レアジョブのスピーキングテストとは、名前の通り「英語の話す能力を測定するテスト」です。
現在は、レアジョブオリジナルの「スピーキングテストRJST」と2020年6月以降にリリースされた「スピーキングテストpowered by PROGOS」の2つから選ぶことができます。
本記事では、新しい「スピーキングテストPROGOS」の内容や料金、難易度、今までとのスピーキングテストとの違いなどについて、詳しく説明します。
なお基本情報特徴やサービス内容、口コミや実際に体験したレビュー等は下記の記事で掲載していますので、合わせて確認してみてください。
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レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」とは?
レアジョブには以前から話す能力が測定できるスピーキングテストがあったのですが、2020年6月以降、「レアジョブ・スピーキングテスト powered by PROGOS」も受講可能となりました。
「PROGOS(読み:プロゴス)」とは、ビジネスシーンでの英語スピーキング能力を測定するシステムのことで、採点はAIによる自動採点です。
このテストでは、「CEFR(読み:セファール)」といわれる世界共通・言語共通の語学力から、自分の英語レベルを診断してもらうことができます。
受講生の返答を「表現の幅」「正確さ」「流暢さ」「やりとり」「一貫性」「音韻」の6つの指標から総合的に評価し、最後は結果とともにフィードバック(学習へのアドバイス)もくれるので、普段の英語学習にも活用することができます。
以下、テストの内容や受講までの流れ、料金について詳しく説明します。
レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」の内容
スピーキングテスト「PROGOS」のテスト時間は約20分程度。
レアジョブのスピーキングテスト「PROGOS」の内容は、以下の通りです。
回答時間 | 内容 | |
インタビュー (10問) | 各20秒 | 一問一答 |
音読 (8問) | 各10秒 | 指定された短い英文を音読する |
プレゼンテーション (1問) | 60秒 (準備時間40秒) | 指定されたトピックについて話す (〇〇に触れてください)という条件が ある場合は、それらを満たす回答を用意 |
グラフ・図を用いた プレゼンテーション (1問) | 60秒 (準備時間40秒) | グラフやズを見ながら、 それが示すものについて話す |
ロールプレイ (4問) | 3秒 (準備時間40秒) | 指定さrたトピックについて 音声と会話を続ける |
このテストの特徴は、設問が全てビジネスシーンを想定した内容になっているという点です。
あとで詳しく説明しますが、(旧)スピーキングテストの方は、ビジネスとは無関係な設問で、プレゼンテーションといった設問もありませんでした。
レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」のテストの流れ
テストの流れは、以下の通りです。
【スピーキングテストの受講の流れ】
- チケットを取得(期限は取得日から30日後まで)
- スピーキングテストを予約する
- 受講結果(結果反映まで数日かかる)
レアジョブ新スピーキングテスト「PROGOS」は、オンラインで24時間いつでも受講可能です。
事前予約も不要なので、テストを受講したいと思ったときにすぐに受講することができますが、テストを受けるには、まずチケットを取得する必要があります。
チケットはマイページにある「スピーキングテストチケットの取得をこちらから」をタップすると、チケット付与画面に移動し、チケットが取得できますよ。
受講結果が分かるまでには数日かかるとのことですが、口コミをみていると24時間後~2日以内に結果が返ってくる人が多いようです。
今はβ版なので、返却までに時間がかかっているのですが、今後は測定結果が2~3分という速さで返ってくるようになります(PROGOS公式参考)。
レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」の料金
現在、テスト受講を購入することはできません。
しかし、ビジネスコース、中学・高校生コースの会員なら毎月2回まで受講無料、日常英会話コースの会員なら毎月1回まで受講可能です。
回数制限はあるものの、今なら無料で受講できるというわけです。
今後は回数が変更されたり、料金が変更される場合があるので、既にレアジョブを利用している人は、試しに1回くらいは受けておくと良いかもしれませんね。
ちなみに、(旧)スピーキングテストの料金は1回3,278円(税込)。
TOEIC(1回6,490円)や英検(1回3,000円~10,300円)、IELTS(1回25,380円)といった他のスピーキングテストの受講料と比較すると、圧倒的に安いです。
とくに学校や職場などで正確な英語レベルを使うわけではないけど、自分の英語レベルが知りたいという場合には、スピーキングテストがちょうど良いでしょう。
テストの結果の見方、自分の英語レベルはどう判断すれば良い?
