていろいろ調べた結果「やっぱあのワークは捨てがたい」と気持ちが戻ってきた
思考力特化コースのワークとても楽しい親子で楽しい (Twitter)
親子で楽しめるワークというのがいいですね。
年少の秋頃には次年度以降のお知らせが届いて悩める
既にこどもちゃれんじを受講している場合は、年少の9月頃に、思考力特化コースか総合コースの紹介をするチラシが届きます。
半年後なのでちょっと気が早いかもしれませんが、子どもの様子を見ながらゆっくり決めることができるのはいいですね。
チャレンジのチラシを読んでいる。
来年度からコースが選べるみたい。毎月のワークが簡単過ぎるので思考力特化コースにするつもり。(玩具無し、ワーク倍&応用問題有)
赤ペン先生の添削があるらしい(早っ)
後は科学実験のオプション教材を追加受講しようかと。
英語はあんまりやらないので辞める。 pic.twitter.com/H2q2PdNIlS (Twitter)
総合コースと思考力特化コースで料金が変わらないので、オプション教材をプラスして足りない部分を補うといった選び方ができるのは、こどもちゃれんじならではですね。
思考力特化コースもいいけれど、知育玩具にも良さがある!
思考力特化コースを試してみた結果、総合コースを選んだ人もいました。
知育玩具が毎月ついてこないくてもいいと考える人もいますが、こどもちゃれんじの玩具は子どもの成長にかなった知育教材なので、子どもにとってプラスになることも多いです。
思考力特化コースも1ヶ月やったけど、エデュトイが醍醐味だと思ったから今は基礎+応用コース。かんさつゴーは本当にハマりました✨ (Twitter)
知育玩具のほうが子どもが楽しんで使っているようなら、しばらく総合コースを続けてみるのも一つです。
こどもちゃれんじ 思考力特化コースのメリット
それでは、こどもちゃれんじ思考力特化コースの、4つのメリットについて見ていきましょう。
- 添削課題があるので第三者に成果をチェックしてもらえる
- WEBで当月のDVDを見ることができる
- エデュトイが届くのは年長時に1回だけ!玩具がどんどん増えることがない
- 子どもに合わないと思ったら年度途中でもすぐにコース変更ができる
一つずつ確認していきます。
添削課題があるので第三者に成果をチェックしてもらえる
こどもちゃれんじ思考力特化コースは、年中で2回、年長で3回、添削課題を受けることができます。
毎月届くワークとは別に課題が届き、量は負担にならない程度の裏表1枚のプリントです。
課題が解けたら専用の封筒に入れて提出します。
第三者に勉強の成果をチェックしてもらえることで、子どものやる気もUP。
親以外の大人にチェックしてもらったり、褒めてもらうのって、意外と子どもは喜びますよね。
親としても学習の到達度を見てもらえるので、安心できます。
WEBで当月のDVDを見ることができる
思考力特化コースでは、DVD教材が付いてきません。
ですが、DVDの内容は当月分に限ってWEBで見ることができます。
毎月DVDが届くと意外とかさばりますし、「その月のDVDだけ見られればいい」という人には十分ですね。
エデュトイが届くのは年に1回だけ!玩具がどんどん増えることがない
こどもちゃれんじで総合コースでは、毎月のようにエデュトイ(知育玩具)が届きますが、思考力特化コースでエデュトイが届くのは、年に1回のみになっています。
(年中では「ひらがななぞりん」、年長では「かきじゅんナビ」)
そのため、エデュトイの玩具がどんどん増えていくということはありません。
ただでさえ、子どものおもちゃは散らかりやすいので、必要以上に玩具がついてこないのは、意外と助かるものですね。
しかし、2021年度の思考力特化コースでは、親子で学ぶ「考える遊びセット」が年8回届くので、これまでよりも玩具が増える点には要注意です。
子どもに合わないと思ったら年度途中でもすぐにコース変更ができる
思考力特化コースを始めてみて、やっぱり子どもには総合コースの方が合っていそうと思った場合、年度の途中でもコースを変更することができます。
変更手続きが完了し次第、間に合う月号からコースが変更されますが、既に届いている教材の変更はできないので注意してください。
こどもちゃれんじ 思考力特化コースのデメリット
一方で、こどもちゃれんじ「思考力特化コース」にはデメリットも。
- 難しいとやる気をなくして何ヶ月もためてしまう
- 学習の習慣がついていない子には厳しい
