DMM英会話は、24時間365日いつでもレッスンが受講できる大手のオンライン英会話サービスで、教材の種類もかなり多く、英検対策にも対応している講師も在籍しています。
英検の出題問題にそっくりな問題集で勉強できる他、講師とレッスンをすることでリスニング力やスピーキング力を身に付けることが可能です。
本記事では、DMM英会話の英検対策の内容や利用者の口コミ・評判などについて、詳しく紹介します。
なお基本情報特徴やサービス内容、口コミや実際に体験したレビュー等は下記の記事で掲載していますので、合わせて確認してみてください。
DMM英会話の英検対策って何ができる?具体的な内容について紹介
まずDMM英会話について知らない人に、ザっと簡単に説明すると、DMM英会話は月額7,480円(税込)で、毎日1回レッスンが受講できるオンライン英会話です(他のプランもある)。
ネイティブ講師や日本人講師を含む多国籍講師が在籍しており、24時間365日レッスン予約を入れることができます。
冒頭でも触れた通り、オンライン英会話の中でも大手で知名度も高く、受講料も安いので、どこのオンライン英会話にすればいいか悩んでいる場合は「DMM英会話にしておけば間違いない」というくらい定番なオンライン英会話です。
そんなDMM英会話の教材の中で英検対策ができる教材は、以下の通りです。
【英検対策に使える教材】
- Eiken® Test 英検® 対策
- 瞬間英作文
- 文法
- 発音
- デイリーニュース
上記からわかる通り、英検に特化した教材は「Eiken® Test 英検® 対策」の1つしかありません。
ただ、DMM英会話が特別少ないというわけではなく、オンライン英会話で英検対策をするときは、いくつかの教材をかけ合わせながら勉強するのがスタンダードなやり方です。
以下、それぞれの教材が英検対策にどのように使えるのか、具体的に説明します。
Eiken® Test 英検® 対策|本番とそっくりな演習問題が勉強できる
「Eiken® Test 英検® 対策」は旺文社が出している英検予想問題ドリルで、本番そっくりな演習問題を解く・面接練習などを勉強することができます。
それぞれの「級」を取得する際に必要な語彙・文法・リスニングの勉強ができるように約30~40レッスンが用意されているので、コツコツと受講すれば、確実に英語スキルは身に付くでしょう。
「英検対策をしたいけど何をすれば良いか分からない」という人は、まずはこの教材をベースにして、自分に足りない部分を他の教材で補うというかたちで勉強するのがおすすめです。
英語レベルでいうと英語レベル初心者から上級者まで、英検でいうと5級から準1級に対応可能です。
ちなみに、実際の教材の内容例はこんな感じ(英検3級の予想問題)。
(画像引用先:DMM英会話)
DMM英会話のオンライン教材は他社と比較しても見やすいので、ストレスなく勉強に集中することができるでしょう。
瞬間英作文|英語が瞬間的に口からでないときに使えるトレーニング
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、森沢洋介著の英語教材書籍で、Amazonでもベストセラーになっているものです。
対応レベルは初心者~中級者ですが、たとえば「TOEICの点数は高いのに、基本文型を使った会話がイマイチ」なんていう上級者にも使える教材なので、人気があります。
実際の教材はこんな感じ。
(画像引用先:DMM英会話)
内容は中学英語レベルなのですが、もともとこの書籍は、英文を暗記したり知識を得るための教材ではなく、「反射的に口から英語がでるようにする」メソッドのようなもの。
「頭ではわかっているのに、実際に話すときにはミスを連発してしまう」という人におすすめです。
文法|正確に話す・書く、文章校正、動詞の時制、前置詞などを学ぶ
「文法」は、DMM英会話のオリジナル教材で、初心者か~中級者に対応。全109レッスンあるので、中学英語から一つひとつ勉強することができます。
「文法」は、正確に話す・書く、文章校正、動詞の時制、前置詞などをカバーしてくれる教材なので、自分が文法のどこでつまづいているのか、理解するのにも役に立つので「Eiken® Test 英検® 対策」と合わせて勉強するのがおすすめです。