テストの結果が返ってくると、レアジョブレベルというものも表記されています。
以下の公式サイトのレベル設定を参考に、自分の現段階でのレベルを把握しましょう。
(画像引用先:レアジョブ公式)
たとえば、テストの結果が「CEFRでいうとA2-2、レアジョブレベルでいうと5」だった場合、自分の英語レベルは「身近なトピックについて会話ができるくらい」というふうに見ることができます。
仕事で英語を使う人の場合「CEFR B1-2.レアジョブレベル7」の会議に難なく参加できるくらいにはなりたい・・・みたいな感じで、自分の現状把握と目標の再確認をすることができますね。
自動採点版のスコア換算表のもう少し詳しい内容が知りたい方は、こちらの公式サイトのページを参考にすると良いでしょう(レアジョブ公式サイト:スピーキングテスト詳細)
レベル5だった場合には「初中級者」ということも分かり「〇か月やって初中級者か、これからも頑張ろう」と英語勉強に対して、やる気がでてくるかもしれません。
レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」の難易度
難易度について一概にいうことはできませんが、Twitterやネットの情報をみていると、スピーキングテスト「PROGOS」を受講した人は「難しい」「グラフをつかったプレゼンは、正直TOEICのテストよりも難しい」という声がチラホラ・・・。
内容がビジネスに特化したものになっているので、慣れていない人からしたら、けっこう難しく感じるかもしれません。
とはいえ、英語レベルの診断は「初級」からあるのですから、自分の英語レベルを「表現の幅」「正確さ」「流暢さ」「やりとり」「一貫性」「音韻」の観点で正確に知りたい人は、挑戦してみてはいかがでしょうか(現時点では無料ですし)。
テストの際に、注意すべき点としては「PROGOS」は自動採点なので、認識されやすいように大きな声で話すこと、無言にならないことが大事です。
何回か受講していくうちに、だんだんとテストに慣れて、評価があがることもありますから、できれば定期的にテストを受講しましょう。
レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」の特徴
レアジョブの公式サイトを参考に、スピーキングテスト「PROGOS」の特徴をまとめてみました。
【スピーキングテスト「PROGOS」の特徴】
- 予約不要で24時間受講可能
- ビジネス英語のスピーキングに特化したテスト内容
- 世界標準CEFRを日本人向け「CEFR-J」に基づく総合評価
- 今後どのように学習すれば良いのかフィードバックで提案してくれる
- スピーキングテストのなかでは価格が安い(現時点では料金不明)
まず、新スピーキングテストは、自動音声の行われるので事前予約不要。
自分の好きなタイミングでテストを受けることができます(旧バージョンは予約が必要だった)。
他にも、「PROGOS」のスピーキングテストの大きな特徴は「ビジネスシーンを想定した設問」「世界標準CEFRからみる英語レベルが診断される」という点にあります。
先ほど触れた通り、テストの内容はグラフを使ったり、プレゼンをしたり、実際のビジネスシーンで使われそうな設問です。
「オンライン英会話のテストだから」といっても内容が本格的なので、緊張感を持って取り組むことができます。
英語レベルについては、オンライン英会話でも独自のスピーキングテストが受けらえるところもありますが、会社独自の英語レベルだと、正直、自分の英語力を正確に判断することは難しいですよね。
しかし、レアジョブのスピーキングテストは、文文部科学省の新学習指導要領における英語の評価指標にしている「CEFR」を基準にしています。
学校やビジネスでも一般的に活用されてる英語レベル診断する基準なので、信頼できます。
価格について現時点では、まだ明確にはなっていませんが「低価格」と謳っているので、各社のスピーキングテストよりは低価格で受講できるのでしょう(実際、今は無料で受講できますし)。
今までとのレアジョブ(旧)スピーキングテストとの違い