一つずつ確認していきましょう。
難しいとやる気をなくして何ヶ月もためてしまう
思考力特化コースは、総合コースに比べて、ちょっと考えないとできないレベルの問題が多いです。
答えが1つではないような問題や、答えだけでなくその理由も説明するといった問題もあります。
問題が簡単でサクサク解ける、というわけではないので、やる気をなくしてしまう子どももいるかもしれません。
さらに通信教育では、親が子どもの勉強を見てあげないと、教材がたまっていってしまうというのはよくある話。
ただでさえためてしまいやすい教材で、ワークの難易度もUPしているため、他の教材以上に親がサポートをする必要があるでしょう。
学習の習慣がついていない子には厳しい
思考力特化コースはワーク重視のため、ワークが大好きであっという間に問題を解き終わってしまうという子どもには最適です。
しかし、問題の難易度がそれなりに高いので、普段から机に向かう習慣がない子どもには厳しいかもしれません。
学習の習慣がまだついていないという子どもは、総合コースのようなオーソドックスな問題が多い教材から始めてみるという方が、子どもも楽しく取り組めそうです。
こどもちゃれんじ思考力特化コースとZ会幼児向けコースを比較
こどもちゃれんじ「思考力特化コース」の他にも、考える力に着目した幼児向けの通信教材として、Z会の「幼児向けコース」があります。
思考力特化コースを検討する場合、Z会の幼児向けコースが候補に挙がることもしばしば。
どちらも質の高い通信教材なので、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、両者を比較したうえで、その違いについて「内容」と「料金」の2つの観点で比べてみました。
教材を通して自然体験ができる&より難しいのがZ会
教材 | 内容 | 詳細 |
こどもちゃれんじ 思考力特化コース |
・算数・国語が中心 | ー |
Z会 幼児向けコース |
・算数・国語 ・理科・社会などの自然体験 ・表現力を育めるような問題もカバー |
詳細 |
こどもちゃれんじの思考力特化コースは、図形や言語など、算数と国語の分野をカバーしていますが、自然に関することや社会性を育めるような要素は基本的にありません。
一方でZ会「幼児向けコース」は、算数・国語のような頭を使う問題が半分、理科・社会などの自然体験や表現力を育むような問題が半分というような教材になっています。
さらにZ会では、親子で料理をしたり、外の季節を感じたり、工作をしたりなどの実体験を通して自主性や好奇心を育めるような教材があることもポイント。
親も一緒になって取り組む時間を確保する必要はありますが、自然体験が多く、より思考力を鍛えたいと考えているならZ会の方がおすすめです。
それでも総合コースと同じ価格で思考力特化コースを受けられるのは大きい
Z会「幼児コース」では、学年が上がるごとに金額が上がります。
こどもちゃれんじでは、1歳から4歳(ぷちからすてっぷ)までは月1,980円ですが、年中・年長になると月2,480円となり、年長になるとZ会と変わらない価格となります。
※いずれも税込価格、12ヶ月一括払い
教材 | 年齢 | 月額 料金 |
詳細 |
こどもちゃれんじ 思考力特化コース |
年少 年中 |
2,480円 | ー |
Z会 幼児向けコース |
年少 | 1,870円 | 詳細 |
年中 | 2,244円 | ||
年長 | 2,431円 |
自然体験などの内容が充実している価格と考えれば頷けますが、子どものレベルを見ながら総合コースと思考力特化コースで行き来したければ、コースが1つしかないZ会よりも良さそうですよね。
年少以下なら2・3歳向けの知育プラスを利用しよう
思考力特化コースは年中・年長向きですが、実は2歳や3歳の年少以下でも、「ぽけっと」(通常の教材)にプラスして「知育プラス」を追加することができます。
「知育プラス」で毎月届く教材は、1冊24ページの本です。
お話しに沿って親子で会話をしたり、カードやシールを使って手を動かしたりしながら、実生活でも使える知識や考える力の土台を育むような教材になっています。
なお、知育プラスのような、こどもちゃれんじにある「オプション教材」と、受講できる年齢の組み合わせは、以下の通りです。
【こどもちゃれんじプラス】
ぷち | ぽけっと | ほっぷ | すてっぷ | じゃんぷ | |
