個人差はありますが、2歳ごろになると2語文や3語文(「ママ あれ」「ブーブー あっち いった」など)日本語を話せるようになってきます。
将来、英語も話せるようになってほしいから、英語教育を取り入れてみようかなと思っている人もいるでしょう。
しかし、2歳というのはイヤイヤ期のピークを迎える難しい年頃。「英語はイヤ」とならないように、子どもに合った学習方法が必要です。
本記事では、2歳児の英語教育の進め方や英会話教室の利用について説明していきます。
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詳しくは下記の記事で紹介しています。
2歳児の英語教育、どうやって進めたら良い?
以下、2歳児向けにおすすめの英語教育を5つ紹介します。
子どもによってぴったりな学習方法は異なるので、いろいろ試してみましょう。
自宅でできる2歳児の英語教育1|英語のうたを歌う・BGMとして流す
小さな子どもは歌ったり体を動かしたりするのが大好きです。
子どもが英語に触れる第一歩として、英語の歌を利用してみてはどうでしょうか。
子ども向けの英語の歌は、Youtubeなどにたくさんアップロードされています。
幼児向けの歌ではシンプルな単語が使われていて、同じリズムやフレーズが繰り返されるのが特徴です。
簡単なダンスや振り付けがついているものも多いので、子どもが楽しみながら歌を覚えることができます。
また、幼児期は脳が柔軟で、大人ほど日本語の音に慣れきっていません。
そのため、子どもは英語特有の母音や子音の音をしっかり聞き分けることができるので、BGMとして英語の歌を聞かせるだけでも、脳に英語をインプットすることができます。
自宅でできる2歳児の英語教育2|英語に関わるDVDや動画を一緒に見る
はじめての英語教育として、英語に関するDVDや動画を親子で一緒に見るのも有効です。
たとえば、オーストラリアの子ども向け教養番組の「Hi-5 world」。
お兄さんやお姉さんと歌やダンス、クイズなどを一緒に楽しめる番組で、NHKの「おかあさんといっしょ」のような内容になっています。
DVDを買うこともできますが、公式Youtubeチャンネルもあるので、まずはそちらをチェックしてみるといいでしょう(youtubeで「Hi-5」で検索すれば出てくる)。
他にも「Curious George(おさるのジョージ)」といった、ネイティブの子ども向けアニメを見るのもおすすめです。
自宅でできる2歳児の英語教育3|英語を取り入れた手遊びやスキンシップをする
手遊びや歌で楽しみながら、英語に触れるのもいいでしょう。
手遊びとは、たとえば「おはなし指さん」「ひげじいさん」などの歌を歌いながら、手を動かす遊びです。
手遊びは、歌と動きさえ知っていれば、道具を使わずにどこでもできるのがメリット。
親子で一緒に手遊び歌をすることで、スキンシップの時間にもなります。
また、子どもは親とのスキンシップによって「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌され、情緒が安定し幸せを感じることができます。
お風呂の時間など、親子水入らずでリラックスしている時にやるのがおすすめです。
英語の学習と同時に、親子の絆を深めることもできる学習方法と言えるでしょう。
自宅でできる2歳児の英語教育4|英語の絵本を読んであげる
英語絵本の読み聞かせも効果的な学習方法の一つです。
読み聞かせには、英語慣れや語彙力を増やすといった直接的な効果の他にも、想像力が豊かになったり、親子のコミュニケーションになるなどたくさんのメリットがあります。
パーフェクトな発音でなくても大丈夫なので、事前に読み聞かせの練習をして、できるだけ親が直接読んであげるようにしましょう。
コミュニケーションという観点でいえば、やはり親が子どもに読んであげるのが一番ですが、親が英語を話すのが苦手という場合でも、CD付きの絵本を利用すれば正しい発音を子どもに聞かせることができます。
自宅でできる2歳児の英語教育5|簡単な英語で話しかける
普段の生活の中で、子どもに英語で話しかけるのもいいでしょう。
たとえば、歯磨きをするときに”brush your teeth”と言ったり、寝る時に”go to bed”といった感じで話しかけます。
このトレーニングでは、長い英語を話したり、文法を気にしすぎる必要はありません。
重要なことは、親が英語を話すことで、子どもにとって英語を身近なものに感じさせることです。
絵本の読み聞かせと同様、発音にこだわりすぎる必要はありませんが、親の英語しか聞いていないと、子どもは親の発音の影響を強く受けることになります。
発音に自信がない人は、絵本の読み聞かせや英語で話しかけるのと並行して、ネイティブが話す英語の動画などを見せるといいでしょう。
2歳児の英語教育で英会話教室に通うメリット・デメリット
自宅で初めてみたものの、なかなかうまくいかないということも多いです。
そういうときは、英会話教室を検討するのもおすすめ。
以下、2歳児の英語教育で英会話教室に通うメリットとデメリットを紹介していきます。