結論からいうと、レアジョブのスピーキングテストは「(旧)スピーキングテストRJST」と比較すると、「スピーキングテストpowered by PROGOS」の方が、全体的にパワーアップしているという感じです。
以下、旧バージョンと新バージョンのスピーキングテストの違いについて、詳しく説明します。
レベルの判断基準の違い
旧バージョンのスピーキングテストRJSTは、英語学習の習熟度を測るテスト。
新バージョンのスピーキングテストPROGOSは、記事内で何度も触れている通り、「CEFR(読み:セファール)」といわれる世界共通・言語共通の語学力から英語レベルを診断するものです。
ビジネスや学校などで英語が求められている受講生的には「PROGOS」が嬉しいかもしれません。
指標内容の違い
「(旧)スピーキングテストRJST」と「スピーキングテストpowered by PROGOS」の指標内容を比較すると、以下の通りです。
指標内容の違い | |
(旧)スピーキングテストRJST | PROGOS |
伝える力 発音 文章校正 理解する力 流暢さ | 表現の幅 正確さ 流暢さ やりとり 一貫性 音韻 |
「PROGOS」では、正確さや一貫性が求められて、より指標内容が明確になった感じがありますね。
CEFR(セファール/シーイーエフアール)を基準とすることによって、指標内容や設問が変わったと考えるのが自然かもしれません。
テストの設問内容の違い
「(旧)スピーキングテストRJST」と「スピーキングテストpowered by PROGOS」の設問内容を比較すると、以下の通りです。
テストの設問内容の違い | |
(旧)スピーキングテストRJST | PROGOS |
自己紹介(30秒) 音読(各10秒) 質問回答(各10秒) ロールプレイ(60秒) 画像描写(60秒) 要約(60秒) | インタビュー(各20秒) 音読(各10秒) プレゼンテーション(60秒) グラフ・図を用いたプレゼンテーション(60秒) ロールプレイ(30秒) |
(旧)スピーキングテストは、よくオンライン英会話に初めて登録したときに、最初に講師から英語レベルを測ってもらうときの診断みたいな感じ。
これはこれで良いですが、やはり「PROGOS」の内容の方が「英語レベルを試されている感じ」がしますね。
先ほども触れた通り、「PROGOS」では設問にプレゼンが入ることで、受講する人によっては「難しい」と感じるみたいです。
レアジョブのスピーキングテストに関する口コミ・評判・感想
レアジョブのスピーキングテストに関する口コミ、評判、感想を抜粋したものをまとめます。
なお、個人の自由なツイートなので、受講したものが「(旧)スピーキングテストRJST」「スピーキングテストpowered by PROGOS」のどちらなのかについては不明です。
レアジョブスピーキングテストの全体的な感想として、参考にしてみてください。
レアジョブ自体、知名度の高いオンライン英会話なので、スピーキングテストを受講している人も多い様子。
現段階の自分の英語レベルを「なんとなく」ではなく、目に見えるかたちでしっかり診断されると、やる気が沸いてきますね。
レアジョブの新スピーキングテスト「PROGOS」まとめ
オンライン英会話は、なかなか成果が実感できず、途中で挫折する人が多いと言われていますが、定期的にテストを受けることで、自分のレベルを把握し、目標を再確認できるので、モチベーションの維持には最適です。
先ほども触れた通り、現時点では回数の制限はあるものの、毎月無料でスピーキングテストが受けられるので、気になる人はレアジョブを利用してみてはいかがでしょうか。
>>レアジョブってどんなオンライン英会話?(当サイト内の記事の飛びます)
スピーキングテスト受けた‼️level7でたー🥰まぐれかもしれないけど、嬉しい😃🎶#レアジョブ
先日、レアジョブのスピーキングテスト(PROGOS)を受けました🗣⭐️…まだまだだなぁ😅
次のB1レベル(レアジョブレベル6)を目指して、がんばっていきます👍✨初めて自動採点のテストを受けたけれど、結果もすぐに分かり、励みになりました☺️💫