学習の流れは「簡単な例文を確認→文法の要点・使い方についての説明→会話例→演習」といった感じで進んでいきます。
以下は、文法教材の一部を抜粋したものです。
(画像引用先:DMM英会話)
講師とスピーキング練習をしたあとに、自己学習で復習することで、より理解が深まり、英語力が身に付くでしょう。
デイリーニュース|世界にニュース触れて、様々なジャンルの語彙を習得できる
DMM英会話のなかもで一番人気のオリジナル教材「デイリーニュース(DAILY NEWS)」は、世界各国の最新ニュースを読むことができる教材です。
政治、経済、健康、文化、娯楽、教育などの様々なジャンルに対応していて、英語レベル中級者から上級者に対応しています。
英検の面接(二次試験)では、どのようなジャンル・シーンから問題が出題されるかわからないので、様々なジャンルに触れておくことが大切です。
特に、政治や経済となると内容も難しく、専門用語が頻出するため、試験の際に「聞いたことがある」と役に立つ場面もあるので、積極的に活用したいところ。
デイリーニュースのレッスンでは、単語の確認の後、記事の内容について講師から質問されたり、ディスカッションを行うので、語彙力も身に付けられ、自然な言い回し・表現を身に付けることができるでしょう。
発音|楽しい早口言葉で発音を磨く(学習の合間の息抜きにも最適)
「発音」はDMM英会話のオリジナル教材で、中級者向け、全50レッスンあります。
一音間違えるだけで全然違った意味になってしまうので、発音の練習はやっておいて損はないはず(息抜きとしてやるのもおすすめ)。
「発音」の教材では、楽しい早口ことば、発音を磨くために役立つエクササイズなどで、発音のスキルを習得することができます。
教材を開くと、以下の画像のように音声マークがあるので、実際に音声を聞くことも可能。
(画像引用先:DMM英会話)
また、DMM英会話を利用すると、通常は有料のiKnowアプリを無料で利用することができるので、アプリと連携して学習できるようになっています。
DMM英会話で英検対策をするときの注意点
DMM英会話で英検対策をするときの注意点は、以下の通りです。
【DMM英会話で英検対策をするときの注意点】
- 英検対策に対応できる講師は限られている
- 英検対応の教材はあるが、英検に対応しているコースというものはない
- 学習サポートがないので、自分で学習計画を立てる必要がある
以下、それぞれの内容について詳しく説明します。
英検対策に対応できる講師は少ない?人気講師の予約は取りづらいかも・・・
DMM英会話には、世界133か国10,000人の講師が在籍していますが、先ほど紹介した「Eiken® Test 英検® 対策」に対応している講師は100人程度(2021年4月現在)。
DMM英会話で英検対策をしている受講生がどれくらいいるのかは分かりませんが、対応している講師が100人しかいないとなると、講師の予約が取りづらい可能性が高いです。
また、そのなかでも教え方が上手い講師、愛想が良い講師は人気講師なはずなので、余計にレッスン予約が取りづらいということもあるでしょう。
ただ、人気講師の予約が取りづらい、特定の教材に対応している講師の数が少ないというのは、DMM英会話に限ったことではないので、あまり気にする必要はないです。
たとえば、平日の夜や土日の昼間の時間帯など特に予約が混む時間帯なので、できるだけ時間を外して予約する、もしくは、予約が混んでいる場合は、他の教材に切り替えて通常の講師を予約するなど、工夫しながら利用すると良いでしょう。
英検対応の教材はあるが、英検に対応しているコースというものはない
一般的な英会話教室の場合、まず自分がどのコースで勉強するのかを選んで、そのコースのカリキュラム通りに勉強を進めていくという感じで勉強しますよね。
しかし、オンライン英会話では基本的に「コース」というものがない場合がほとんど。
レッスンは1日1回にするのか、それとも2回にするのかいう契約するプランを選択することはあっても、コースを選択することはあまり無いんです。