2歳児の英語教育で英会話教室に通うメリット
2歳児の英語教育で英会話教室に通うメリットは、以下の通り。
【2歳児の英語教育で英会話教室に通うメリット】
- 教室で必要な教材などを用意してもらえる
- 同年代の子どもたちと一緒に学ぶことができる
- 講師に英語教育の相談をすることができる
それぞれの項目について、詳しく説明します。
教室で必要な教材などを用意してもらえる
本格的に子どもに英語を学ばせようとした場合、意外と必要なものはたくさんあります。
たとえば、DVDやCDなどの教材、ピクチャーカードや知育玩具などもあったほうがいいでしょう。
大手の英会話教室を利用すれば、大体最初に年齢や成長に合わせてDVDや玩具、絵本などを購入するので「英語教材を選ぶ手間や時間」が省けます。
同年代の子どもたちと一緒に学ぶことができる
親や大人と一緒にやることも大切ですが、この年齢の子どもは、自分と同じ年代の子どものやること・言うことに興味を持ちます。
英語教室で同年代の子が楽しそうに英語の玩具で遊んでいたり、英語の歌で踊っていれば「私もやってみたい」と自然に興味を持ってくれるのです。
また、同年代の子との関わりから、教室に行くのが楽しいと思うことができれば、なお良いですよね。
親としてもそういった子どもの様子を見ることができて安心するでしょう。
講師に英語教育の相談をすることができる
2歳児の英語教育となると、ネットやSNSが発達している現代であっても、情報を集めるのがけっこう大変です。
英会話教室に通えば、英語教育に関する悩みなどを直接プロに聞くことができるので、悩む時間が圧倒的に短縮できます。
子育て世代にとっては、これはかなり重要なことですよね。
2歳児の英語教育で英会話教室に通うデメリット
2歳児の英語教育で英会話教室に通うデメリットは、以下の通りです。
【2歳児の英語教育で英会話教室に通うデメリット】
- 子どもが教室や講師を拒絶する場合、利用することが難しい
- 子どもの風邪や病気、機嫌などで定期的に通うのが難しい場合がある
- 効果を感じられない場合「通った意味がないかも」と感じる可能性がある
それぞれの項目について、詳しく説明します。
子どもが教室や講師を拒絶する場合、利用することが難しい
2歳ごろの子どもは自我が発達してきて、自己主張が激しくなる傾向があります。
レッスンが楽しくなかったり、講師が気に入らなかったりすると、教室に通うことを拒否することもあるでしょう。
ちなみに、私の子どもが2歳の頃、無料体験に行ったのですが、外国人の講師をはじめて見たからか「コワイ」と大泣きして教室に入れませんでした。
無理やり教室に連れて行こうとしたら、癇癪を起こすこともありますし、英語が嫌いになってしまうかもしれません。
子どもの風邪や病気、機嫌などで定期的に通うのが難しい場合がある
幼児は体調を崩しやすいので、定期的に教室に行けないこともあるでしょう。
特に、保育園や幼稚園などに通っていると、保育園での流行る感染症や風邪によって、子どもは体調を崩しやすいです。
そのため「週2」どころか、月に数回行くのも難しい場合も有り得ます。
別日に振替レッスンをしてくれるところもあるかもしれませんが、その時間を親が捻出できるかどうかも問題です。
「契約したはいいけど、全てのレッスンには参加できないかもしれない」というのは念頭を置いておいた方が良さそう。
効果を感じられない場合「通った意味がないかも」と感じる可能性がある
子ども向け英会話は週1〜2回程度のところが多く、教室に任せっきりにしていたら、効果を感じられず、通わせた意味がなかったかもと感じてしまうこともあるかもしれません。
英語教育は教室だけで完結させようとせず、家庭でも毎日取り組む必要があります。
1日5分程度でもいいので子どもに絵本を読み聞かせたり、子どもと一緒に英語を使って遊ぶ時間を作ることを心がけましょう。
専門家から英語を習ってほしいけど、子どもが英会話教室に通いたがらないという場合は、子ども向けのオンライン英会話を利用するのも一つの手です。
ただ2歳に対応しているオンライン英会話は今のところないので、3歳になってから利用することになります。
自宅で取り組むのが難しいときは英会話教室を検討しよう
先ほども触れた通り、親自身が英語に馴染みがない場合は、自宅で取り入れるのがなかなか難しいこともあります。
そういったときには、子どもの英会話教室に通うことで、英語教育に使える玩具や絵本、手遊びや歌を教えてもらうことができるので、そういった意味では英会話教室を利用するのも一つの手です。
ただ、まずは「ゆるく」、自宅でやってみると良いでしょう。
2歳は一般的にイヤイヤ期のピークなので、苦労することも多いかもしれませんが、大人と違って英語をすんなり受け入れられる柔軟性がある年頃です。
できるだけ子どもが楽しく英語を学べるようにサポートしていきましょう。
自宅でマンツーマンレッスンが受けられる、格安な子供向けオンライン英会話まとめ
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