読み聞かせ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
表現 | ○ | ○ | |||
知育 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
プログラミング | ○ | ○ | |||
リズムダンス | ○ | ○ | |||
サイエンス | ○ | ○ |
知育プラスはどの年齢にも対応していますが、表現プラスはぽけっととほっぷだけ、リズムダンスはぷちとぽけっとだけ、サイエンスはすてっぷとじゃんぷだけ、といったように違います。
これらのオプション教材は、こどもちゃれんじを受講していなくても購入することができますが、会員であれば少し安いです。
通常価格の場合838円ですが、会員価格では、1号あたり545円(×受講号数)で利用することができます。
こどもちゃれんじプラスの概要や口コミ・評判はこちらの記事で詳しく説明しています。合わせてご覧ください。
年中や年長から思考力特化コースを利用するつもりで、それに向けてぷちやぽけっとのうちから知育プラスを使い始めてみるのが良いかもしれません。
こどもちゃれんじ 思考力特化コースの申し込み・退会方法
それでは、実際に申し込む場合の手続きについて紹介します。
あわせて退会方法についてもまとめましたので、参考にしてください。
思考力特化コースの申し込み手続き
年中から初めてこどもちゃれんじを利用する場合の申し込み方法について確認しておきましょう。
まずは、公式サイトの「入会申し込み」フォームから、次の4ステップで手続きをします。
講座を選択
「思考力特化コース」を選択できるのは、すてっぷ(年中)・じゃんぷ(年中)のどちらかのみです。
ぷちやぽけっとのうちは、知育プラスなどのオプション教材を利用しましょう。
開始号の選択
開始号を確認し、「総合コース」または「思考力特化コース」を登録。
また、「知育プラス」などの有料オプションを追加する場合は、この段階で選択します。
受講者情報の登録
保護者情報(名前や住所、連絡先などの情報)と、子どもの情報(名前や生年月日、性別)を登録。このタイミングで支払い方法も登録します。
登録情報の確認
入力した情報に間違いがないか確認します。
問題なければ、これで申し込みが完了です。
退会方法
こどもちゃれんじは、2ヶ月以上受講していれば、いつでも退会することが可能です。(キャンペーン時を除く)
毎月の退会締切日までに、電話で連絡をします。
退会連絡締切日は、退会を希望する号の前月5日(日曜・祝日の場合は翌営業日)です。
10月で最後にする場合は、9月5日までに連絡をしてください。
なお、一括払いをしたうえで途中退会する場合は、すでに受講した分の料金を「毎月払い(単価)」の金額で計算し、一括払いした金額から差し引かれ返金されます。
すてっぷ(年中)講座を12ヶ月分一括払いし、3ヶ月受講して途中退会した場合の返金金額は、12ヶ月分一括払いの受講費(23,328円)―毎月払い1ヶ月分の受講費(2,336円)×3ヶ月= 16,320円です。
まとめ|思考力特化コースで子どもの考える力を伸ばす!
こどもちゃれんじの思考力特化コースに関して、概要や料金、メリットやデメリットを紹介してきました。
思考力特化コースのポイントを整理すると、次の通りです。
- こどもちゃれんじの年中・年長で総合コースと思考力特化コースから選べる
- 料金は総合コースでも思考力特化コースでも変わらず月2,480円(12ヶ月一括払い)
- DVDはついてこず、エデュトイも年に1回だけ、ワークに比重が置かれている
- 年度の途中で思考力特化コースと総合コースとを変更することも可能
- Z会幼児向けコースに比べると料金は安いが、内容は国語や算数に偏りがある
思考力特化コースは、机に座って学習するのが初めてという子にはちょっと難しいから、ある程度座って勉強することに慣れてきた子におすすめよ!
こどもちゃれんじで勉強を始めようと思っている場合は、焦らずに総合コースから始めるほうが、分からないことだらけで子どもが嫌にならないはずです。
トライしても大丈夫そうだと思えるくらい力がつけば、一旦切り替えてみることをおすすめします。
そして、それでも子どもにとって簡単な様子であれば、Z会幼児向けコースなどの難易度の高い教材も挑戦してみましょう。
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