いつレッスンをするのか、講師は誰にするのか、教材は何を使うのか、これらを受講生が自由に決められるというのがオンライン英会話の特徴なので、逆に、自分で教材を選んだり、講師を選んだりするのが面倒という人にとっては不向きかも。
そういう人は、コースシステムのあるオンライン英会話を選んだ方が良いでしょう(記事後半で詳しく紹介します)。
学習サポートがないので、自分で学習計画を立てる必要がある
DMM英会話には、どのように学習したら良いか分からないときに、相談できるような学習サポートサービスがありません。
(サービスに関するトラブルなどについて、チャットで問い合わせることは可能。)
つまり「英検に合格するために何をいつ勉強するのか」「レッスンはどれくらいの頻度で受けるのか」を全て自分で決めなくてはいけないということです(子どもが受講する場合は親など)。
たとえば、勉強方法で悩んだ時に相談することもできないし、自分の英語レベルにとってこの目標は合っているのかどうか、といったことも相談することができません。
SNSなどで同じように勉強している人の勉強方法を参考にしながら勉強したり、講師からアドバイスをもらいながら勉強をすれば、そこまで困ることもないのですが。
オンライン英会話のなかには、学習サポートサービスがあるところもあるので、学習サポートがないと不安という人は、以下で紹介する他社を検討すると良いでしょう。
英検対策ができるオンライン英会話との比較
DMM英会話の他にも、英検対策に対応しているオンライン英会話はあります。
DMM英会話と条件が似ているオンライン英会話を抜粋し、料金、レッスン内容などを比較すると、以下の通りです。
料金(税込) | レッスン内容 | 備考 | |
DMM英会話 | 月額6,980円 | 1日1回 (1回25分) | ・24時間365日 ・多国籍講師 ・英検対応教材あり |
ネイティブ キャンプ | 月額7,480円 | 無制限 (1回25分) | ・24時間365日 ・多国籍講師 ・英検対応教材あり ・学習サポートあり |
ベスト ティーチャー | 月額16,500円 | 無制限 (1回25分) | ・24時間365日 ・多国籍講師 ・英検コースあり ・毎回添削指導あり |
kimini 英会話 | 月額7,480円 | 1日1回 (1回25分) | ・朝6時~24時 ・フィリピン人講師 ・英検コースあり ・英検対応教材あり |
DMM英会話、ネイティブキャンプの2社はオンライン英会話のなかでも人気あり、大手というだけでも利用する候補に挙がるはず。
特に、ネイティブキャンプは月額7,480円(税込)を払えば、レッスンし放題なので「がっつり面接練習をしたい」という人に向いています。
ベストティーチャーは、どちらかというと中学生~大人向けで、スピーキングレッスンの前に毎回ライティングレッスンがあるので、ライティングスキルを身に付けたいという人向けです。
通常、オンライン英会話はスピーキングレッスンがメインで、受講生側から講師に対してコンタクトを取らない限り添削レッスンはないので、いちいちそのやり取りが面倒という人にはピッタリでしょう。
kiminiオンライン英会話は学研が運営するオンライン英会話なので、教材がかなり分かりやすく、小学生などにも向いているサービスです。
イラストなども入っていて飽きないので、小学生くらいのお子さんの英検対策に使うオンライン英会話としてはかなりおすすめ。
それぞれの詳細については、以下の参考リンク記事で説明しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
DMM英会話は英検対策に効果アリ!自分に必要な英語力を身に付けよう
DMM英会話の市販教材、オンライン教材を使いながら、講師とスピーキングレッスン、自己学習をコツコツしていれば、確実に英語力が身に付くので、DMM英会話は英検対策に効果があると言えます。
ただ、英会話教室とは違って、オンライン英会話はモチベーションを高めたり、レッスンをさぼらないようにしたり、ある程度自己管理が必要なので、途中で挫折しないように、自分に合う工夫をするという点は心がけてくださいね。
いつでもどこでも英語レッスンができるオンライン英会話はかなり便利なので、英検取得のための勉強として、DMM英会話を活用しましょう。